夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

その他

【閑話休題】家族を描いた邦画:「万引き家族」と「未来のミライ」

たまたま、家族を描いた邦画を二本、続けて見ました。是枝裕和監督のドラマ映画「万引き家族」(2018年)と細田守監督のアニメ映画「未来のミライ」(2018年)です。 家族を描いた邦画 目次 「万引き家族」(2018年) 「未来のミライ」(2018年) どちらの監…

【閑話休題】消えたデータの復旧費用

二、三日前、データを読み出そうとを覗いたところ、外付けHDDのデータが空っぽなことに気づきました。1TBほどのデータが入っていたので、一瞬、私の頭の中も空っぽになりました。以前、SDカードから誤って必要な写真を一枚削除してしまった時にウィンドウズ…

【閑話休題】中露機の韓国防空識別圏侵入が意味すること

先日、投稿した拙稿【閑話休題】韓国の本音、韓国政府の交渉術、恨、日本が考えたいこと - 夢は洋画をかけ廻るを、knori さんにご紹介いただきました。 knori.hatenadiary.jp どうも、ありがとうございますm(_ _)m。 さて、その私の拙稿で、 米中の防衛ライ…

【閑話休題】韓国の本音、韓国政府の交渉術、恨、日本が考えたいこと

いろいろな国や文化について知りたいというのが洋画を観る理由のひとつですが、韓国については韓流ドラマのファンというわけでもなく、韓国映画をたまに見る程度です。済州島とソウルを一度ずつ訪問したことがあるものの、韓国通にはほど遠く、 何故、韓国政…

【閑話休題】「湯を沸かすほどの熱い愛」を洋画の目(世界の目)で見てみる

先般、テレビ放映された際に録画しておいた、中野量太監督、宮沢りえ主演の「湯を沸かすほどの熱い愛」を観ました。とても良い作品ですが、洋画の目(世界の目)から見て気づいたことが何点かありましたので、まとめてみました。 「湯を沸かすほどの熱い愛」…

【閑話休題】最近、観た邦画と雑感

本ブログでは洋画のみを扱っていますが、筆者はほとんど邦画を観ることはありません。もともとは、といっても10年以上前ですが、洋画、邦画、半々くらいの比率で見ていました。しかし、邦画を観た後にがっかりすることが多く、自然に手が出なくなったという…

町山智浩著「『最前線の映画』を読む」:映画の周辺を彷徨う楽しみ

ぶらりと入った書店で購入しました。町山智浩氏による映画解説で、2014年から2017年に公開された話題作20篇について、一篇一章、全20篇20章で構成されています。一章あたり10ページ足らずで、移動の途中や寝る前など、ちょっとした空き時間に気軽に読むこと…

閑話休題:「値札がついていないものは108円」、ハードオフのジャンクから名作映画のDVDを掘り出してみた

HDDのジャンクを探しに近くのハードオフに行きましたが、目当てのものが見つからず、代わりに面白そうなジャンクDVDのコーナーがあったので覗いてみました。DVDソフトのコーナーとは別で、パソコンなどのジャンク品があるフロアの一角の目立たないところにあ…

町山智浩著「トラウマ恋愛映画入門」:1940年代から2000年代まで、痛い恋愛を描いた名作映画22作品をカバーした評論集

この本は、以前に町山氏の映画評を一冊読んでみようと思って手にしたものです。 私は恋愛映画も特に抵抗なく観ますし、また、 「アニー・ホール」(1977年) 「日の名残り」(1993年) 「エターナル・サンシャイン」(2004年) 「リトル・チルドレン」(2006…

町山智浩著「映画と本の意外な関係」:圧倒的知識を誇る熱い文系オヤジが、話題作の背景を広く浅くユーモラスに語った、気軽に読める一冊

アテもなくぶらりと入った書店で購入しました。町山智浩氏が季刊「kotoba」に連載中のコラム「映画のセリフ」の原稿を加筆訂正したもので、全22章で構成されています。題名は少々お堅い印象ですが、一章あたり10ページ足らずで、主に2010年以降の話題作に広…

閑話休題:映画は一粒で二度美味しい(または映画記事の裏事情)

ソトさんの記事「映画レビューの書き方。」 sotoblog.hatenablog.com に倣って、当ブログの舞台裏を少し書いてみます。 目次 映画は一粒で二度美味しい 広がる楽しみ(或いは記事の書き方) 限られた時間で映画を見る為の裏技 新作のレビューを早くお読みに…

閑話休題:エンド・クレジットが素晴らしい映画

ナオミントさんの「ファンタスティック映画主婦」の記事、 minmin70.hatenablog.com に倣って、ここ二、三年に観た映画の中から、エンド・クレジットが素晴らしいと思った作品をピックアップしてみました。 「22 ジャンプストリート」エンド・クレジットより…

「衛星映画劇場」と断捨離

主にテレビで放送された映画を録画したDVDが500本くらいあります。アナログ放送時代からのもので、デジタル化以降もブルーレイではなくて、DVDに録画しています。書籍で言えば文庫本の感覚です。録画したものはほとんど観ていますが、また観ることこともあろ…

河出書房新社「ウディ・アレン」:作家・俳優・映画監督として活躍、世界映画史を代表する知性の様々な側面を浮き彫りにする

「ウディ・アレン」(副題:振り返りながら前進する)は、芝山幹郎×渡部幻の対談や、おおもり・さわこ、井上一馬らの論考、川本三郎、片岡義男らのエッセイなど、再録を含む20人以上の対談、エッセイ、コラム、作品評、論考から、作家・俳優・映画監督として…

町山智浩著「教科書に載ってないUSA語録」:流行語の解説を面白おかしく読むうちに、アメリカの実像が見えてくる手軽なコラム集

「教科書に載ってないUSA語録」は、米国カリフォルニア州バークレー在住の、映画評論家、コラムニストで元編集者でもある町山智浩さんが、2009年6月から週刊文春に連載したコラム「言霊USA」を集めたものです。 町山智浩著「教科書に載ってないUSA語録」(Am…

お知らせ

いつも、ご購読、ありがとうございます。 都合により、しばらく(〜三週間ほど)更新をお休みします。 購読とTwitterの投稿は続ける予定です。

群像劇、グランドホテル方式、アンサンブル・プレイについて

先の投稿、「やみつきになる群像劇映画のランキング・ベスト10」に関して、群像劇の定義があいまいとのご指摘を頂きました。私自身は「グランドホテル方式」という歴史を踏まえながらも、「アンサンブル・プレイ」のより幅広い解釈で群像劇を捉えていますが…

Amazonプライム・ビデオはどのくらい使い出があるか?

年間3900円で、Amazonプライム・ビデオが見放題と言われても、どのくらい使い出があるのか、実感が湧かなかったので、調べてみました。まず、Amazonビデオから、プライム対象品を検索してみました。9月24日現在のプライム対象ビデオは 、 外国映画 (323) 日…

【閑話休題】字幕派ですか?吹き替え派ですか?

皆さんは、字幕派ですか?吹き替え派ですか? 私は、オリジナルの雰囲気を楽しみたいので、字幕派です。テレビ放送を録画しても、吹き替えだったりするとプライオリティが下がって、いつまでも観なかったりします。二カ国語放送にして、日本語字幕を字幕放送…

信ずること、諦めないこと〜字幕にかけた戸田奈津子さんの人生

洋画ファンならば、戸田奈津子さんの名前を知らない人はいないでしょう。字幕翻訳者は映画スターや監督と違って地味な存在です。顔も声も出ず、長いエンドロールの最後に名前が出るだけです。戸田奈津子さんは、多い時で年間50本もの字幕翻訳を手がけていま…