夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

レバノン映画

「キャラメル」:欧化されながらも、捨てきれない教えとの間で葛藤するアラブ女性をコミカルに描く

「キャラメル」(アラビア語原題: سكر بنات ラテン表記: Sukkar Banat 英題: Caramel)は、2007年公開のレバノンのロマンティック・コメディ/ドラマ映画です。ナディーン・ラバキー監督・主演・共同脚本で、レバノンの首都ベイルートにあるヘア・エステサロ…