夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

2018-02-24から1日間の記事一覧

町山智浩著「映画と本の意外な関係」:圧倒的知識を誇る熱い文系オヤジが、話題作の背景を広く浅くユーモラスに語った、気軽に読める一冊

アテもなくぶらりと入った書店で購入しました。町山智浩氏が季刊「kotoba」に連載中のコラム「映画のセリフ」の原稿を加筆訂正したもので、全22章で構成されています。題名は少々お堅い印象ですが、一章あたり10ページ足らずで、主に2010年以降の話題作に広…