閑話休題:「値札がついていないものは108円」、ハードオフのジャンクから名作映画のDVDを掘り出してみた
HDDのジャンクを探しに近くのハードオフに行きましたが、目当てのものが見つからず、代わりに面白そうなジャンクDVDのコーナーがあったので覗いてみました。DVDソフトのコーナーとは別で、パソコンなどのジャンク品があるフロアの一角の目立たないところにありました。全部で200〜300枚くらいですが、名の知られた作品も少なくありません。
「値札がついていないものは108円」
と注意書きが貼ってありましたが、ほとんど値札がついていませんでした。ジャンクなので保証がありませんが、割安感とスリルに誘われて二枚購入してみました。いずれも、機会があったら見たいと思っていた作品です。
購入したジャンクDVD
「ティム・バートンのコープスブライド」(2005年)
キャラクター・デザインが魅力な作品で、以前から観たいと思っていました。ケースもきれいで、アートワークも楽しめます。DVDにカビのようなものがついており、一瞬、ハズしたかと思いましたが、水洗いしたらきれいに落ちました。再生も全く問題ありません。
「パンズ・ラビリンス」(2006年)
アカデミー作品賞、監督賞などを受賞した「シェイプ・オブ・ウォーター」(2017年)のギレルモ・デル・トロ監督の作品です。以前、テレビ放送を録画したものの、見る機会を逸したままどこにあるかわからなくなってしまったので、この機会にと購入しました。ケースもDVDもきれいですが、店にあったのはタイ版で、音声はオリジナルのスペイン語とタイ語から選択、字幕はタイ語と英語からの選択になります。スペイン語もタイ語もできないので、オリジナルの音声に英語字幕で観ることになります。洋画を観る時はオリジナル音声+英語字幕で見るという志の高い知人もいますが、常に日本語字幕という安易な選択をしている私には初めての本格的な挑戦になります。輸入盤のDVDを欲しいと思うことがままあるので、どんなものか試すのに良い機会になりそうです。
アマゾンのマーケットプレイスでは一枚1円の中古DVDもありますが、送料が350円ほどかかります。ゲオの宅配レンタルでは旧作一枚50円のセールもありますが、何枚かまとめて借りても送料込みで一枚あたり100円ほどになります。消費税込みの一枚108円で返却期限を気にせずにのんびり楽しめるわけですから、今回購入した二枚は掘り出し物です。欲しい作品が見つかるとは限らず、また品質の保証もないなど、必ずしも効率的な入手法ではありませんが、たまにはこうした刺激的な買い物も楽しいものです。
追記:逃した魚はでかい?(買い逃してしまうリスクもある)
二枚とも状態が良く、再生にも問題がなかったことに気を良くし、何気にパスしてしまったスティーブン・ソダーバーグ監督の「セックスと嘘とビデオテープ」(1989年)も購入しようと再度、店に行ってみましたが、残念ながらもうありませんでした。大して回転率が良さそうな売り場にも見えませんでしたが、油断してしまいました。もたもたしていると買い逃してしまうリスクもあるわけです。
「セックスと嘘とビデオテープ」(1989年)