「衛星映画劇場」と断捨離
主にテレビで放送された映画を録画したDVDが500本くらいあります。アナログ放送時代からのもので、デジタル化以降もブルーレイではなくて、DVDに録画しています。書籍で言えば文庫本の感覚です。録画したものはほとんど観ていますが、また観ることこともあろうかと保管をしています。置く場所がない為、小さめのダンボール箱に詰めて積んでいます。観たい時にさっと手に取れるようにラックか本棚に出したいと思い、部屋を少しずつ整理しており、その一環でDVD100本弱を廃棄することにしました。
廃棄するDVD(約100枚)
最近はレンタルDVDで映画を観ることが多いのですが、以前はテレビ放送を録画して観ていました。評価サイトのレビューなどを参考にしながら、一週間分の映画番組をチェックし、テレビチューナー付のパソコンにまとめて録画予約、録画した映画をDVDに吐き出す形です。NHK、民放、すべての映画番組をチェックしていましたが、評価の高い映画はほとんどがNHKの「衛星映画劇場」で放送されるものでした。評価の高い映画は放送料が高そうなものが多く、NHKと民放の資金力の差かなと感じていました。
「衛星映画劇場」はNHK衛星第二(BS2)で深夜に放送されていた映画番組で、2011年BS放送のチャンネル再編でBS2が閉局、新たに開局したBSプレミアムで「BSシネマ」に改題、翌年に「プレミアムシネマ」に再改題されています。
- 主に過去の名作や最近のヒット作を放送する
- アカデミー賞やサンダンス映画祭などの受賞作品の特集を組む
- 中東やアジアなど、マイナー地域で製作された映画も放送する
- 本編にコマーシャルが入らない
- ほとんどの作品をノーカットで放送する
- ほとんどの作品を吹き替えではなく、字幕スーパーで放送する
と、映画ファンにとっては嬉しい限りの番組でした。NHKの受信料にはいろいろ思うことがあるのですが、この番組だけは受信料に見合うと高く評価していました。
しかし、数年ほど前にNHKの予算や衛星放送、深夜放送のあり方が国会で叩かれて以降、番組が放送する映画の質や量が変化してきました。恐らく、深夜放送にかける予算が削られたのではないかと思います。放送予定をチェックしても録画したいと思うものが一本もない週が多くなりました。それでも、放送予定のチェックを続けていましたが、テレビチューナー付のパソコンが不調もあって、テレビ放送を全く録画しなくなりました。政治を肌で実感することはそうそうありませんが、本件に関しては録画したい番組が週三本から一本もなくなり、鑑賞スタイルをテレビ放送からレンタルDVDに変えざるを得ないという形で、政治の圧力を肌で実感しました。
というわけで、次は不調のまま放ってあるテレビチューナー付きパソコンの断捨離です。録画しないのにお金をかけて修理するのは癪にさわります。しかし、内臓のHDDに残っている膨大なデータを吸い出すには新しいウィンドウズ・マシンが必要です。メインのマシーンがマックなので悩ましいところです・・・。
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パソコンと一体でテレビの録画再生をコントロールできるのが便利ですが、観たい番組がなくなると食指が全く動きません。
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データを吸い出すだけなら、これで十分?
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メインに使っているiMacも、メモリの増設、SSDへの換装などで延命を図っているものの、もはや、十年選手なので、買い替えを考えておかねばなりません・・・。