夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

「ローガン・ラッキー」:オールスター・キャスト、捻られたスリリングな展開、コミカルで風刺がきいたソダーバーグ監督の劇場映画復帰作

ローガン・ラッキー」(原題:Logan Lucky)は、2017年公開のアメリカのクライム・アクション&コメディ・ドラマ映画です。「サイド・エフェクト」(2013年)を最後に劇場映画から引退、テレビやネット配信の映画製作を手がけていたスティーブン・ソダーバーグ監督の劇場映画復帰作で、チャニング・テイタムアダム・ドライヴァーダニエル・クレイグヒラリー・スワンクら出演で、大胆な大金強奪計画に挑む男女の姿をスリリングに、コミカルに描いてます。

 

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目次

スタッフ・キャスト

監督:スティーブン・ソダーバーグ
脚本:レベッカ・ブラント
出演:チャニング・テイタム(ジミー、ローガン家の長兄、右膝が悪い)
   アダム・ドライバー(クライド、ローガン家の次兄、バーテン、片腕)
   ダニエル・クレイグ(ジョー・バング、凄腕の金庫破り、現在服役中)
   ライリー・キーオ(メリー、ローガン兄弟の末妹、美容師、車に詳しい)
   ケイティ・ホームズ(ボビー・ジョー・チャップマン、ジミーの元妻)
   ファラ・マッケンジー(セイディ・ローガン、ジミーの娘)
   キャサリン・ウォーターストン(シルヴィア・ハリソン、女医、ジミーの後輩)
   ドワイト・ヨアカム(バーンズ所長、ジョーが服役している刑務所の所長)
   セス・マクファーレン(マックス・チルブレイン、 NASCARチームのオーナー)
   セバスチャン・スタン(デイトン・ホワイト、NASCARドライバー)
   ブライアン・グリーソン(サム・バング、ジョーの弟、間抜け)
   ジャック・クエイド(フィッシュ・バング、ジョーの弟、間抜け)
   ヒラリー・スワンク(サラ・グレイソン、 FBI特別捜査官)
   デヴィッド・デンマン(ムーディ・チャップマン、ボビー・ジョーの現在の夫)
   ジム・オヘア(カル、ジミーの元上司)
   メイコン・ブレア(ブラッド・ヌーナン、FBI特別捜査官)
   チャールズ・ハルフォード(アール、ローガン兄弟の友人)
   ほか

あらすじ

  • ジミー・ローガン(チャニング・テイタム)は、フットボール選手として輝かしい将来が約束されていたかに見えましたが、脚の怪我が原因でその道を諦め、妻にも逃げられて、失意のうちに暮らしています。建設作業員として働く彼は、シャーロット・モーター・スピードウェイでの作業中に突然、解雇されてしまいます。娘のセイディ(ファラ・マッケンジー)と仮装行列を見に行く為に元妻のボビー・ジョー(ケイティ・ホームズ)の家を訪れた彼は、ボビー・ジョーから近々リンチバーグへと引っ越すと聞かされ、娘に会うことが困難になることに落胆します。
  • 先の見えない状況に苛つくジミーは、弟のクライド(アダム・ドライバー)が経営する酒場に向かいます。クライドはイラク戦争で左腕を失い、義手を装着して日常生活を送っています。酒場にいた NASCARチームのオーナー、マックス(セス・マクファーレン)が義手をはめたクライドを嘲笑した為、憤慨したジミーは彼に殴りかかります。その間に酒場の外に出たクライドは、マックスの乗ってきた車に火炎瓶を投げつけます。ジミーは酒場を出て行くマックスの姿を見ながら、兄弟が子供の頃に悪戯をする際に使用した合い言葉、「カリフラワー」を叫びます。ジミーは翌日、シャーロット・モーター・スピードウェイでまもなく開催される全米最大のモーターカーイベントNASCARのレース中に、エア式紙幣搬送システムを利用して大金を盗み出す計画を、クライドに打ち明けます。
  • ジミーの計画に同意したクライドはツキに見放されてきたローガン一家だけでは心もとないと仲間を集めようとしますが、優秀な人間をスカウトすることができず、結局、爆破のプロで現在服役中の変人ジョー・バング(ダニエル・クレイグ)と、その弟であるサム(ブライアン・グリーソン)とフィッシュ(ジャック・クエイド)、ジミーとクライドの妹であるメリー(ライリー・キーオ)のメンバーで計画に実行することにします。一行はジョーを刑務所から連れ出し、事が済み次第彼を刑務所に送り届けるという大胆な計画を立てており、ジョーの脱獄に誰も気付かないという前提でした。計画の脆さに誰も気が付かないまま、クライドは故意に微罪を犯して刑務所に潜入することに成功します。
  • その頃、サムとフィッシュはサーキットの金庫室に大量のゴキブリを放ち、清掃員がやって来た隙を突いて部屋の寸法を測ります。強盗のための装備を調えていたジミーは、高校の後輩だったシルヴィアと再会します。彼女は医者として生計を立てていました。シルヴィアに破傷風のワクチンを打ってもらったジミーは、シルヴィアにも奪った金を分け与えることにします。サーキットの補修工事が早く終わりそうなことを知ったジミーは、当初予定していた人気のないレースでの犯行計画を1週間早めて、メモリアル・デイの週末に開催されるコカ・コーラ600の開催日に犯行を実行することにします・・・。

レビュー・解説

スティーブン・ソダーバーグ監督の劇場映画復帰作は、オールスター・キャスティング、捻りのきいたスリリングな展開と、彼らしさが溢れ、コミカルな味を出しながらも社会風刺のきいた、「ダメ人間版オーシャンズ11」とも言える娯楽作品です。

 

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ダメ人間版オーシャンズ11

フットボールの花形選手だったが怪我で道を絶たれたバツイチのジミー、イラク戦争で左腕を失ったクライド、強盗の舞台となるのがNASCARレースと、非常にアメリカ的な背景のを持った本作は、オールスター・キャスティングに捻りの効いたスリリングな展開とソダーバーグ監督らしさが溢れ、クライム・アクション&ドラマを軸にしながらも、コミカルな味付けで、社会風刺の効かせた、ジャンルを超えた映画です。「オーシャンズ11」(2001年)を観た人には、ダメ人間版オーシャンズ11と言えばわかりやすいと思います。「オーシャンズ11」は、ソダーバーグ監督が最も興行的に成功した作品ですが、もちろん、本作はその焼き直しではなく、大きく異なる点があります。

オーシャンズ・シリーズとの、大きな違いはいくつかある。1つは主人公たちが最初から泥棒ではないことだ。だから盗みを働く前に仕事の仕方を学ぶ必要がある。そして、それが本作の面白さでもある。強盗に何が必要か分からず失敗を繰り返す。もう1つは主人公たちの生活環境だ。

彼らにはお金も技術もない。彼らは問題に直面するたびに、その場で臨機応変に解決策を練らねばならない。そこが面白い対比になっていると思ったんだ。ゴージャスでグラマラスな風格を持つオーシャンズ・シリーズとのね。オーシャンズには不可欠な部分だ。 私がこの物語を気に入ったのは、全員が完璧じゃないところだ。こんな質問を受けたことがあるんだ。「ウェストバージニアで暮らす主人公たちのような人は、自分たちの状況を政治的に主張するようになると思うか?」私はこう答えた。ウェストバージニアの人々には誰が大統領でも与党がどこでも関係ない。誰も彼らに手を差し伸べない。今までもそうだったし、これからも変わらない。彼らは社会から忘れ去られた、真のはみ出し者たちなんだ。だから彼らを描くのに必要なのは、目の前の状況と、それにどう対処するかだけだ。それが本作の脚本のもう1つの魅力だ。現実がフレームの外から染み出てくるが、物語の中心ではないんだ。(スティーブン・ソダーバーグ監督)
http://www.webdice.jp/dice/detail/5515/

自家薬籠中のオールスター・キャスティング

ソダーバーグ監督と言えば、

など、主役級の俳優を多数起用したオールスター・キャスティングを得意としますが、本作でも、

と、錚々たるキャスティングです。また、彼はジョージ・クルーニー(6回)、マット・デイモン(7回)など、同じ俳優を繰り返して起用する傾向があり、本作のチャニング・テイタムも4回目の起用になります。

 

ローガン兄弟を演じるチャニング・テイタムアダム・ドライバーは、期待を裏切らないパフォーマンスですが、入れ墨を入れた金髪角刈りの服役囚をコミカルに演じるダニエル・クレイグには、一瞬、誰かと思うほどの強烈なインパクトがあります。なんと言っても007シリーズのジャームス・ボンドのイメージが強い彼ですが、そのイメージを払拭しながら大スターの存在感をしっかりと漂わせており、実に幅広い技量を持った俳優であることを実感します。

ダニエルとは非公式に仕事で会ったことがあった。私が製作を務めた『ジャケット』という映画で、監督のジョン・メイブリーを介して会った。わずかな時間だったが、その時に彼がユーモアのセンスの持ち主で、楽しい人だと知った。だが、彼のそうした一面を引き出している人が少ないことに気づいた。ジョー・バングという人物は、ローマ花火のように観客の目をくぎ付けにする。言うこと成すこと全て笑えるキャラクターだ。ダニエルは人柄的にもキャリア的にもこの役にピッタリだと思ったんだ。ただ勝手気ままに面白い言動をするだけ、見た目は気にしなくていい。気に入るかと思って脚本を送った。

ダニエルが興味があると言うので、私はこう説明した。「カッコよさは求めてない。ジェームズ・ボンドとは真逆の役だ。君にとっては未知の役だが、いいか?」彼は「ありがたい」と答えた。しばらくして、彼からEメールが送られてきた。金髪角刈りの写真と一緒に「こんな感じでどう?」とね。入れ墨もあって、全てが完璧だった。彼は楽しんでやってたと思う。映画全体を背負わなくていいから気が楽なんだ。(スティーブン・ソダーバーグ監督)
http://www.webdice.jp/dice/detail/5515/

 

ボーイズ・ドント・クライ」(1999年)、「ミリオンダラー・ベイビー」(2004年)でアカデミー主演女優賞を二度受賞しているヒラリー・スワンクは、なんと映画開始から1時間半以上、経ってからの登場ですが、エンディングに向けて見事な存在感を見せ、わくわくさせます。これも、ソダーバーグ流オールスター・キャスティングの魅力でしょう。他にも、

と、話題性の高いキャスティングになっています。また、ほんの少ししか登場しませんが、FBI特別捜査官役のメイコン・ブレアも刺激的なキャスティングです。

 

因みに、ソーダーバーグ監督がこのようにオールスター・キャストを集められるのは何故でしょうか?類まれなる才能を持つ監督の作品に出演したいという俳優が多い、オールスター・キャストの演出に定評があるといった理由に加えて、俳優に不要な負担をかけない撮影スタイルが俳優に好評なようです。この辺り、やはり俳優に人気があるウディ・アレン監督の撮影スタイルに似たところがあります。

ある一定時間以上働くと、能率が落ちてくるように思うから、長時間の拘束はしない。不必要なフッテージも撮らない。 役者に関しては、現場に来た瞬間に撮影に入られるように、セットや照明の準備が終わった段階にしておく。そして撮影を始めたら、撮り終わるまで何かを直すなどでキャストがセットを離れることは一切ない。よくあるような、キャストがトレーラーに戻るようなことはね。継続して撮り続けられる、ちょっと舞台をやるような感じというのは、役者にとってはすごく楽しいことだと思うよ。(スティーブン・ソダーバーグ監督)
https://eiga.com/news/20171117/16/

配給会社の設立と劇場映画監督を休業した理由

この作品は、ソダーバーグ監督が新たに設立したフィンガープリント・リリーシングとブリーカー・ストリートの合弁によって、アメリカ国内で配給されました。ハリウッドでは6大スタジオや配給会社がマーケティングに大きな力を持っており、映画監督のクリエイティブ・コントロールの障害になることが少なくありません。ハリウッド映画を採算に乗せる為には制作費の4倍の興行収入が必要で、リスクは製作側が負うのが一般的と言われます。破竹の勢いで興行成績が伸びていた頃ならいざ知らず、ソダーバーグ監督も近年は興行成績にバラツキが多く、採算が厳しい作品が少なくなかったようです*3。そんな中で、ソダーバーグ監督は、劇場映画の監督から退くことを考えました(テレビやネット配信用の映画製作は続けていた)。

マーケティングはどうやって行われるのか、製作物はどのようなものが作られていくのか、そして資金がいつ、どのような形で使われるのかということを自分自身が確認できるかどうか。どういった風にさまざまな収益が集められて、関わった人々に配分されていくのか、自分できっちりと管理して透明性をもって見られること。実は、これらができなくなったのが、長編映画から身を引いた理由でもあったんだ。自分の作品が拡大公開されてしまうと、どうしてもコントロールできなくなってしまうからね。一旦映画から引退すると言ったのは、当時はそれしかないという苦渋の思いで行ったことなんだ。(スティーブン・ソダーバーグ監督)
https://eiga.com/news/20171124/3/

 

その後、ソダーバーグ監督は自ら配給会社のフィンガープリント・リリーシングを設立することにより、ファイナンスの問題とマーケティングの問題を同時に解決しました。80年代にオランダの銀行家フランズ・アフマンが開発、インディーズ・ブームの原動力となった「プリセールス・システム」に一部、似たところがありますが、ハリウッドの干渉を受けずに作品のクリエイティブ・コントロールを確保できるように、ソダーバーグ監督は事前に海外の配給権を売ることにより制作費を調達しました。このプリセールスで2,900万ドルを調達、さらにHBOやNetflixなどのチャンネル、VODやテレビ、飛行機での上映の権利といった「映画館での上映以外の全て」を売却することで、映画のP&A(プリント代と宣伝費)を確保するビジネスプランでした。

マーケティングとファイナンシャル、この二つが長編映画から身を引いた理由でもあった。大規模公開された時には、それをコントロールできなかったから。映画を愛しているから本当は辞めたくなかったが、あの時はそれしか選択肢がなかった。今回、映画界に戻って来るにあたって、自分に合った映画ビジネスのバージョンを作ることができた。他の誰かがすでに形作ったビジネスの中でやるのではなくてね。今は自分の条件で映画を作ることができ、自分の映画ビジネスの中で仕事ができるから快適なんだ。実際、公開後にいろんな映画監督から電話がかかってきて『どうやったのか、何をやったのか詳細を教えてくれ』と聞かれたから、このアプローチを前進させるのは僕だけではないと思う。
https://www.cinematoday.jp/news/N0096277 

 

これまでもさまざまな挑戦を積み重ねてきたソダーバーグ監督ですが、ビデオ・オン・デマンド市場が世界的に拡大する中、HBO、Netflix、アマゾンといったキープレイヤー、そして自ら設立した映画配給会社を通してどのような作品を作っていくのか、非常に興味深いところです。

 

チャニング・テイタム(ジミー・ローガン、ローガン家の長兄、右膝が悪い)

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チャニング・テイタム(1980年〜)は、アラバマ州出身のアメリカの俳優。学生時代はアメリカン・フットボール陸上競技、バスケットボールなど、様々なスポーツをし、高校を卒業後、ウェストバージニア州の大学に進学するが中退。建設関係やセールスマンの仕事をする傍ら、ストリップ・クラブでストリッパーとして働く。2000年、PVにダンサーとして出演、23歳でペプシコーラのCFの主役に抜擢され、マウンテンデューなど若者向けのCFに立て続けに出演する。2004年にテレビシリーズ「CSI:マイアミ」にゲスト出演、「ステップ・アップ」(2006年)で主役を演じる。スティーブン・ソダーバーグ監督の「マジック・マイク」(2112年)で主演のストリッパー・マイクを務め、人気を博する。

 

アダム・ドライバー(クライド・ローガン、ローガン家の次兄、バーテン、片腕)

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アダム・ドライバー(1983年〜)は、サンディエゴ出身のアメリカの俳優。TVドラマシリーズ「GIRLS/ガールズ」に主人公の恋人役で出演、2013年〜2015年にエミー賞にノミネートをされる。「リンカーン」(2012年)、「フランシス・ハ」(2012年)、「奇跡の2000マイル」(2013年)、「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」(2013年)、「ヤング・アダルト・ニューヨーク」(2014年)、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」(2015年)、「沈黙 -サイレンス-」(2016年)、「ミッドナイト・スペシャル」(2016年)と高評価の映画に出演し続けている。観察力、対応力に優れ、役になりきって演じるが、自分が出演した映画を観ることはないと言う、分析よりも直感を重視する俳優。本作では片腕のバーテンダーという役で、片手でシェイクする技を習得している。

 

ダニエル・クレイグ(ジョー・バング、凄腕の金庫破り、現在服役中)

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ダニエル・クレイグ(1968年〜)は、イングランド出身のイギリスの俳優。シェイクスピア劇で舞台デビュー、1992年に映画デビュー。「愛の悪魔/フランシス・ベイコンの歪んだ肖像」(1998年)で好評を博し、「トゥームレイダー」(2001年)や「ロード・トゥ・パーディション」(2002年)などのアメリカ映画にも出演するようになる。2005年、第6代目ジェームズ・ボンド役への抜擢が発表され、「007 カジノ・ロワイヤル」(2006年)ではシリーズ最高記録の興業収入を記録、さらに「007 スカイフォール」(2012年)で、その記録を塗り替えた。2012年のロンドンオリンピック開会式では、エリザベス2世をエスコートするボンド役を演じた。

 

ライリー・キーオ(メリー・ローガン、ローガン兄弟の末妹、美容師、車に詳しい)

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ライリー・キーオ(1989年〜)は、ロサンゼルス出身のアメリカの女優、モデル。エルヴィス・プレスリーの最初の孫。14歳の時、イタリアのミランで行われたドルチェ&ガッバーナのファッションショーでファッションモデルとしてデビュー、ヴォーグの表紙にも登場する。「ランナウェイズ」(2010年)で役者としてデビュー、ダコタ・ファニングと姉妹を演じた。「グッド・ドクター 禁断のカルテ」(2011年)でオーランド・ブルームの相手役を演じ、スティーブン・ソダーバーグ監督の「マジック・マイク」(2012年)、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」(2015年)などに出演している。

 

ケイティ・ホームズ(ボビー・ジョー・チャップマン、ジミーの元妻)

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ケイティ・ホームズ(1978年〜)は、オハイオ州出身のアメリカの女優。高校生の頃から演劇を始め、モデルとしても働く。アン・リー監督の「アイス・ストーム」(1997年)で映画デビュー。翌年にはテレビシリーズにも出演し、ティーンの人気を得る。「洗脳」(1999年)で好評を博し、その後も着実にキャリアを重ねる。2008年にはブロードウェイ・デビューを果たす。2005年からトム・クルーズと交際、結婚、一女をもうけるが、2012年に離婚。

  

ファラ・マッケンジー(中央、セイディ・ローガン、ジミーの娘)

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ファラ・マッケンジー(2005年〜)は、アメリカの女優。両親が俳優、祖父がTVディレクター。5歳から演技を始め、数多くの映画、テレビ、短編映画に出演している。

 

キャサリン・ウォーターストン(左、シルヴィア・ハリソン、女医、ジミーの後輩)

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キャサリン・ウォーターストン(1980年 )は、ロンドン出身のアメリカの女優。父は「華麗なるギャツビー」(1974年)でニック・キャラウェイを演じたサム・ウォーターストンで、異母兄、実姉も俳優。ニューヨーク大学で演技を学んだ後、2004年にテレビ映画デビュー、「フィクサー」(2007年)で劇場映画デビューする。「インヒアレント・ヴァイス」(2014年)で一躍注目を浴び、「スティーブ・ジョブズ」(2015年)、「ファンタスティック・ビースト」シリーズ(2016年〜)などの大作に出演するようになる。

 

ドワイト・ヨアカム(バーンズ所長、ジョーが服役している刑務所の所長)

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ドワイト・ヨーカム(1956年〜)は、ケンタッキー州出身のカントリー歌手、俳優。カントリー歌手としてグラミー賞を二度受賞、21回もノミネートされているつ実力派。歌手だけでなく俳優として映画出演もしており、暴力的な飲んだくれを演じたりしている。本作では、独裁的な刑務所長を演じているが、興味深いキャスティングである。

 

セス・マクファーレン(マックス・チルブレイン、 NASCARチームのオーナー)

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セス・マクファーレン(1973年〜)は、コネチカット州出身のアメリカの俳優、声優、アニメーター、脚本家、コメディアン、プロデューサー、映画監督、歌手。テレビアニメの作者として知られ、またそれらの番組で多数のキャラクターを演じている。第85回アカデミー賞授賞式では司会を務め、高視聴率を稼いだが、人種や性をネタにしたジョークが一般向けにはややきつく、様々な方面から批判された。本作には、鼻髭に挑発と、一瞬、彼とはわからぬ出で立ちで出演している。

 

ブライアン・グリーソン(中央、サム・バング、ジョーの弟、間抜け)

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ブライアン・グリーソンは、ダブリン出身のアイルランドの俳優。父が俳優のブレンダン・グリーソン、兄が俳優のドーナル・グリーソン。「スノーホワイト」(2012年)、「アサシン クリード」(2016年)、「ファントム・スレッド (2017年)、「マザー!」(2017年)などに出演している。

 

ヒラリー・スワンク(サラ・グレイソン、 FBI特別捜査官)

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ヒラリー・アン・スワンク(1974年〜)は、ネブラスカ州出身のアメリカの女優。幼い頃は一時期トレーラーハウスの中で暮らしていた。スポーツ万能で競泳のジュニアオリンピック地元選考会に出場したことがある。「バッフィ/ザ・バンパイア・キラー」(1992年)の端役で映画デビュー、「ベスト・キッド4」(1995年)の主演に選ばれるが映画は不入り、1997年にはテレビドラマ「ビバリーヒルズ青春白書」に出演するが後に降板させられる。低予算映画「ボーイズ・ドント・クライ」(1999年)の主役に抜擢され、アカデミー主演女優賞を受賞する。「ミリオンダラー・ベイビー」(2004年)で二度目のアカデミー主演女優賞を受賞している。本作では映画開始から1時間半以上、経ってからの登場だが、エンディングに向けて見事な存在感を示すのは、さすがオスカー女優である。

 

メイコン・ブレア(ブラッド・ヌーナン、FBI特別捜査官)

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メイコン・ブレア(1974年〜)は、ヴァージニア州出身のアメリカの俳優、脚本家、映画監督、プロデューサー。 「この世に私の居場所なんてない」(2017年)で監督デビューし、脚本、出演、プロデュースの4役をこなしている。本作でも、短い出演ながら、独特の存在感を醸し出している。

撮影地(グーグルマップ)

 

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関連作品

スティーブン・ソダーバーグ監督作品 

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スティーブン・ソダーバーグ監督xチャニング・テイタムコラボ作品Amazon

  「エージェント・マロリー」(2011年) 

  「マジック・マイク」(2012年)

  「サイド・エフェクト」(2013年)

  

チャニング・テイタム出演作品のDVD(Amazon) 

  「21 ジャンプストリート」(2012年)

 

「ディス・イズ・ジ・エンド 俺たちハリウッドスターの最凶最期の日」(2013年)

  「22ジャンプストリート」(2014年)

  「フォックスキャッチャー」(2014年)

     「ヘイル、シーザー!」(2016年)

 

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  「リンカーン」(2012年)

  「フランシス・ハ」(2012年)

  「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」(2013年)

  「奇跡の2000マイル」(2013年)

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    「ミッドナイト・スペシャル」(2016年)

「パターソン Paterson」(2016年)

     「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」(2017年)

  「ブラック・クランズマン」(2018年)

 

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  「エリザベス」(1998年)

  「ロード・トゥ・パーディション」(2002年)

  「レイヤー・ケーキ」(2004年)

  「フェイトレス〜運命ではなく〜 」(2005年)

  「007 カジノ・ロワイヤル」(2006年)

  「ドラゴン・タトゥーの女」(2011年)

  「007 スカイフォール」(2012年)

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主なソーダバーグ監督作品の興行成績

主な作品 公開 配給会社 興行成績 備考
予算 収入
セックスと嘘とビデオテープ 1989 ミラマックス $120万 $2500万 アカデミー脚本賞候補
アウト・オブ・サイト 1998 ユニバーサル $4800万 $7800万  
イギリスから来た男 1999 アライアンス・
エンターテインメント
$1000万 $320万  
エリン・ブロコビッチ 2000 ユニバーサル  $5200万 $2.6億 アカデミー監督賞候補
トラフィック 2000 USAフィルムズ $4800万 $2.1億 アカデミー監督賞受賞
オーシャンズ11 2001 ワーナー・ブラザース $8500万 $4.5億  
ソラリス 2002 20世紀フォックス $4700万 $3000万  
オーシャンズ12 2004 ワーナー・ブラザース  $1.1億 $3.6億  
さらば、ベルリン 2006 ワーナー・ブラザース  $3200万 $600万  
オーシャンズ13 2007 ワーナー・ブラザース  $1億 $3.1億  
チェ 2008 フォーカス・フィーチャーズ $5800万 $4100万  
インフォーマント! 2009 ワーナー・ブラザース $2200万 $4200万  
コンテイジョン 2011 ワーナー・ブラザース $6000万 $1.4億  
エージェント・マロリー 2012 レラティビティ・メディア $2200万 $3300万  
マジック・マイク 2012 ワーナー・ブラザース  $700万 $1.7億  
恋するリベラーチェ  2013 HBO $2300万 $4700万  
サイド・エフェクト 2013 オープン・ロード・フィルムズ $3000万 $6000万 劇場映画監督引退
ローガン・ラッキー
2017 フィンガープリント・リリーシング他 $2900万 $4700万 劇場映画監督復帰
アンセイン 〜狂気の真実〜
2018 フィンガープリント・リリーシング他 $150万 $600万