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夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

「ブルックリン」:1950年代、移住先のアメリカと故郷アイルランド、そして二人の男性の間で心揺れる無垢な女性の成長を爽やかに描く

「ブルックリン」(英題: Brooklyn)は、2015年公開のアイルランド・イギリス・カナダ合作のドラマ映画です。コスタ賞を受賞したコルム・トビーンの同名小説を原作に、ジョン・クローリー監督、ニック・ホーンビィ脚本、シアーシャ・ローナンら出演で、1950…

「ルーム」:凄惨な監禁事件に触発されるも独創的。トラウマとファンタジー、緊張感と暖かさが入り交じる中、母子の関係を鋭く洞察する

「ルーム」(原題:Room)は、2015年公開のカナダ・アイルランド合作のドラマ映画です。フリッツル事件に触発されたエマ・ドナヒューの小説「部屋」を原作に、レニー・エイブラハムソン監督、ブリー・ラーソンら出演で、拉致され、監禁されたまま一児の母親…

「Mommy/マミー」:機能不全の家族愛を描き、人物描写、映像表現、音楽の選択にグザヴィエ・ドラン監督の瑞々しい感性が光る

「Mommy/マミー」は、2014年公開のカナダのヒューマン・ドラマ映画です。グザヴィエ・ドラン監督、アンヌ・ドルヴァル、アントワーヌ・オリヴィエ・パイロン、スザンヌ・クレマンら出演で、「発達障害児の親が経済的困窮や身体的、精神的な危機に陥った場合…

「ぼくたちのムッシュ・ラザール」:担任の自殺に傷ついた子供達と、深い悲しみを背負った移民の中年教師の交流を描くヒューマンドラマ

「ぼくたちのムッシュ・ラザール」(原題:Monsieur Lazhar)は、2011年公開のカナダのヒューマン・ドラマ映画です。エヴリン・ドゥ・ラ・シェネリエールの戯曲を原作に、フィリップ・ファラルドー監督・脚本、フェラグらの出演で、モントリオールのとある小…

「タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら」:巧みな脚本・演出と配役で、思いやりと愛情まで描く希有なスプラッター・コメディ

「タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら」(原題:Tucker and Dale vs Evil)は2010年後悔のカナダ、アメリカ合作のスプラッター・コメディ映画です。イーライ・クレイグ監督、イーライ・クレイグ/モーガン・ユルゲンソン脚本、タイラー・ラビン、ア…

「イースタン・プロミス」:ロシアン・マフィアのディテールにこだわり、犯罪をバイオレントに描く

「イースタン・プロミス」(原題:Eastern Promises)は、2007年はイギリス、カナダ、アメリカ合作のクライム・サスペンス&ドラマ映画です。デイヴィッド・クローネンバーグ監督、ヴィゴ・モーテンセン、ナオミ・ワッツら出演で、ロンドンを舞台にロシアン…

「みなさん、さようなら」:家族と友人達と過ごす偏屈親父の最期のひと時

「みなさん、さようなら」(原題: Les Invasions barbares、英題: The Barbarian Invasions)は、2003年公開のカナダ・フランス合作のヒューマン・ドラマ/コメディ映画です。偏屈親父が家族や友人の愛に囲まれながら「最期のひと時」を過ごす姿を、シニカル…

「フライト236」:乗客を救った機長の暴かれた前科と再生の実話

「フライト236」(原題:Piché, entre ciel et terre)は、2010年公開のカナダの映画です。エア・トランサット236便の不時着事故を題材としており、航空パニック映画と分類されることがありますが、内容はパニック映画というよりも実話に基づくヒューマン・…