夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

2015-07-14から1日間の記事一覧

「みなさん、さようなら」:家族と友人達と過ごす偏屈親父の最期のひと時

「みなさん、さようなら」(原題: Les Invasions barbares、英題: The Barbarian Invasions)は、2003年公開のカナダ・フランス合作のヒューマン・ドラマ/コメディ映画です。偏屈親父が家族や友人の愛に囲まれながら「最期のひと時」を過ごす姿を、シニカル…