夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

「ハンナとその姉妹」:ミューズをテコに女性心理を描き、アニーホール、マンハッタンと並ぶ、知的で優しく可笑しなウディ・アレンの傑作

ハンナとその姉妹」(原題:Hannah and Her Sisters)は、1986年公開のアメリカのコメディ映画です。ウディ・アレン監督・脚本、ミア・ファローダイアン・ウィーストバーバラ・ハーシーマイケル・ケインウッディ・アレンら出演で、三姉妹と彼女たちに関わる男たちが繰り広げる人間模様を描いています。第59回アカデミー賞助演男優賞マイケル・ケイン)、助演女優賞ダイアン・ウィースト)、脚本賞ウディ・アレン)を受賞した作品です。

 

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目次

スタッフ・キャスト

監督:ウディ・アレン
脚本:ウディ・アレン
出演:ミア・ファロー(ハンナ、三姉妹の長女、舞台女優)
   ダイアン・ウィースト(ホリー、次女、舞台女優)
   バーバラ・ハーシー(リー、三女)
   マイケル・ケイン(エリオット、ハンナの夫、投資顧問)
   ウディ・アレン(ミッキー、ハンナの元夫、番組制作、病気恐怖症)
   マックス・フォン・シドーフレデリック、リーの同棲相手、画家)
   キャリー・フィッシャー(エイプリル、ホリーの友人、舞台女優)
   モーリン・オサリヴァン(ノーマ、三姉妹の母、元舞台女優)
   ロイド・ノーラン(エヴァン、三姉妹の父、元舞台俳優)
   ダニエル・スターン(ダスティ、ロック歌手)
   ジュリー・カブナー(ゲイル、ミッキーの同僚の女性、番組制作)
   J・T・ウォルシュ(エド・スミス、倫理委員)
   ジョン・タトゥーロ(テレビ番組の脚本家)
   アイラ・ホイーラー(エイベル医師)
   リチャード・ジェンキンス(ウィルクス医師)
   フレッド・メラメッド(グレイ医師)
   ベノ・シュミット(スミス医師、回想シーン、カメオ出演
   サム・ウォーターストン(デヴィッド・トーチン、建築家)
   ほか

あらすじ

  • 舞台女優のハンナ(ミア・ファロー)の家では、毎年恒例の感謝祭のパーティが行なわれています。ハンナは三姉妹の長女で、父(ロイド・ノーラン)と母(モーリン・オサリヴァン)は元俳優という俳優一家です。ハンナには、ホリー(ダイアン・ウィースト)とリー(バーバラ・ハーシー)の二人の妹がいます。ホリーも女優ですがオーディションで落ちてばかりで仕事がなく、度々、ハンナに借金を頼みに来ます。
  • ホリーは、友人のエイプリル(キャリー・フィッシャー)を誘って、ケータリングの会社を始めます。ある日、二人はパーティーに来たデビッド(サム・ウォーターストン)という建築家と知り合います。彼に惹かれたホリーは、彼とオペラを鑑賞し、付き合い始めます。
  • ハンナにはエリオット(マイケル・ケイン)という再婚の夫がいますが、彼はハンナの妹、リーに密かな想いを寄せています。パーティで久しぶりにリーと再会したエリオットは、彼女の若々しい魅力に高ぶる気持を押さえることができません。リーにはフレデリックマックス・フォン・シドー)という画家の同棲相手がいますが、エリオットは強引に想いを伝えられたリーは動揺してしまいます。厳格で排他的なフレデリックとの生活を息苦しく思っていたリーは、ハンナに申し訳ないと思いながらも、エリオットとホテルで密会を重ねるようになります。
  • ハンナの元夫であるミッキー(ウディ・アレン)は、テレビ番組のプロデューサーです。子供が出来ないことから夫婦関係がおかしくなり、ハンナと別れてしまいましたが、今は友人として付き合っています。ある日、右耳に違和感を覚えたミッキーは病院で診察してもらいますが、医者から別の大きな病院で精密検査が必要だと言われます。病気恐怖症の彼は、脳腫瘍かもしれないと妄想を膨らませますが、検査の結果、異常なしと言われ大喜びします。ところが、一旦は明るくなったものの、「遅かれ早かれ、自分は死ぬ」と、彼は再び悲観的な想いにとらわれます。
  • 次女のホリーは、エイプリルに恋人のデビッドを奪われた上に、ミュージカルのオーディションにも落ちてしまい、ケータリングも女優も辞めて脚本を書き始めることにします。書き上げられた第一稿は母親に誉められますが、ハンナは自分と夫がモデルにされているとカンカンになって怒ります。
  • 三女のリーはエリオットとの浮気をフレデリックに知られ、彼との同棲を解消します。その後、通い始めた大学で文学の教授と知り合い、エリオットとも不倫関係を解消、そしてその後、新しい彼氏と結婚します。
  • 人生に悩むミッキーは、ユダヤ教からカトリックに改宗を試みます。ハンナと離婚した後に一度だけホリーとデートしたことがあるミッキーは、街でホリーを見かけ、声をかけます。ホリーは、書き上げたばかりの第二作の脚本をミッキーに読み聞かせ、ミッキーは「すごくいい脚本だ」と誉めます。思いのほか、気の合う二人は親密になり、結婚します。
  • エリオットはリーとの浮気を反省し、ハンナとの関係も元通りに戻っていきます。再び感謝祭の季節がやってきて、ホリーはミッキーと、リーは結婚したばかりの夫と共にディナーに出席します。この1年、三姉妹に様々な曲折がありましたが、今はそれぞれ、幸せに満ちて暮しています。そしてホリーは、ミッキーに妊娠を告白します・・・。

レビュー・解説

ダイアン・キートンをモデルにした「アニーホール」(1977年)、ステイシー・ネルキンをモデルにした「マンハッタン」(1979年)と並んで、ニューヨークを舞台に時のミューズをモデルに脚本に女性心理を取り込み、監督賞、脚本賞、俳優賞など数多くのアカデミー賞を受賞する成功を収め、脚本家、映画監督としての名声を盤石なものにした、ウディ・アレンの中期の、知的で、優しく、可笑しい傑作コメディです。

三姉妹の複雑な関係を描く

常に男性の視点で脚本を書いていたウディ・アレンは、ダイアン・キートンに出会い、彼女の目を通してさまざまなことを発見するうちに女性の為に脚本を書くほうが面白くなり、女性ならではの視点を取り込んだ「アニー・ホール」で高い評価を得ます。翌1978年には「インテリア」で初老の両親の別居、母親の自殺未遂、離婚、父親の再婚を通して、社会的に自立した三姉妹の心の動揺と家族の絆を描き、シリアスなドラマに初めて挑戦します。敬愛するイングマール・ベルイマン監督へのオマージュとも言えるこの作品は、アカデミー監督賞、脚本賞、俳優賞にノミネートされるなど高い評価を得ましたが、興行的には失敗してしまいます。この失敗でシリアス・タッチには不向きと自覚し、以降、シリアス・ドラマから遠ざかったアレン監督ですが、三姉妹という題材はずっと心に残っていました。彼は姉妹を題材にした映画に興味を覚え、兄弟を題材にするよりも複雑な関係を描くことができると考えていました。「Hannah and Her Sisters」というタイトルが思い浮かび、ハンナに二人の妹を登場させることで物語を形作っていったいう本作は、そんな彼の思いを強く反映しています。

 

三姉妹の複雑な関係を描いたコメディ

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ミア・ファローがモデル、実母や子供たちも出演

ハンナのモデルはミア・ファローで、アレン監督の彼女に対する完璧主義的な認識に基づいています。また、ミアには実際に三人の妹がいますが、アレン監督自身も妹、従姉妹、七人姉妹の母と、女性ばかりの大家族に囲まれて育っており、本作に登場する女性たちの立体的な描写に反映されています。

ミアはとてもしっかりしている。彼女には8人の子供がいながら、仕事もきちんと出来、彼女の妹たちや母親ともいい関係だった。そんな彼女の資質がとても印象的だったので、もし、彼女に二人の不安定な妹がいたら面白いと思ったんだ。(ウディ・アレン監督)

https://www.nytimes.com/1986/01/19/magazine/auteur-auteur.html?pagewanted=all

オスカーを受賞したのは個性的なパフォーマンスが際立ったダイアン・ウィーストマイケル・ケインでしたが、ミア・ファローは妹思いの美しく優しい長女のハンナをまるで自分自身であるかのように自然に演じており、役柄を通してミアの人柄が偲ばれるようです。撮影はミアが実際に住んでいた部屋で行われており、また、ミアの実母であるモーリン・オサリヴァンがハンナの母役で、ミアの子供たちであるデイジー・プレヴィン、モーゼス・ファロー、スン・イー・プレヴィン、フレッチャー・ファロー・プレヴィンらが、ハンナの子供や親戚の子供の役で出演するという、非常に家族的な作品でもあります。

ウディ・アレンが描く世界観

三姉妹と母と次女の友人の5人の女性が登場するこの作品が描くのは、アレン監督が好む、人生、死、愛、欲望、嫉妬、罪といった感情です。ニューヨークを舞台に愛の歓びと絶望繰り広げられていますが、三姉妹は愛を諦めていません。彼らはお互いにとても優しいのですが、実は皆、病んでおり、陰でとんでもないことをしています。さして痛みがなく命を落とすことがなければ、解決できようが出来まいが、人間は様々な問題を起こします。何故、人間は様々なことをし、同じことことを繰り返し、同じ過ちを繰り返すのか、5万年の歴史の縮図を見るかのようです。それは馬鹿げたことで、悲しくもあり、また愛おしくもあります。いつかは死んでしまうというのに、我々は決まってそんな関係に嵌まっているわけです。

ミア・ファローの懸念

そんなシニカルな人生観がアレン作品の魅力ですが、一方でミアやその母には脚本に対して抵抗感がありました。

私は初めて彼の脚本を批判しました。私にとって、登場人物たちは自分に甘く、不道徳で、先読み出来るものでした。言葉ばかり多く、中味がありませんでした。ウディは反対せずに、代案(殺人ミステリーか何か)に替えようとしましたが、既にプリプロダクションが始まっており、そのまま進まなければなりませんでした。脚本に対する母の愕然と凍りついた反応を見て、ウディが私達の個人的な環境や生活を利用し、漫画のような登場人物に歪曲していることに気づきました。同時に、ウディは私のパートナーで、私は彼を愛していました。彼は私が生涯、信ずる人で、作家で、そしてこれは作家の仕事でした。「水車場へ来るものはみな穀物」(転んでもただで起きないの意)と、親戚はいつも文句を言っていました。彼は、私達の普通の生活を芸術にまで持ち上げていたのです。私たちは讃えられ、侮辱されていたのです。私の奥深いところでちょっとした吐き気が沸き起こりました。私は誰にも言いませんでしたが、「ハンナとその姉妹」で彼は私の妹に対する感情を公然とあからさまに描いていたのです。「これはフィクションに過ぎない」、最悪でも「一時の思いに触発された幻想に過ぎない」と、私は自分に言い聞かせました。(ミア・ファロー

Mia Farrow "What Falls Away"

彼女の思いを聞くと、次女が自分をモデルにして脚本を書いたとハンナがカンカンに怒るシーンが作中にあるのが、非常に興味深くなります。アレンの脚本は別物の殺人ミステリーには代わりませんでしたが、こうしたミアの懸念が考慮されたのか、ボートの中で演じられるエリオットとリーのホットなラブシーンは完全に割愛されました。

映画は喜劇、現実は悲劇

本作はハッピーエンドとなり、ハンナのモデルとなったミア・ファローも、実生活で12年にわたってウディ・アレンとパートナー関係にありましたが、その後、悲惨な人生の試練に直面することになります。本作の公開から六年後、本作にも出演しているミアの養女スン=イーとウディ・アレンの関係が発覚します。ミアが本作で懸念していた妹とウディ・アレンの関係が、娘に形を変えて現実のものとなり、スン=イーはアレンと結婚、ミアとの関係は疎遠になります。また、訴訟は取り下げられましたが、ミアの養女ディラン・ファローに対するアレンの性的虐待疑惑が持ち上がり、未だに尾を引いています。アレンの実子とされるローナン・ファローはミアに加勢し、ミアもローナンは(ウディではなく)関係を続けていた前夫フランク・シナトラの子供かもしれないと発言するなど、ミアとウディの争いは未だに泥仕合の様相を呈しています。

 

ウディ・アレンは、スタジオの要請による本作のハリウッド式ハッピーエンドをあまり気に入っていませんでしたが、80歳を過ぎてもなお収束しない実世界でのミア・ファローとの相克は、コメディに書き換えることができない、彼の人生の現実となりました。また、オスカー女優を数多く生み出すことで有名なアレンの作品に十本以上、出演したにも関わらず、それなりの実力を有しながらも一度もオスカーにノミネートされていないミア・ファローが不憫ですが、恐らく彼女にとっては賞獲りよりもアフリカなどの恵まれない子供たちを守る方がはるかに重要なライフ・ワークでしょう。慈愛に溢れる彼女だけに、自ら養子にとった子供たちが自分のパートナーに虐待されたことが真実だとすれば、それは彼女にとって耐え難い悲劇であり、痛烈な人生の皮肉に他なりません。

 

ミア・ファロー(ハンナ、三姉妹の長女、舞台女優)

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ミア・ファロー(1945年〜)は、ロス・アンジェルス出身のアメリカの女優。父はオーストラリア出身の映画監督ジョン・ファロー、 母は女優のモーリン・オサリヴァン。1960年代に本格的に女優として活動を始め、1963年に舞台デビュー、何本かの映画にや、テレビ番組に出演した後、「ローズマリーの赤ちゃん」(1968年)で映画初主演を務め、数々の賞を受賞するとともにトップ女優としての地位を確固たるものにする。1980年代から1990年代前半かけて、ウディ・アレン監督作品のほぼ全てに出演している。私生活では、1966年、彼女が21歳の時に歌手のフランク・シナトラ(当時50歳)と結婚、1968年に離婚。1970年にピアニストのアンドレ・プレヴィンと再婚、双子を含む3人の子供を儲け、韓国から養子を3人迎える。1979年に離婚した。1980年代から90年代前半にかけて、映画監督のウディ・アレンと共に過ごすようになるが、結婚せず、一緒に住むこともなかった。2人の間には息子が1人おり、女の子と男の子を1人ずつ養子に迎えている。ファローの養女、スン=イーとウディの交際が発覚し、二人の関係は終わる。ウディはスン=イーを含めファローの娘たちに対する幼児虐待で訴えられたが、後にこの訴えは取り下げられている。

 

ダイアン・ウィースト(ホリー、次女、舞台女優)

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ダイアン・ウィースト(1948年〜 )はミズーリ州出身のアメリカの女優。大学卒業後に劇団に参加、ブロードウェイやオフ・ブロードウェイで活動する。1980年に映画デビュー、「バックマン家の人々」(1989年)、「シザーハンズ」(1990年)、「ブロードウェイと銃弾」(1994年)、「ラビット・ホール」(2010年)などに出演している。本作と、「ブロードウェイと銃弾」で、アカデミー助演女優賞を受賞している。

 

バーバラ・ハーシー(リー、三女)

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バーバラ・ハーシー(1948年〜)はハリウッド出身のアメリカの女優。高校生のときにスカウトされて1965年にテレビシリーズに出演、1968年に映画デビュー、「ライトスタッフ」(1983年)、「勝利への旅立ち」(1986年)、「最後の誘惑」(1988年)、「ランタナ」(2001年)、「ブラック・スワン」(2010年)などに出演している。「或る人々」(987年)と「ワールド・アパート」(1988年)でカンヌ国際映画祭女優賞を連続受賞している他、テレビ出演でゴールデングローブ賞エミー賞の受賞歴もある。

 

マイケル・ケイン(エリオット、ハンナの夫、投資顧問)

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マイケル・ケイン(1933年〜)は、ロンドン出身のイギリスの俳優。第二次世界大戦後、ベルリンや韓国で兵役を務め、その後、演技を志し、舞台俳優となる。1956年に脇役で映画デビュー、「アルフィー」(1966年)、「探偵スルース」(1972年)、「リタと大学教授」(1983年)、「愛の落日」(2002年)でアカデミー主演男優賞にノミネートされる。本作と「サイダーハウス・ルール」(1999年)で、アカデミー助演男優賞を受賞している。1993年には英国女王エリザベス2世からCBEを、2000年にはナイトを叙勲され、Sirの称号を持つ。近年ではクリストファー・ノーラン監督作に頻繁に出演しており、「バットマン ビギンズ」(2005年)以降、ダークナイト三部作を含む5作品に出演している。

 

ウディ・アレン(ミッキー、ハンナの元夫、番組制作、病気恐怖症)

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ウディ・アレン(1935年〜)は、アメリカの映画監督、脚本家、俳優、小説家、クラリネット奏者。高校時代に新聞等にギャグの投稿を始めてから60年以上に渡り創作活動を続け、さらに1960年代半ばに映画の脚本を書き、監督を始めてから40年以上、一年に約一本という驚異的なペースで映画製作を続けながら、しかも第一人者であり続ける類まれなる映画製作者。アカデミー賞に史上最多の24回ノミネートされており、監督賞を一度、脚本賞を三度受賞している。マーティン・スコセッシ監督と並んで、アカデミー俳優賞を数多くもたらす監督して知られている。

 

マックス・フォン・シドーフレデリック、リーの同棲相手、画家)

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マックス・フォン・シドー(1929年〜)は、ルンド出身のスウェーデンの俳優。10代の時に友人とアマチュア劇団を立ち上げ、後にストックホルムの演劇学校で学び、1949年に映画デビュー。1955年にイングマール・ベルイマンに出会い、以降、彼の作品の常連となる。スウェーデンを代表する俳優となり、ハリウッドにも進出する。「第七の封印」(1956年)、「エクソシスト」(1973年)、「コンドル」(1975年)、「マイノリティ・リポート」(2002年)、「 潜水服は蝶の夢を見る」(2007年)、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」(2015年)などに出演、「ペレ」(1987年)で、アカデミー主演男優賞にノミネートされている。

 

キャリー・フィッシャー(エイプリル、ホリーの友人、舞台女優)

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キャリー・フィッシャー(1956年〜 2016年)は、ビバリーヒルズ出身のアメリカの女優、映画脚本家。父は歌手のエディ・フィッシャー、母は女優のデビー・レイノルズ。レイヤ姫を演じた「スター・ウォーズ」旧3部作(エピソード4-6、1977年〜1983年)で最もよく知れられる。1983年にポール・サイモンと結婚するが、1年で離婚。「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」(2015年)で約30年ぶりにレイアを演じたが、2016年、心臓発作により60歳で急逝。コンピューター・グラフィックスとアーカイブ映像を駆使して「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」(2016年)に「エピソード4」当時の姿で登場している。

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1. ロマンチックじゃない? (MONO)
2. バック・トゥ・ジ・アップル
3. イット・クッド・ハプン・トゥ・ユー
4. アイム・イン・ラヴ・アゲイン (MONO)
5. 美しすぎるあなた (MONO)
6. 君がいたなら
7. 昔聞いた歌 (MONO)
8. 魅惑のとりこに (MONO)
9. チェンバロ協奏曲 第5番 ヘ短調 第2楽章より (MONO)
10. 恋のとりこに (MONO)

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