「あなたに降る夢」は、1994年に公開されたアメリカのロマンティック・コメディです。主演は、ニコラス・ケイジとブリジットフォンダ。ニコラス・ケイジ扮する警官が食事に立ち寄ったレストランで、ブリジット・フォンダ扮するウェイトレスに出会います。仕事に戻る彼には彼女に払うチップがありません。財布の中には妻に言われて渋々買った宝くじがあるのみ。そこで彼は「宝くじが当たったら賞金の半分を渡す」という約束を彼女と交わします。ところが・・・。
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世の中にはエゴイズムと拝金主義が広まりつつあるような気がしますが、1994年公開の「あなたに降る夢」を見ているとなんだかほっとします。最近、このような映画が少ないと思うのは気のせいでしょうか? 「あなたに降る夢」の公開から二十年余り、アメリカでは9.11、対イラク戦争、リーマンショック等があり、世相も少し変わっているのかもしれません。
9.11と言えば、主演のニコラス・ケイジは2006年公開の「ワールド・トレード・センター」で、現場に駆けつけた港湾局警察官を演じています。
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ところで、宝くじで当たったお金はみなさん、どうしているのでしょう? 英国で大型宝くじ「ナショナル・ロッタリー」に当選し、億万長者となった人の3000人を対象に、追跡調査が実施されています。「デイリー・メール」紙*2によると、
- 当選者の5人に4人が当選後すぐに職場を辞めた。
- 10人に1人がキャンピングカーを、3人に1人が屋外用の大型浴槽を購入した。
- 一方で、32%の人が旅行先で5つ星ホテルに宿泊するなどの派手な使い方を躊躇。
- 3分の1がボランティア等を通して社会貢献に励む等、意外に慎ましく暮らしている。
- 獲得した賞金の合計は約85億ポンド。47.4億ポンドが消費され、残りの37.4億ポンドは投資、または貯金されている。
- 分け前を頂戴した当選者の家族や友人ら、3780人の億万長者が当選者とは別に誕生。その総額は11億7千万ポンド。
- 3000人の当選者たちは7,958軒の家を現金で購入。1人が2.7軒を購入した計算。
- 当選者たちは更に親戚や友人ら3,700人分の住宅ローンを肩代わり。
- 10人に8人が新居を購入しているが、その平均価格は90万ポンド。
- 28%の住宅がウォークイン・クロゼットを備え、22%がビリヤード等の専用ゲームルーム付。
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必ずしも自分の為だけに使っている訳ではないのが、ちょっと嬉しいです。お金は貯め込むより回すのが良いと言われていますが、お金が入ってこないことには回しようがありません。是非とも大きな夢が降ってきて欲しいのですが、まずは買わないと宝くじは当たりませんね。