夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

2018-05-09から1日間の記事一覧

「パターソン」:美しく詩的な映像で綴る、繰り返す日常のリズム感とバリエーションが心地良い、市井の詩人と芸術家に捧げるオマージュ

「パターソン」(原題:Paterson)は、2016年公開のアメリカの映画です。ジム・ジャームッシュ監督・脚本、アダム・ドライバー、ゴルシフテ・ファラハニら出演で、ニュージャージー州のパターソンを舞台に、街と同じ名前を持ち、日常生活からインスピレーシ…