夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

2015-08-21から1日間の記事一覧

「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」:売れないフォークシンガーを描いた負けない人生への讃歌

「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」(原題:Inside Llewyn Davis)は、2013年公開のアメリカのコメディ・ドラマ映画です。コーエン兄弟が監督・脚本・共同プロデュースを手がけたこの作品は、ボブ・ディランが憧れたという1960年代グリ…