夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

2015-05-08から1日間の記事一覧

「マイ・サマー・オブ・ラブ」:ヨークシャーの夏と成長の痛み

「マイ・サマー・オブ・ラブ」(原題:My Summer of Love)は、2004年公開のイギリスのドラマ映画です。ヘレン・クロスの同名小説を原作に、パヴェル・パヴリコフスキー監督、ナタリー・プレス、エミリー・ブラントら出演で、イギリス北部のヨークシャーの田…