夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

「ダーク・シャドウ」:ジョニー・デップと豪華な女優陣によるコミカルなバンパイア映画

ダーク・シャドウ」(原題: Dark Shadows)は、2012年に公開されたアメリカのダーク・ファンタジー・コメディ映画です。1966年から1971年にテレビで放映されたゴシック・ソープオペラ「Dark Shadows」を原作とし、200年ぶりに甦り、時代の変化について行けないヴァンパイアを描いています。

 

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目次

スタッフ・キャスト 

監督:ティム・バートン
脚本:セス・グレアム=スミス
原案:ジョン・オーガスト/セス・グレアム=スミス
原作:ダン・カーティス
出演:ジョニー・デップ(バーナバス・コリンズ)
   エヴァ・グリーンアンジェリーク・ブシャール)
   ベラ・ヒースコート(ヴィクトリア・ウィンターズ、ジョゼット・デュプレ)
   ミシェル・ファイファー(エリザベス・コリンズ・ストッダード)
   クロエ・グレース・モレッツ(キャロリン・ストッダード )
   ヘレナ・ボナム=カーター(ジュリア・ホフマン博士)
   ほか

あらすじ 

200年前、コリンウッド荘園の領主として裕福な暮らしをしていたプレイボーイのバーナバス・コリンズは、魔女のアンジェリークを失恋させるという過ちを犯し、ヴァンパイアに変えられて墓に生き埋めにされてしまいます。200年後、彼は偶然、棺から脱出しますが、コリンウッド荘園は荒れ果て、落ちぶれたコリンズ家の子孫は暗い秘密を抱えながら細々と暮らしていました。「唯一の財産は家族だ」という亡父の言葉を胸に、バーナバスはコリンズ家の復興を目指しますが・・・。

レビュー・解説

ジョニー・デップ初めてのバンパイア映画の面白さは、彼自身のキャラクターのみならず、強力な女優陣に支えられています。ジョニー・デップが演じる非力でコミカルバンパイアに対して、エヴァ・グリーンが演じる魔女は美しく強力です。元ボンドガールのパフォーマンスは素晴らしく、ジョニー・デップの存在感と拮抗しています。外から来た女医をソフトに演じるヘレナ・ボナム=カーターは、コリンズ一族に漂う緊張した雰囲気を和らげています。反抗的な娘を演じるクロエ・グレース・モレッツは、居並ぶ大女優に負けぬ存在感を放っています。

 

美しく強力な魔女を演じるエヴァ・グリーン

エヴァ・グリーンは、美しく強力な魔女、アンジェリークを演じています。美しいのですが、ちょっとお近づきになりたくないほど怖いです。アン・ハサウェイリンジー・ローハンジェニファー・ローレンスアンジェリーク役のオーディションを受けましたが、この怖さはエヴァ・グリーンならではでしょう。エヴァ・グリーンは、フランスの女優で、2005年に「キングダム・オブ・ヘブン」で美しいエジプト王の妹を演じ、ハリウッドに進出、翌年、ダニエル・クレイグ主演の「007 カジノ・ロワイヤル」でボンド・ガールを演じました。2014年公開の「300 〈スリーハンドレッド〉 〜帝国の進撃〜」では、ペルシア帝国の海軍指揮官アルテミシアを演じています。

 

 

魔女とバンパイアのラブ・シーンは強烈です。バーナバス・コリンズの背中に伸びる彼女の手がいつの間にか4本に・・・(怖っ)撮影に使ったいくつものホテルの部屋は廃墟と化したとか・・・。

 

 

ひたすら美しいベラ・ヒースコート

ベラ・ヒースコートは、バーナバスが過去に心から愛し、それゆえにアンジェリークによって呪いをかけられ殺された女性ジョゼット・デュプレと、コリンズ家にやってきた暗い過去を持つ新任の家庭教師ヴィクトリアを演じています。アンジェリークの様な強さはなく、ひたすら美しく描かれています。

 

 

コリンズ家の女当主を演じるミシェル・ファイファー

ミッシェル・ファイファーは、コリンズ家の当主エリザベスを演じます。落ちぶれてしまった家を建て直すために、バーナバスと手を組みます。「ダーク・シャドウ」を撮ると聞いた彼女は、ティム・バートンに電話をかけ、出演を申し出ました。これは彼女が滅多にしないことです。テレビシリーズを見て育った彼女は、ティム・バートンジョニー・デップ同様、「ダーク・シャドウ」に対する思い入れが強いです。

 

一般人の女医を普通に演じるヘレナ・ボナム=カーター

外から来た女医を演じるヘレナ・ボナム=カーターは、コリンズ一族に漂う緊張した雰囲気を和らげています。ヘレナ・ボナム=カーターは、ティム・バートン監督の昔のパートナーで、ティム・バートン監督とのコラボは、この作品が7回目です。

 

大女優に負けぬ存在感を放つクロエ・グレース・モレッツ

キック・アス」のヒット・ガールを演じてブレイクしたクロエ・グレース・モレッツは、並みいる大女優に負けない存在感を放っています。バンパイア映画ですが、彼女が演じるのは・・・。

 

 

チャーリーとチョコレート工場」、「アリス・イン・ワンダーランド」をはじめとし、数々のヒット作を送り出してきたジョニー・デップティム・バートン監督のコンビの作品は、これが8作めになります。

 

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関連作品

ティム・バートン監督xジョニー・デップxヘレナ・ボナム=カーターのコラボ作品のDVD(Amazon

  「チャーリーとチョコレート工場」(2005年)

  「ティム・バートンのコープスブライド」(2005年)

  「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」(2007年)

  「アリス・イン・ワンダーランド」(2010年)

 

ティム・バートン監督作品

dayslikemosaic.hateblo.jp

 

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  「キングダム・オブ・ヘブン

  「007 カジノ・ロワイヤル

  「300 〈スリーハンドレッド〉 〜帝国の進撃〜」