夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

チリ映画

「リアリティのダンス」:少年時代の辛い思い出と父母の記憶を、夢を模すかのように再構成、抑圧された心を救済する自伝的ファンタジー

「リアリティのダンス」(原題:La danza de la realidad、英題:The Dance of Reality)は、2013年公開のチリ・フランス合作の自伝的ファンタジー&ドラマ映画です。詩人やパフォーマー、舞台演出家、コミック作家、タロットカード研究者といった多彩な顔を…

「グロリアの青春」:若さとは諦めない心の状態!

「グロリアの青春」(原題:Gloria)は、2013年公開のスペイン・チリ合作のヒューマン・ドラマ映画です。セバスティアン・レリオ監督、パウリナ・ガルシアら出演で、離婚を乗り越え、孤独ともうまく付き合い自分の足でしっかりと立ってたくましく生きる中年…