夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

2017-07-19から1日間の記事一覧

「リアリティのダンス」:少年時代の辛い思い出と父母の記憶を、夢を模すかのように再構成、抑圧された心を救済する自伝的ファンタジー

「リアリティのダンス」(原題:La danza de la realidad、英題:The Dance of Reality)は、2013年公開のチリ・フランス合作の自伝的ファンタジー&ドラマ映画です。詩人やパフォーマー、舞台演出家、コミック作家、タロットカード研究者といった多彩な顔を…