夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

2016-05-02から1日間の記事一覧

「わたしに会うまでの1600キロ」:最愛の母を失い生活が荒んだ女性が三ヶ月のハードな山中行で自分を取り戻すまでを描いた自伝の映画化

「わたしに会うまでの1600キロ」(原題:Wild)は、2014年公開のアメリカのヒューマン・ドラマ映画です。シェリル・ストレイドの自叙伝「Wild: From Lost to Found on the Pacific Crest Trail」を原作に、ジャン=マルク・ヴァレ監督、リース・ウィザースプ…