夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

2016-04-17から1日間の記事一覧

「パリ20区、僕たちのクラス」:移民の多いパリ20区の中学校を舞台に、フランス語教師と生徒達の1年をヴィヴィッドに描く

「パリ20区、僕たちのクラス」(原題:Entre les murs(壁の内側))は、2008年公開のフランスのヒューマン・ドラマ映画です。フランソワ・ベゴドーが実体験に基づいて2006年に発表した小説「教室へ」を、ローラン・カンテ監督、ベゴドー自身の脚本・主演で…