「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」（原題: Chef）は、2014年公開のアメリカのコメディ映画です。「アイアンマン」シリーズの監督、ジョン・ファヴローが監督・製作・脚本だけでなく主演まで務めたキッチン＆ロード・ムービーで、オーナーとの対立を機にフードトラックでサンドウィッチの移動販売を始める一流レストランの総料理長を描いています。
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目次
スタッフ・キャスト
監督：ジョン・ファヴロー
脚本：ジョン・ファヴロー
出演：ジョン・ファヴロー（カール・キャスパー）
ソフィア・ベルガラ（イネズ）
ジョン・レグイザモ（マーティン）
スカーレット・ヨハンソン（モリー）
オリヴァー・プラット（ラムジー・ミッシェル）
ボビー・カナヴェイル（トニー ）
エムジェイ・アンソニー（パーシー）
ダスティン・ホフマン（リーバ）
ロバート・ダウニー・Jr（マーヴィン）
ほか
あらすじ
ロサンゼルスの一流レストランで総料理長を務めるカール・キャスパー（ジョン・ファヴロー）は、大物料理評論家の来店に創作料理で挑もうとしますが、堅物なオーナー（ダスティン・ホフマン）に阻まれ、評論家からは料理を酷評されて、怒りを爆発させてしまいます。事の一部始終をSNSで拡散したカールは店を解雇されてしまい、他のレストランからも採用を断られてしまいます。別れた妻イネズ（ソフィア・ベルガラ）の提案で、息子のパーシー（エムジェイ・アンソニー）を連れてマイアミを訪れたカールは、絶品のキューバサンドイッチと出会います。別れた妻や息子、友人（ジョン・レグイザモ）の協力を得て、カールはフードトラックでキューバサンドウィッチの移動販売を始めます。カールの作るキューバサンドイッチはたちまち評判になり、その噂はSNSで瞬く間に広まっていきました。カールは自らの料理を酷評した評論家がいるロサンゼルスに向かいますが、その道中で大切なことを学んでいきます。
レビュー・解説
- 美味しそうな料理
- 迫力の厨房シーン
- フードトラックの調理シーン
- マイアミ〜ロスアンゼルスのロードムービー
- Twitter、Vine、1秒動画などニューメディアの活用
- 豪華なキャスティング
- 親子、男と女、友達、心温まるヒューマンコメディ
などなど、映画の楽しさがてんこ盛りです。主演のジョン・ファヴローはイタリア系、助演のソフィア・ベルガラ、ジョン・レグイザモはコロンビア生まれ、舞台もアメリカ南部〜西部と、ラテン色に富んでおり、理屈抜きで楽しめる映画です。
ソフィア・ベルガラは、「ニュー・イヤーズ・イブ」（2011年公開）でちょっと気になっていた女優ですが、南米訛りの英語がセクシーです。「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」でその魅力をたっぷり堪能できました。その美人ぶり、セクシーぶりは、同じラテン系のソフィア・ローレンを彷彿とさせます。
ジョン・レグイザモは、テレビドラマシリーズ「ER緊急救命室」で知りましたが、「ロミオ+ジュリエット」のティボルト役、「ムーラン・ルージュ」のトゥールーズ＝ロートレック役なども、個性的に演じている、好きな俳優のひとりです。「悪の法則」では、ブラックなメキシコ麻薬マフィアの実態を語る役が光っていました。
さらに、 ダスティン・ホフマン ・ロバート・ダウニーJr. ・スカーレット・ヨハンソン ら、豪華キャストが脇を固めるゴージャスなキャスティングです。
調理シーン〜「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」
元妻のイネスを演じるソフィア・ベルガヤが、ロスアンゼルに移動中の元夫と息子に電話をするシーン。背景で、ジョン・レグイザモが南米なまりのソフィア・ベルガヤの口調を真似て、「寂しいの、帰ってきて」と茶々を入れています。
迎えにいくわ〜「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」
Percy: Hey, Mom.
Inez: Where are you?
Percy: I'm in Austin.
Inez: Are you Okay?
Percy: I'm great.
Inez: How is your daddy?
Percy: Here, talk to him.
Carl: Hi, Inez.
Inez: Do you want me to come pick him up?
Carl: No, you're 1,000 miles away.
Inez: It's okay. I can go get on a plane and pick him up.
Carl: No, it's fine. He is doing great.
Martin: "I miss him. I want you to come home. I love him."
Carl: He's fine. He's got a couple of burns and two stitches from a paring knife.
Inez: Please, I'm serious. Let me go and pick him up.
Carl: You know your son is a cook now?
Percy: I'm a line cook.
Carl: He's a line cook.
Inez: Be careful.
Carl: I'll have him home in time for school.
Inez: And you, are you okay?
Carl: I'm amazing.
Martin: "You are so sexy in that Bandana. I want your big plátano."
Inez: Looks here like you guys are having so much fun.
Carl: Alright, give me one second. Did you know your son could work a grill?
Percy: I had a beer.
Inez: What did he say?
Carl: Stop, stop, stop. He says he misses you.
Inez: Tell him I love him.
Percy: Dad got me a knife.
Carl: He says "I love you".
Inez: What?
Carl: "I love you!".
Inez: I love you, too!パーシー：ママ？
イネズ： 今、どこ？
パーシー：オースティン。
イネズ：元気？
パーシー： うん。
イネズ：パパは？
パーシー： ここにいる、話して。
カール：イネズ？
イネズ： そろそろ迎えに？
カール：遠すぎる。
イネズ：いいのよ。飛行機で行くわ。
カール：彼は大丈夫だよ。
Martin: 「寂しいの、帰ってきて」
カール： 彼は元気だ、ヤケドと切り傷以外は。
イネズ： やっぱり、行きたいわ。
カール： 彼は立派なコックだ。
パーシー：助手だよ。
カール：彼は助手だ。
イネズ：無理させないで。
カール：学校が始まるまには帰す。
イネズ：あなたは元気？
カール：ご機嫌さ。
マーティン：「バンダナもバナナも素敵！」
イネズ： なんだか楽しそう。
カール： パーシーはグリルも使える。
パーシー：ビールを飲んだよ。
イネズ： なんて言ったの？
カール：ダメ、ダメ。「会いたい」って。
イネズ： 「愛している」って伝えて。
パーシー： ナイフももらった。
カール：「愛してる」だって。
イネズ： 何？
カール：「愛してる」
イネズ：「私も愛してる」
息子が道中で撮影した一秒ビデオ〜「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」
映画にフィーチャーされているのは「1 Second Everyday」というアプリです。
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