夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

2015-09-17から1日間の記事一覧

「月に囚われた男」:確かな才能で高い評価を得たダンカン・ジョーンズの長編映画監督デビュー作

「月に囚われた男」(原題:Moon)は、2009年公開のイギリスのSFファンタジー、ミステリー&サスペンス映画です。デヴィッド・ボウイの息子、ダンカン・ジョーンズの長編映画監督デビュー作で、サム・ロックウェル主演で、月を舞台に70年代後半から80年代前…