夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

2015-04-07から1日間の記事一覧

「バベル」:9.11以降の調和なき世界を描いたアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の群像劇

「バベル」(原題:Babel)は、2006年公開のアメリカのドラマ映画です。アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督、ラッド・ピット、ケイト・ブランシェットら出演で、一発の銃弾をめぐって交差する、モロッコ、アメリカとメキシコ、日本のドラマを描いて…