夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

2017-05-17から1日間の記事一覧

「エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に」:大学の先輩や仲間との希望に満ちた新生活の始まりをヴィヴィッドに描く秀作

「エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に」(原題:Everybody Wants Some!!)は、2016年公開のアメリカのコメディ映画です。リチャード・リンクレイター監督が自身の記憶を色濃く反映した「バッド・チューニング」(1993年)、「6才のボク…