夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」:封建時代の日本を舞台に神話的規模感の叙事詩をストップモーション・アニメで描いた冒険ファンタジー

KUBO/クボ 二本の弦の秘密」(原題:Kubo and the Two Strings)は、2016年公開のアメリカの3Dストップモーション・アニメーションによる冒険ファンタジー&アクション映画です。トラヴィス・ナイト監督、アート・パーキンソン、シャーリーズ・セロンマシュー・マコノヒーレイフ・ファインズルーニー・マーラら出演で、封建時代の日本を舞台に、魔法の三味線を操る片目の少年クボと仲間のニホンザルクワガタムシが、邪悪な叔母、少年の片目を奪った祖父の月の帝と闘う姿を描いています。第89回アカデミー賞で、長編アニメーション賞と視覚効果賞にノミネートされた作品です。

 

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目次

スタッフ・キャスト

監督:トラヴィス・ナイト
脚本:マーク・ヘイムズ/クリス・バトラー
原案:シャノン・ティンドル/マーク・ヘイムズ
出演:アート・パーキンソン(クボ)
   シャーリーズ・セロン(サル/サリアツ)
   マシュー・マコノヒー(クワガタ/ハンゾウ
   レイフ・ファインズ(月の帝/ライデン)
   ルーニー・マーラ(闇の姉妹カラスとワシ)
   ジョージ・タケイ(ホサト)
   ケイリー=ヒロユキ・タガワ(ハシ)
   ブレンダ・ヴァッカロ(カメヨ)
   メイリック・マーフィ(マリ)
   ミナエ・ノジ(ミナエ)
   アルファ・タカハシ(アイコ)
   ローラ・ミロ(ミホ)
   ケン・タケモト(ケン)
   ほか

あらすじ

封建時代の日本。少年クボ(声:アート・パーキンソン)は海に突き出た崖の洞穴で病弱な母サリアツ(声:シャーリーズ・セロン)と暮らしています。クボは幼い頃、闇の魔力を持つ祖父、月の帝(レイフ・ファインズ)に狙われ、彼を助けようとした父親を失いました。その際にクボは月の帝に左目を奪われてしまいましたが、彼には三味線の音色で折り紙に命を与え意のままに操る不思議な力があり、折り紙を生き生きと動かしながら村人たちに物語を語って生計を立てています。クボの語る侍ハンゾウ(声:マシュー・マコノヒー)の物語は村人たちに大人気ですが、クボは日暮れ前に母のもとへ帰らなければならず、物語はいつも結末が語られることがありません。物語は母から伝え聞いたものですが、母も物語の結末が近づくと覚えていないと言って語るのをやめてしまいます。

ある日、村は盆踊りで盛り上がっていました。お盆には、灯篭を飾り死者に語りかけて想いを伝えあうことができます。父を知らないクボも折り紙で灯篭を作り父に語りかけますが、父が現れぬまま夜になり、日暮れ前に帰るという母との約束を破ってしまいます。やがて母の妹だという二人の女、闇の姉妹(声:ルーニー・マーラ)が現れ、残っているクボの右目を祖父である月の帝に捧げろと言い襲ってきます。そこへ突如、母が現れ、「父の刀、鎧、兜を探し出しなさい」とクボに言い残し、クボを魔法で遠くへ避難させます。クボの手には母の長い髪が一筋残っているだけでした。

雪に覆われた北国の洞窟でクボが気が付くと、そこには雌のサル(声:シャーリーズ・セロン)がいて、クボに厳しい言葉をかけながら面倒を見ます。サルは、母がクボに与えたお守りの猿の人形の化身だとクボに説明します。クボはサルとともに、母が言い残した三つの秘宝を求めて旅に出ます。その途中に出会った、記憶を持たない侍のクワガタ(声:マシュー・マコノヒー)も一行に加わります。陽気でノリの軽い弓の名手のクワガタは、厳しいが面倒見の良いサルと時に対立しながらも、クボを助けます。一行は、巨大骸骨のがしゃどくろを倒して刀を手に入れ、水中の妖怪との戦いの末に鎧を見つけます。

クボが鎧を探している間、サルは闇の姉妹の一人の襲撃を受け、傷を負いながらも倒します。サルは戻ったクボに、

  • 月の帝の娘であるクボの母は地上の侍を倒しに来たが、ハンゾウと親しくなりクボが生まれた
  • 自分(サル)は母が魔法で意識を移した存在である

ことを告げます。兜がハンゾウの屋敷にあると夢で告げられたクボは、廃墟となった屋敷に向かいますが、そこには闇の姉妹の残る一人が待ち構えています。彼女は、

  • クワガタが実はハンゾウである
  • 自分たちが記憶を奪って姿を変えた

ことを明かします。クワガタを闇の姉妹に倒されたクボは、三味線を鳴らして危機を脱しますが、まもなくサルも魔法が切れて人形に戻ってしまいます。

クボは本当の兜が故郷の村にあると知り帰郷しますが、村は月の帝により廃墟と化していました。兜を手に入れたクボは月の帝と対決します・・・。

レビュー・解説

封建時代の日本を舞台に、語りもの、口頭伝承、折り紙、お盆の風習などの文化を題材に、生と死、記憶、両親への敬愛といった普遍的なテーマを、ハイテク、ハイブリッドなストップモーション・アニメにより神話的スケールで描いた、スタジオ・ライカ入魂の叙事詩的冒険ファンタジー&アクション映画です。

 

封建時代の日本が舞台のストップモーション・アニメによる叙事詩的冒険ファンタジー

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日本文化を題材にしたストップモーション・アニメ

本作、「猿ヶ島」(2018年)と、アメリカ人監督による日本文化にこだわったストップモーション・アニメが続き、日本の映画ファンとしては嬉しい限りです。本作のトラヴィス・ナイト監督も、「猿ヶ島」のウェス・アンダーソン監督も、黒澤明監督、宮崎駿監督の影響を受けていますが、近未来の日本を舞台にした「犬ケ島」がウェス・アンダーソン監督らしい箱庭的世界観で描かれているのに対して、本作は日本の封建時代を舞台にした神話的スケールの叙事詩をCGで保管されたハイブリッドなストップモーション・アニメでダイナミックに描いており、両監督の個性が強く出ています。

三味線の語りと折り紙の魅力を大胆なファンタジーで表現

主人公のクボは魔法の三味線で折り紙を操りながら、村人たちの語りを聞かせ、日銭を稼いでいます。琵琶法師や瞽女をヒントに得たのでしょうか、琵琶法師も瞽女も盲目で、クボが片目という設定はその名残を残したいるようでもあります。加えて、日本の伝統の折り紙を三味線で操るという大胆な設定ですが、ファンタジーとして全く違和感がなく、ユーモアも混じえながら極めて自然にまとめられています。外国人監督ならでは大胆さかもしれませんが、琵琶法師や瞽女のみならず、世界の各地に存在した吟遊詩人はメディアや娯楽の発達により過去のものとなり、タブレットやゲームが子どもたちに身近な時代に、このような大胆なファンタジーの形で三味線の語りや折り紙の魅力を伝えるというのは、非常に素晴らしい発想です。さらに、折り紙に命を吹き込むクボは、実はパペットに命を吹き込むアニメーター自身の投影にもなっています。

 

三味線の語りと折り紙の魅力を大胆に融合

クボの語りの前半は本作で起きることのフォア・シャドウイング(予兆)になっている。なお、後半に登場する火を吐く鶏は、波山という日本の妖怪がモチーフになっている。因みに、この動画に登場しないが、後述の巨大骸骨はがしゃどくろという日本の妖怪をモチーフにしており、闇の姉妹は巴御前に触発されている。波山、がしゃどくろ、巴御前といった日本でもそれほど知られていないキャラが生かされている点が興味深い。

テーマに織り込まれた日本の思想と文化

メキシコの伝統的行事「死者の日」を題材に難しいテーマである死を扱いながらも、大人も子供も観れるディズニー王道の物語に纏め上げた「リメンバー・ミー」(2017年)には驚かされましたが、本作にもメキシコの「死者の日」に似た日本の「お盆」が登場します。「リメンバー・ミー」では死者の国が大規模に幻想的に描かれていましたが、本作ではお墓参りと精霊流しがリアルな規模感で描かれています。

作中、村で集い、祀るシーンがあります。お盆のお祭りです。それは、今は亡き愛する者や祖先を讃える美しい行事で、格式張ったものでも悲しみに浸るものでもありません。故人が今なお我々の生活の一部であること讃え、今後もその一部であることを願う行事です。お盆の行事を描きながら、我々はその意味を明確に示しています。(トラヴィス・ナイト監督)
https://www.denofgeek.com/uk/movies/laika/43543/travis-knight-interview-kubo-kurosawa-miyazaki-and-more

 

お盆の墓参りと精霊流しのシーン

クボも亡き父を迎えるべく祈りを捧げるが、このシーンではクボは父を迎えることができない。

 

お盆の他にも、日本の版画を研究し様式化するなど、日本の文化を丁寧に織り込んでいます。

 

木版画風のエンドクレジット

ハイブリッドな手法で神話的スケールの叙事詩を描く

冒頭、荒れる大海原に漂う小舟のシーンに圧倒されますが、実は小舟と小舟に乗る人は実写のストップモーション、背景の海はCGで合成されたものです。本作を制作したライカ社は、パペットのメイン・キャラクター達が直接触れる船や洞穴といった背景は全て実際にセットを作っていますが、水や海、空、遠景の山々、遠くに見える船はCGで制作しています。すべてセットで実現しようとするとどうしても箱庭的な世界観になりがちですが、ライカ社はストップモーション+CGのハイブリッドにより、神話的スケールの叙事詩をダイナミックに描いています。

 

嵐の海のシーンのメイキング

イカ社はいきなりCGで描くことはせず、必ず、実際の物をベースにCG化している。波を表現する為に、格子状に組んだシャワーカーテンのレールに様々な種類の布やプラスティックなどを貼り、どの素材が海面をリアルに再現できるか試している。表面のシワや光の反射具合が面白く、映画の世界観に最もマッチした素材が黒いゴミ袋だった。これをストップモーションで撮影し、それをベースにCG化したのが、本編に採用されている海のシーン。

巨大パペットを使用した実写 

パペットと言えば、身の丈、数十センチというのが一般的ですが、この作品に登場する巨大骸骨(がしゃどくろ)は、なんと高さ4.9メートル、体の重さ250キログラム、腕の重さが35キログラムもある巨大なパペットです。フライト・シミュレーターに使用する6脚の姿勢制御装置で支えられており、コンピューターで操作することにより、同時に複数の軸に沿って回転させることができますが、手、腕、頭といった部位は、必要に応じ、通常のパペットのように手動で動かすことができます。これらの部位を滑車を使ってワイヤーで吊り、足場に乗ってワイヤーで使って動かしますが、逆側に下げた砂袋の重さでバランスを取っており、任意のポジションをキープすることができます。

実現する方法はいろいろありましたが、運命的な対決をするパペットは、相応の大きさでなければなりません。骸骨は身長30センチのサルを掴みますが、運命的な対決のシーンでは骸骨の手は相応の大きさでなければなりません。骸骨の手を逃れたサルは、腕から肩へと駆け上がりますが、これも相応の大きさでなければなりません。クボとクワガタは骸骨の頭に上りますが、これも他に実現する方法があります。私達は、骸骨を部分的に作ることを考えましたが、結局、骸骨全体を作らねばならないという結論に至りました。(トラヴィス・ナイト監督)
https://www.denofgeek.com/uk/movies/laika/43543/travis-knight-interview-kubo-kurosawa-miyazaki-and-more

 

​巨大骸骨(がしゃどくろ)のメイキング

3Dプリント/ペイントを駆使した表情豊かなパペット

本作では、ストップモーションアニメとは思えない顔の表情の豊かさに驚かされます。通常のパペットでは顔の表情に制約があり、ボディ・ランゲージで感情表現を補完することが少なくありませんが、本作では違った表情の顔のパーツを準備し、そのパーツを1コマごとに顔にはめ込むという、気が遠くなるような作業によって豊かな表情を実現しています。さらに風にそよぐ髪や、動く動物の毛もパーツを取り換えることで表現しています。より豊かな表情を作り上げる為に顔のパーツは分割されており、パーツを組み合わせによって、クボは4800万通り、クワガタは1800万通りもの表情が可能になっています。パーツの造形のみならず、色付も3Dプリンターで行っており、ハイテクが表情の豊かさを支えています。

 

表情豊かなパペットの仕組み

 

ホワイトウォッシュに関連して、「さまざまな人と仕事をしているけど、アジア人を配役するのは難しい。ほとんどのキャスティングディレクターがアジア系俳優は表情が乏しいと感じている。」という匿名キャスティングディレクターの発言がある書籍に引用され話題になりましたが、本作では日本人のキャラクターだからといって手を抜くのではなく、逆に類を見ないほどの豊かな表情を与えています。表情は時に強調されている感があり、日本人より、日系アメリカ人の表情に近いと感じるときもありますが、グローバルな感情表現の為には、決して誤った選択ではないと思われます。

衣装へのこだわり

衣装へのこだわりも尋常ではありません。ライカは基本的にアメリカで膨大な調査を行い、専門家やコンサルタントのアドバイスを得ながら本作を制作していますが、衣装に関しては生地を研究するために衣装デザイナーを日本に派遣、非常に凝ったデザインを実現しています。

 

こだわりの衣装デザイン(YouTube

徹底的にこだわって衣装を作っていることが伺われる。日本独特の藍染めついても言及されている。

 

クボたちの衣裳は江戸時代の日本のもので、着物の袖がゆったりしていますが、これはストップモーション・アニメにとって大きなチャレンジでした。通常のストップモーション・アニメの衣裳は体にぴったりしており、動かさなくて済みます。しかし、着物の場合はちょっと動かしたときに自然な形で袖が落ちないと、不自然に見えてしまいます。長い髪も人毛を使っていますが、シリコンを足して動かせるようにしており、パペットを一コマずつ動かす際には、自然に見えるように、着物、髪の毛、三味線、水筒も一緒に動かして撮影しています。

イカ社について

イカ(Laika)は、ストップモーション・アニメの映画やコマーシャルを制作する、アメリカのスタジオです。ポートランドストップモーション・アニメを制作していたウィル・ヴィントン・スタジオの流れを汲む形で、2005年にライカが設立され、同年、「ティム・バートンのコープスブライド」の制作に携わって名を上げます。ライカ社としての長編映画第一作「コララインとボタンの魔女 3D」(2007年)では、アニー賞で作品賞を含む8部門にノミネート、ゴールデングローブ賞アニメ映画賞にもノミネートされています。ストップモーション映画で初めてキャラクターの顔を3Dカラープリンターで作成した長編映画第二作「パラノーマン ブライス・ホローの謎」(2012年)では、第85回アカデミー賞長編アニメ部門にノミネート、アニー賞では8部門にノミネートされています。長編映画第三作の「ボックストロール」(2014年)では、第87回アカデミー賞長編アニメ賞とゴールデングローブ賞アニメ映画賞にノミネート、アニー賞では9部門にノミネートされ声優賞と美術賞を受賞しています。第四作目の本作では、第89回アカデミー賞長編アニメ賞と視覚効果賞にノミネートされています。アニメ作品が視覚効果賞候補になったのは、「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」以来二度目の快挙で、他にゴールデングローブ賞アニメ映画賞にノミネート、アニー賞では10部門にノミネートされ、キャラクター・アニメーション賞と美術賞編集賞を受賞しています。

 

イカ社の社のCEO(最高経営責任者)は、ライカ作品でリード・アニメーターを務め、本作で監督デビューを果たしたトラヴィス・ナイトです。彼の父親は、スポーツ用品の世界的ブランド「ナイキ」の創業者で、米国でオニツカタイガーの販売をしていた関係で、子供の頃から父に連れられて何度も来日、コミックや日本の伝統的文化の虜になりました。トラヴィスはその後、アニメーターになりますが、彼が働いていたアニメ制作会社が倒産の危機に瀕し、父親がこの会社を買い取って社名変更したのがライカです。ある意味、トラヴィスはアニメ界のおぼっちゃまですが、賞歴を見る限り、作品重視の素晴らしい業績を積み上げていることがわかります。

CG万能時代のストップモーションのあり方

1985年にピクサーが設立され、「ティン・トイ」(1988年)で3DCG作品として初めてアカデミー短編アニメ賞を受賞、そして長編CG作品「トイ・ストーリー」(1995年)が大ヒット、CGアニメの優位性を強く印象づけました。

より柔軟で、より正確なCGアニメを目の当たりにして、ストップモーションのアニメーターには為す術がありませんでした。10年前にライカを始めた時、ストップモーションは生命維持装置に繋がれて生きているような状態で、その存在意義を正当化する必要がありました。私達は、新たな時代に向けて活気づけたいと思いました。100年も続いた表現手段は、いつの間にか干からびた蔓のようになっていたのです。(トラヴィス・ナイト監督)
https://www.denofgeek.com/uk/movies/laika/43543/travis-knight-interview-kubo-kurosawa-miyazaki-and-more

  

イカ社のとった選択肢は、パペットであれ、CGであれ、表現の為の手段に過ぎないという解釈でした。ライカ社はいたずらにストップモーション純血主義に走るのではなく、設立以来、

など、テクノジーの融合に積極的に取り組んでいます。

 

本格的にCGアニメを意識したストップモーション・アニメが公開され始めたのは2005年頃からと思われますが、危機感を抱いているのはライカ社だけではなく、以降、様々な工夫がなされた作品が数多く見られ、一種の豊作状態になっているのは嬉しい限りです。採算に乗せるには相変わらず難しく、よく観れば観るほど、作品の価値に見合った興行成績が得られていないという感を強くしますが、こうした厳しい環境の中でもチャレンジする人たちがいて、それが新たなイノベーションを生み出し、ストップモーションやアニメ、ひいては映画全体の進化につながっていくのではないかと思っています。

 

2005年以降に公開された主な ストップモーション・アニメ

作品名 公開年 製作国 興行収入 制作費
ウォレスとグルミット
野菜畑で大ピンチ!
2005年 イギリス 1億9300万ドル 3000万ドル
ティム・バートン
コープスブライド
2005年 アメリ
イギリス
1億1700万ドル 4000万ドル
A Town Called Panic 2009年 ベルギー
ルクセンブルグ
フランス
N/A N/A
メアリー & マックス 2009年 オーストラリア 170万ドル 800万ドル
コララインとボタンの魔女 2009年 アメリ 1億2500万ドル 6000万ドル
ファンタスティック Mr.FOX 2009年 アメリ
イギリス
4600万ドル 4000万ドル
フランケンウィニー 2012年 アメリ 8100万ドル N/A
パラノーマン
ブライス・ホローの謎
2012年 アメリ 1億700万ドル 6000万ドル
ザ・パイレーツ!
バンド・オブ・ミスフィッツ
2012年 アメリ
イギリス
1億2千万ドル 5500万ドル
LEGO ムービー 2014年 アメリ
オーストラリア
デンマーク
4億7千万ドル 6000万ドル
アノマリサ 2015年 アメリ 570万ドル 800万ドル
ひつじのショーン
バック・トゥ・ザ・ホーム
2015年 イギリス 1億600万ドル 2500万ドル
リトルプリンス
星の王子さまと私
2015年 フランス
イタリア
6500万ドル 7750万ドル
KUBO クボ 二本の弦の秘密 2016年 アメリ 7000万ドル 6000万ドル
ぼくの名前はズッキーニ 2017年 スイス
フランス
560万ドル  600万ドル
犬ヶ島 2018年 アメリ
ドイツ
6400万ドル 数千万ドル
(推定)
参考:リメンバー・ミー
ピクサーのCGアニメ)
2017年 アメリ 8億700万ドル 1億7500万ドル

 

クボ(アート・パーキンソン)

 

サリアツ(シャーリーズ・セロン

 

サル(シャーリーズ・セロン

 

クワガタ(マシュー・マコノヒー

 

 月の帝(レイフ・ファインズン)

 

闇の姉妹(ルーニー・マーラ

 

 「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」のDVD(Amazon

サウンドトラック

 iTunesで聴く*3 Amazon MP3で聴く*4 

KUBO/クボ 二本の弦の秘密」のサウンドトラックCD(Amazon

1. THE IMPOSSIBLE WAVES
2. KUBO GOES TO TOWN
3. STORY TIME
4. ANCESTORS
5. MEET THE SISTERS!
6. ORIGAMI BIRDS
7. THE GIANT SKELETON
8. THE LEAFY GALLEON
9. ABOVE AND BELOW
10. THE GALLEON RESTORED
11. MONKEY’S STORY
12. HANZO’S FORTRESS
13. UNITED-DIVIDED
14. SHOWDOWN WITH GRANDFATHER
15. REBIRTH
16. WHILE MY GUITAR GENTLY WEEPS

日本文化を題材にした作品だが、エンディングのテーマにはビートルズの「WHILE MY GUITAR GENTLY WEEPS」のカバー曲が使われている。クワガタ(ビートル)とビートルズ、弦楽器である三味線とギターをオーバラップさせたもの思われるが、優しく哀愁を帯びた曲調が映画の世界観とマッチしている。これも、グローバルな感情表現という視点では、誤った選択ではないと思われる。個人的には「津軽じょんがら節」を持ってきても面白かったと思うが、海外の映画ファンにディープ過ぎるに違いない。

関連作品

イカ製作のストップモーション・アニメーション映画のDVD(Amazon

  「コララインとボタンの魔女」(2009年)

  「パラノーマン ブライス・ホローの謎」(2012年)

  「KUBO クボ 二本の弦の秘密」(2016年)

 

おすすめストップモーション・アニメーション映画のDVD(Amazon

  「ファンタスティック・プラネット」(1973年)

  「The Adventures of Mark Twain」(1985年):輸入版、日本語なし

  「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」(1993年)

  「ジャイアント・ピーチ」(1996年)

  「チキンラン」(2000年)

  「ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!」(2005年)

  「ティム・バートンのコープスブライド」 (2005年)

  「A Town Called Panic」(2009年):輸入版、リージョン1,日本語なし

  「メアリー & マックス」(2009年)

  「ファンタスティック Mr.FOX」 (2009年)

  「フランケンウィニー」(2012年)

  「ザ・パイレーツ! バンド・オブ・ミスフィッツ」(2012年)

  「LEGO ムービー」(2014年)

  「アノマリサ」(2015年)

  「ひつじのショーン バック・トゥ・ザ・ホーム」(2015年)

  「リトルプリンス 星の王子さまと私」(2015年)

ぼくの名前はズッキーニ」(2016年)

    「犬ヶ島」(2018年)

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