夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

「バーニング・オーシャン」:メキシコ湾原油流出事故当日をリアルに再現、現場で戦う人々を讃える感動的アクション&ヒューマン・ドラマ

バーニング・オーシャン」(原題: Deepwater Horizon)は、2016年公開のアメリカのアクション&ヒューマン・ドラマ映画です。2010年のメキシコ湾原油流出事故を題材に、ピーター・バーグ監督、マーク・ウォールバーグら出演で、海上で作業中に事故を起こしたBP社の原油掘削施設ディープウォーター・ホライゾンに閉じ込められた作業員たちの事故当日の出来事と、決死の脱出、救出劇を描いています。

 

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目次

スタッフ・キャスト

監督:ピーター・バーグ
脚本:マシュー・マイケル・カーナハン/マシュー・サンド
原案:マシュー・サンド
出演:マーク・ウォールバーグ(マイク・ウィリアムズ)
   カート・ラッセル(ジミー・ハレル)
   ジョン・マルコヴィッチ(ドナルド・ヴィドリン)
   ジーナ・ロドリゲス(アンドレア・フレイタス
   ディラン・オブライエン(ケイレブ・ハロウェイ)
   ケイト・ハドソンフェリシア・ウィリアムズ)
   ブラッド・リーランド(ロバート・カルーザ)
   イーサン・サプリー(ジェイソン・アンダーソン)
   ほか

あらすじ

2010年4月、主任電気技師のマイク・ウィリアムズ(マーク・ウォールバーグ)は、メキシコ湾沖80キロの海上に浮かぶ原油採掘施設ディープウォーター・ホライゾンに向かいます。安全テストが終わっていないにも関わらず、石油会社の幹部ヴィドリン(ジョン・マルコヴィッチ)はスケジュールの遅れを理由に掘削の強行を迫ります。突如警報音が鳴りだし、採掘口につながったバルブから濁った海水と原油が噴出、さらに海底油田から逆流してきた天然ガスが引火爆発し、作業員126名がいるディープウォーター・ホライゾンは炎に包まれます。会社に無断で助けを呼ぶな、自分達が先だと作業員を押しのけて逃亡する幹部たちを尻目に、作業員達は被害の拡大を食い止めようと奮闘しながら、決死の脱出劇を図ります・・・。

レビュー・解説

11人の死者を出し、大きな環境汚染をもたらした2010年のメキシコ湾原油流出事故について、事故当日に起きたことをつぶさに描きながら、現場で戦った人々を讃える、感動的なアクション&ヒューマン・ドラマ映画です。

  

メキシコ湾原油流出事故は、2010年4月にメキシコ湾沖合80km、水深約1500mの海上で海底の油田を掘削作業中だったBP社の掘削施設「ディープウォーター・ホライズン」で起きました。この施設は、高さ50m、広さ20メートル四方と巨大で、15個のプロペラで位置を制御しながら海底を深く掘り、突き当たった原油の層から一気に噴き出そうと原油を制御するものです。技術的不手際から海底油田からこの施設に天然ガスが噴出、引火爆発し、大量の原油がメキシコ湾へ流出しました。事故で11人が死亡、施設は二日間、燃え続け、原油は87日間、海に漏れ続けました。BPによると原油流出量は約500万バレル。推計600万バレルと言われる1991年の湾岸戦争原油流出に次ぐ規模で、1989年に25万バレルが流出したアラスカ州エクソンバルディーズ号原油流出事故をはるかに超えます。被害規模は数百億USドルに上るとされています。

 

海上原油掘削施設「ディープウォーター・ホライズン」

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事故死は当然の報い?

この事故は大きな環境汚染を引き起こしましたが、調査を開始したピーター・バーグ監督らは、CBSのドキュメンタリー番組「60ミニッツ」やニューヨーク・タイムズの調査記事で、11人の作業員が亡くなったこと知ります。ニューヨーク・タイムズ紙のデーヴィッド・バーストー記者は爆発前の15時間にフォーカスし、原因を追求していました。この間に作業員がしていたこと、掘削作業の複雑さ、彼らが抱えていた問題、BPの財政上のプレッシャーとそれが事故に与えた影響といった記事は、バーグ監督の興味をそそりました。しかし、亡くなった11人の遺族、未亡人や子供たちに会った時に、バーグ監督は大きな驚きと怒りを感じます。亡くなった作業員の遺族の悲しみは、愛する人を失ったことだけではありませんでした。

亡くなった人々はBPにプレッシャーをかけられ、掘削装置に残って原油の噴出を止めようとしたんだ。彼らは早々に掘削装置から海に飛び込むこともできたのに、遺族は彼らを失った悲しみに直面するだけではなく、あたかも彼らが事故を起こしたかのような世間の目に晒されたんだ。「流出事故を起こしたんだ、当然の報いでしょう?」、人々はそんな目で見たんだ。これを知った時、心の痛みと怒りを感じた。考えてごらん、愛する人が、自分が起こしたわけでもない事故を食い止めようとしたにも関わらずだよ。大いに触発されたよ。

みんなに伝えたいと思った。「よし、映画にするぞ、毎朝4時に起きて、映画を作るんだ」ってね。亡くなった人の子供たちや未亡人が、愛する人を失って悲しんでいるだけでなく、愛する人が悪者にされているんだ。(映画作りを決断するには)僕にはそれで十分だった。

人間についての映画を作りたかった。恐ろしい環境災害があったこと、多くの動物が死んでしまったことは誰でも知っている。でも、11人が亡くなったこと、さらに多くの人が負傷したこと、そして掘削装置に本物のヒーローがいたことを、だれも知らないんだ。そんな誰もが知らない心を奪う話が、映画で語りたいすべてだよ。

誰だってこんなことは起きて欲しくなかったが、誰かが間違ったことをしたから事故が起きた。でも、この映画はそれを追求するものではないし、誰かを糾弾するものでもない。とても危険で荒々しく恐ろしい状況に陥り、そこから脱出しようとした健全な労働者階級のヒーローたちを描いているんだ。(ピーター・バーグ監督)

https://collider.com/peter-berg-deepwater-horizon-patriots-day-interview/
https://www.indiewire.com/2016/09/peter-berg-interview-deepwater-horizon-tiff-2016-1201726224/
https://www.nola.com/movies/index.ssf/2015/03/deepwater_horizon_movie.html

 

現場で戦った労働者を讃える作品

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事故当日をリアルに再現

「60ミニッツ」で、事故から生還した主任電気技師のマイク・ウィリアムズの話に引き込まれたというバーグ監督は、技術的な要素が絡んでも観客を引き込むことができると考えました。観客に傍観者ではなく、あたかも掘削施設のクルーの一員であるかのように感じて欲しいと思ったバーグ監督は、事故当日をつぶさに再現していく手法をとります。技術的な難解さを避ける為に、主人公の娘がコーラの缶を使って海上で油田を掘削する父の仕事を説明するシーンを序盤に織り込みます。これは経験豊富な石油の専門家5人が考えだした「10歳の子供でもわかるような説明」で、非常にわかりやすい上に、噴出するコーラが事故を暗示する、素晴らしい導入となっています。

 

実話自体が劇的で、手を加える必要がないことを心強いと感じたバーグ監督は、アメリカのみならず、世界に通用する映画にすべく、事故に関するすべての証言や報告書を徹底的に調べ、愚直なまでに正確性を追求しました。しかし、BP社は映画関係者と話をしようとせず、取引業者にも箝口令をひき、マイク・ウィリアムズ、ジミー・ハレル、アンドレア・フレイタスになど事件の鍵を握る生還者にも事件について語らないことを和解の条件としていました(但し、彼らは仲間とともに映画に協力している)。また、BP社は掘削施設の撮影も許可しなかった為、ニュー・オリンズアミューズ・メントパーク跡地に巨大なセットが設置されました。85%スケールで、高さ25メートル、フットボールのピッチの1.5倍の広さがあり、下には200アールの水タンクが広がり、原油や泥を50メートルの高さまで吹き上げることができるという、本格的なものです。コンピューター・エフェクトを最小限にし、俳優のパフォーマンスをリアルに引き出す、格好の舞台となりましたが、辺地にあるため、タンクにはワニが15匹と数十匹のヌママムシが入り込み、周辺には野生の豚が暮しているという、ワイルドな環境でした(実際の事故現場も鮫がいる海だったので、ある意味、リアルな環境かもしれない)。映画完成するとすぐに遺族への試写会を実施したバーグ監督は、次のように語っています。

自分が正しい映画を作ったのかどうかは、その時にすぐわかる。批評家や一般観客が本当にどう思ったのかは、わかるのに少し時間がかかったりするが、遺族はそうじゃない。その場でわかるよ。彼らが涙をこぼすのを見た時、僕は最高のご褒美を得たと感じる。これこそ、僕が求めていたものだったんだと。その思いが僕を現場で一生懸命にさせるし、またこんな映画を作りたいとも思わせる。(ピーター・バーグ監督)
https://news.yahoo.co.jp/byline/saruwatariyuki/20170420-00070113/

一般の向けのスクリーン・テストでも、歴代のバーグ監督作品の中で最高の評価を得ました。

 

利益を最優先、経費削減の為に安全性を犠牲にするBP社のプレッシャーの中、現場で戦った無名の労働者たちの讃える本作ですが、利益を最優先、経費削減の為に安全性を犠牲にするリスクは、BP社や石油会社のみならず、すべての営利企業に共通するももです。海上原油掘削施設という特異な現場を扱いながら、利益優先のプレッシャーの中で働くすべての異業種の労働者たちにとって普遍的な状況が描かれており、そうして面でも身につまされる作品でもあります。

実話映画の連続コラボ

本作は、マーク・ウォールバーグにとって7作目の実話映画です。

このうち、直近の三作をピーター・バーグが監督しています。彼は「ハンコック」(2008年)や「バトルシップ」(2012年)など、スーパーヒーロー映画も手がけていますが、実話映画とマーク・ウォールバーグの魅力について、次のように語っています。

キャリアの後半になって、本当に自分を触発するのはノン・フィクションだって気がついたんだ。「プライド 栄光への絆」(2004年)の時ように、実際の関係者に会い、その土地の文化が実際に体験できる実話に惹かれているってね。フットボール・チームと1シーズン、一緒に暮した。「キングダム/見えざる敵」(2007年)の時は、サウジアラビアに言って、FBIのエージェントと一緒に暮した。「ローン・サバイバー」(2013年)の時は、イラクに行って特殊部隊の小隊と行動を共にした。本作では、石油業界と多くの時間を過ごした。

現実世界に手を伸ばせばインスピレーションが得られるのが、ノンフィクションの魅力。自分の場合、ずっとそれに惹きつけられている。スーパーヒーロー映画を作りたい監督もいる。それが彼らをかき立て、彼らはそれを愛し、SFを愛する。僕はノンフィクションに頭を突っ込んでいたいんだ。

スーパーヒーロー映画も作ったが、映画作りに魅力を感じず、もう十分。「ハンコック」、「バトルシップ」と二本のCG大作を手がけ、後悔もしていない。実は気づかないと思うが、「バーニング・オーシャン」も同じくらいCGを使っており、その方が好きなんだ。CGを使うことは構わない、でも本作のような話が好きなんだ。

恐ろしい状況に陥った普通の人々の話に、どうしても惹かれる。フランス南部を舞台に少年と少女とワインが出て来るラブストーリーを撮りたいといつも言っているけど、結局、400人のスタッフとともに石油の掘削装置にいたり、山の中で撃ち合う連中と一緒にいるんだ。そう、いかにもアメリカンな話だよ。ジェームス・ボンドは好きだけど、それより面白いし、入り込めるんだ。ジェームス・ボンドに入り込んだまま、毎日、目覚めたいとは思わない。

普通の男の話に興味がある。スーパーヒーローではなくて、毎朝、妻と子供に「行ってきます」と言って家を出て、ちゃんと仕事をこなし、帰宅する人。マークには、そういう地に足がついた部分がある。(中略)。僕とマークの間には友情と信頼があるから、思うことを正直に言っても、お互いを傷つけることがない。何かが良くないと思ったら、はっきり言うまでのこと。そのおかげで、より良い映画ができると僕は思っている。(ピーター・バーグ監督)

https://www.indiewire.com/2016/09/peter-berg-interview-deepwater-horizon-tiff-2016-1201726224/
https://news.yahoo.co.jp/byline/saruwatariyuki/20170420-00070113/

 

マーク・ウォールバーグ(マイク・ウィリアムズ)

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マーク・ウォールバーグ(1971年〜)は、ボストン出身のアメリカの俳優、プロデューサー、歌手。貧しい家庭に生まれ、高校中退後、様々な職につくが長続きせず、ドラッグや暴力沙汰に明け暮れ、遠足中の黒人児童たちに投石して負傷させたり、コカインとアルコールで酩酊してベトナム人男性を襲撃し木の棒で殴りつけ殺人未遂の容疑で起訴され、感化院に収容された。成人後も、人に言いがかりをつけて暴力を振るい、顎の骨を砕く重傷を負わせるなど、ボストン警察には25回も世話になる。やがて反省し、自身の行いを改める決心、1994年に映画デビューして以来、仕事に専念している。「ディパーテッド」(2006年)の演技が高く評価され、第79回アカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、 主演・製作を務めた「ザ・ファイター」(2010年)が第83回アカデミー作品賞にノミネートされている。

 

カート・ラッセル(ジミー・ハレル)

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カート・ラッセル(1951年〜 )はマサチューセッツ出身のアメリカの俳優。野球選手・俳優の父とダンサーの母の元に生まれる。1963年、子役としてデビューし、10本近いディズニー映画に出演する。1970年代に野球選手に転向、マイナーで活躍したが、故障で俳優業に戻る。「ニューヨーク1997」(1981年)、「遊星からの物体X」(1982年)、「ブレーキ・ダウン」(1997年)、「ミラクル」(2004年)、「デス・プルーフ in グラインドハウス」(2007年)、「ワイルド・スピード SKY MISSION」(2015年)、「トマホーク ガンマンvs食人族」(2015年)、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー: リミックス」(2017年)などに出演、アクション映画から、社会派映画、コメディ映画まで出演する演技派俳優で、幅広い年齢層に人気を持つ実力派俳優。配偶者は女優のゴールディ・ホーン

ジョン・マルコヴィッチ(ドナルド・ヴィドリン)

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ジョン・マルコヴィッチ(1953年〜)は、イリノイ州アメリカの俳優、映画プロデューサー。個性的な演技派として世界的に活躍している。イリノイ州立大学で環境を専攻していたが、演劇に変更、1976年に友人と劇団を設立、数々の舞台に立ち、高い評価を得、ブロードウェイで数々の賞を受賞する。1984年に映画デビュー、「キリング・フィールド」(1984年)、「ザ・シークレット・サービス」(1993年)、「マルコヴィッチの穴」(1999年)、「シャドウ・オブ・ヴァンパイア」(2000年)、「家路」(2001年)、「Disgrace」(2008年、日本未公開)、「ウォーム・ボディーズ」(2013年)などに出演、悪役を演じることが多いが、個性的な主役/準主役を演じることもある。

 

ジーナ・ロドリゲス(アンドレア・フレイタス

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ジーナ・ロドリゲス(1984年〜)は、シカゴ出身のアメリカの女優、モデル。両親はプエルトリコ人。コメディ・ドラマ・シリーズ「Jane the Virgin」(2014年〜)でよく知られ、ゴールデングローブ賞シェン女優賞に三度、ノミネートされ、一度、受賞している。

 

ディラン・オブライエン(ケイレブ・ハロウェイ)

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ディラン・オブライエン(1991年〜)は、ニューヨーク出身のアメリカの俳優。MTVのドラマ・シリーズ「Teen Wolf」(2011〜2017年)で注目され、映画に活動を移し、「メイズ・ランナー」(2014年〜2018年)では、主役を務めている。

 

ケイト・ハドソン(左、フェリシア・ウィリアムズ)

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ケイト・ハドソン(1979年〜)は、ロスアンジェルス出身のアメリカの女優。母は女優のゴールディ・ホーン、父は歌手のビル・ハドソンだが、両親は本人の幼少時に離婚、その後母が同棲している俳優のカート・ラッセルとを父親として公表しており、本作が父との初共演。「あの頃ペニー・レインと」(2000年)で、ゴールデングローブ賞助演女優賞を受賞、アカデミー助演女優賞にもノミネートされている。「10日間で男を上手にフル方法」(2003年)など、ロマンティック・コメディのヒット作品が多い。

動画クリップ(YouTube

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バーニング・オーシャン (字幕/吹替)

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