夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

「スポットライト 世紀のスクープ」:実話に基づく緻密な脚本と豪華なアンサンブル・キャストの現実的演技で、陰湿な大事件を真摯に描く

スポットライト 世紀のスクープ」(原題:Spotlight)は、2015年公開のアメリカの伝記的社会派ドラマ映画です。トム・マッカーシー監督・共同脚本、マーク・ラファロマイケル・キートンレイチェル・マクアダムスら出演で、2003年にピューリッツァー賞を公益報道部門で受賞した「ボストン・グローブ」紙の報道の実話に基づき、米国の新聞社の調査報道班として最も長い歴史を持つ同紙「スポットライト」チームによる、ボストンとその周辺地域で蔓延していたカトリック教会の神父による児童への性的虐待とそれを隠蔽してきた組織を追及する報道の顛末を描いています。第88回アカデミー賞では、作品賞、監督賞、助演男優賞マーク・ラファロ)、助演女優賞レイチェル・マクアダムス)、脚本賞編集賞の6部門にノミネートされ、作品賞と脚本賞を受賞した作品です。

 

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目次

スタッフ・キャスト

監督:トム・マッカーシー
脚本:ジョシュ・シンガー/トム・マッカーシー
出演:マーク・ラファロ(マイク・レゼンデス、スポットライト記者)
   マイケル・キートン(ウォルター"ロビー"ロビンソン、スポットライトのデスク)
   レイチェル・マクアダムス(サーシャ・ファイファー、スポットライト記者)
   リーヴ・シュレイバー(マーティ・バロン、グローブ紙編集長)
   ジョン・スラッテリー(ベン・ブラッドリー・ジュニア、グローブ紙部長)
   ブライアン・ダーシー・ジェームズ(マット・キャロル、スポットライト記者)
   スタンリー・トゥッチ(ミッチェル・ガラベディアン、弁護士)
   ジーン・アモローソ(スティーヴ・カークジャン 、グローブ紙総合調査記者)
   ジェイミー・シェリダン(ジム・サリヴァン、教会側の弁護士)
   ビリー・クラダップ(エリック・マクリーシュ、弁護士)
   モーリーン・キーラー(アイリーン・マクナマラ、グローブ紙コラムニスト)
   リチャード・ジェンキンス(リチャード・サイプ、心理療法士(電話音声))
   ポール・ギルフォイル(ピート・コンリー)
   レン・キャリオー(バーナード・ロウ枢機卿
   ニール・ハフ(フィル・サヴィアノ、聖職者による虐待被害者ネットワーク)
   マイケル・シリル・クレイトン(ジョー・クロウリー、聖職者による虐待被害者)
   ローリー・ハイネマン(コンスタンス・スウィーニー判事)
   ティム・プロゴシュ(ビル・カメザ理事長)
   ダグ・マーレイ(ピーター・カネロス、グローブ紙都市圏担当記者)
   ほか

あらすじ

2001年の夏、マサチューセッツ州ボストンの日刊紙「ボストン・グローブ」は、新しい編集長のマーティ・バロン(リーヴ・シュレイバー)を迎えます。マイアミからやってきたアウトサイダーのバロンは、地元出身の誰もがタブー視するカトリック教会の権威にひるまず、神父による性的虐待事件を詳しく掘り下げる方針を打ち出します。その担当を命じられたのは、独自の極秘調査に基づく特集記事欄「スポットライト」の4人の記者たちです。デスクのウォルター"ロビー"ロビンソン(マイケル・キートン)をリーダーとするチームは、事件の被害者や弁護士らへの地道な取材を積み重ね、様々な障害にあいながらも、多くの神父が同様の罪を犯している実態と、その背後に教会が隠蔽するシステムがあることを探り当てます。やがて9.11同時多発テロ事件が発生し、調査の一時中断を余儀なくされながらも、チームは一丸となって教会の罪を暴くために闘い続けます・・・。

レビュー・解説

おぞましい事件を扱いながら、実話に基づく緻密な脚本のダイナミズムと豪華なアンサンブル・キャストによる現実感のある人物描写で、実在の人物や新聞の読者を称える真摯なアプローチが素晴らしい作品です。

 

ボストンはアメリカで最も歴史の古い街の一つで、アメリカの独立後、主要な海港と製造業の中心地となり、イギリスの影響が色濃く残るニューイングランド地方最大の都市として同地域の経済的・文化的中心地と考えられており、ニューイングランドの首都とも言われます。アメリカ最初の公立学校ボストン・ラテン・スクール、アメリカ最初の大学であるハーバード大学アメリカ最初の地下鉄網等を擁し、文化的伝統には、r を発音しないボストン訛りや、魚介類、塩、乳製品中心の郷土料理などがあり、また、レッドソックスの本拠地であることから野球ファンの多い街です。政治的・宗教的風土には、アイルランドアメリカ人の及ぼした影響が大きいと言われており、カトリックの人口比は約50%(全米平均は約20%)と非常に高くなっています。ボストンは犯罪映画の舞台となることが少なくありません。全米で最も強盗が多く、世襲で強盗を働くと言われたチャールズタウンのような街があることに加え、古い街並や、ニューイングランド地方独特の文化、犯罪を隠蔽するコミュニティ意識、犯罪は働いてもカトリックの教えは守るというアイルランド系ギャングの戒律が、犯罪映画の舞台としてボストンを魅力的なものにしています。そんなコミュニティ意識が強い街の地方紙が、影響力の大きいカトリック教会の不正を暴くですから、大変なことです。

 

本作は一度、ドリームワークスが映画化権を獲得、トーマス・マッカーシー監督、ジョシュ・シンガー脚本で映画化されると2013年4月に報道されましたが、その二ヶ月後にドリームワークスが制作から手を引きます。理由は明らかにされていませんが、カトリック教会は過去に同教会を批判する題材を扱った映画「ダ・ヴィンチ・コード」をボイコットするなど非難が集中したことがあり、題材的にリスクが大きいと判断したと言われています。また、トム・マッカーシーもよく理解できないとして、一度、監督を辞退したと語っています。恐らく、新聞記者たちが電話をかけながら書類の山の中から真実を探し出すという脚本に面白みを見出すことができなかったのでしょう。しかし、一年後にプロデュサーが持って来た、タイムズ傘下に入ったボストングローブ紙に新任編集長マーティ・バロンが着任するところから展開するという話に興味を覚え、先に出演が決まった活動家でもあるマーク・ラファロマッカーシー監督の起用に熱心だったことから、引き受けたといいます。

 

マーティの出番は少ないのですが、記者にもカトリック教徒が多く、土地柄の影響を受けているボストン・グローブ紙において、生まれも育ちもボストンではなく、ユダヤ教徒で、野球にも興味のないアウトサイダーの新任編集長の果たす役割は大きいです。着任早々、彼は、ボストン・グローブ紙でピュリツァー賞を受賞した著名コラムニスト、モーリーン・キーラーの「カトリック教会の神父に対して80人の児童性的虐待の告発があるのに教会は疑惑を全面否定、証拠は裁判所が非公開にしているため真相は藪の中だ」というコラムに注目します。彼は、スポットライトのデスクや記者に本件の取材を継続する様に指示し、裁判所に情報公開を求める(実質、教会を訴える)ことについて取締役に許可を得に行きますが、これはアウトサイダーの彼でなければなかなか出来ないことです。

MARTY:I’d like to challenge the protective order in the Geoghan case.
GILMAN:You want to sue the Catholic Church?
MARTY:We’re just filing a motion. But yes.
GILMAN:You think it’s that important?
MARTY:Yes. I do.
GILMAN:Because, obviously, the Church will fight us very hard on this. Which won’t go unnoticed by our subscriber base. 53% of them are Catholic.
MARTY:Uh, I think they’ll be interested.

マーティ:ゲーガン事件の情報開示に挑戦したいと思います。
ギルマン:カトリック教会を訴えたいのか?
マーティ:開示請求するだけです・・・、が、そうです。
ギルマン:それほど重要と思うか?
マーティ:はい、そう思います。
ギルマン:教会が激しく反発するのは明らかだ。当然、我々の読者も知るところになる。読者の53%はカトリックだ。
マーティ:ええ、彼らは興味を持ってくれると思います。

また、彼は児童性的虐待に関わっていた個々の神父ではなく、カトリック教会の組織的な隠蔽に焦点を当てるよう記者たちを諭します。

MIKE:You’re telling me we run a story about fifty pedophile priests in Boston --
MARTY:We’ll get into the same cat fight you got into on Porter, which made a lot of noise but changed things not one bit. We need to focus on the institution not the individual priests.

マイク:ボストンの50人もの小児愛性聖職者の記事を書けと・・・
マーティ:ポーターの事件と同じように猫の喧嘩になる。騒がしいが何一つ変わらない。個々の聖職者ではなく、仕組みにフォーカスする必要がある。

 

しかし、映画ではリーヴ・シュレイバー扮するマーティ・バロンが主役というわけではありません。マーク・ラファロマイケル・キートンレイチェル・マクアダムスジョン・スラッテリー、ブライアン・ダーシー・ジェームズ、スタンリー・トゥッチらの錚々たる俳優が、スクープをものした記者たちや被害者の救済に尽力した弁護士をアンサンブル・キャストで演じています。彼らは、特別なヒーローというよりは、その辺にいそうな熱血漢、親父、若い女性や変わり者といった風情です。

 

撮影に当たっては、当時のボストン・グローブ職員の全面的な協力を得て、オフィスの内部をカナダのトロントに再現するだけではなく、俳優たちが自分が演じる実在の記者に会ってリアルな役作りをしており、また彼らは撮影の現場にも立ち会っています。スポットライトの記者、マイク・レゼンデスを演じるマーク・ラファロは、実在のマイク・レゼンデスにあったとき、話し方を正確に再現するためにレゼンデスの声を iPhone で録音したと言います。さらに撮影の合間には、現場に待機するレゼンデスに彼のセリフを言ってみるように求め、誰かに叫んでみてくれと頼んだこともあると言います。

マーク・ラファロが僕の5ヶ月間を再現するのは、まるで大きな鏡に映った自分自身を見ているようで楽しかった。(マイク・レゼンデス)

 

マイケル・キートンはこの役を引き受けた時に、ボストン訛を心配したと言います。事前に実在のウォルター・ロビンソンのビデオや録音テープで研究したキートンは、彼の近くに住むロビンソンに会いますが、会ったばかりになのに何でそんなに知っているのかと、ロビンソンを驚かせたと言います。キートンは実在のロビンソンを正しく学ぶために、何日も彼とともに過ごしました。マッカーシー監督からロビンソンにボストン訛りはほとんどないと聞いていたキートンは、ロビンソンが近所の人と話す時などに「r」や「ing」を発音しないことがあるのに気づき、どんな時にボストン訛りで話せば良いの悩みました。そうした細かいことが大変でしたが、キートンは基本的にロビンソンを美化するのではなく、彼のありままを演ずるように務めたといいます。キートンによると、

ロビンソンはパワフルで直接的だ。普段は愛すべきお気軽男だが、一旦、情報を得ると、いい意味で用心深くなる。それは、まるで猟犬のような格好良さだ。そんな彼の行動パターンを学んだ。(マイケル・キートン

と言います。当時のオフィスを再現したセットで、ロビンソン本人のような風情で当時のボストン・グローブのコンピューター画面に向かうキートンを見たロビンソンは、いたく感動したと言います。

鏡を見ているようなものだよ。自分の思い通りには動かないけどね。

自分の人格を乗っ取られたような気分だ。キートンが銀行強盗を働けば、警察は私の腕に手錠をかけるよ。

映画でキートンが演じる私を見て、これまでに取材した多くの人にお詫びしたくなったよ。(ウォルター・ロビンソン)

 

レイチェル・マクアダムスも、実在のサーシャ・ファイファーに多くを学んだと言います。

サーシャはとても心の温かい人よ。彼女とのやり取りは最初はメールから始まって、次に電話で話したの。それから、ボストンで会うことになったわ。私はその週末をサーシャと過ごしたの。ご主人と一緒に街を案内してくれて、私は彼女に思いつく限りの質問をしたわ。彼女についての物語をできる限り正確に伝えたい、彼女のすばらしい人柄を的確に表現したいと思ったの。彼女は途方もないことをやり遂げた人よ。彼女は自分が一番若いことや女であることを意識せず、チームの一員として認められてると感じてたの。能力は対等だし、他の人と同様にそこにいる権利があった。彼女はそのことを何度も話してくれたわ。

彼女は今でも被害者と連絡を取り続けてるの。事件に対する彼女の取り組み方は尊敬に値するわ。彼女は人々が話を打ち明けたいと思う人なの。今は大人の男性でも、自分の感情を共有するのに抵抗のある人もいるわ。女性になら話しやすい人もいると思うけど、彼女は特に聞き役として非凡なの。彼女は温かい心の持ち主で、とても思いやりがある。だから彼女がチームにいるとたくさんの話が集まるの。

何でも打ち明けたくなる雰囲気をもった女性なのよ。きっと取材を受けた被害者も、同じ気持ちだったはず。セリフにもあるけど、調査報道は「暗闇で真実を手探りする」ようなもの。無駄に終わる可能性があっても、ジャーナリストとしての信念を貫き通す姿には、大いに感銘を受けたわ。

映画のなかでは、彼女の私生活はそれほど描かれないの。実際の彼女に会っても仕事が先で、プライベートは二の次の人だったわ。サーシャも家人が寝る時間に帰るので、夫と一年ほど会ってないとかザラだったって(笑)。だから、円満じゃない家庭もあるそうよ。最終的に記事が書けるまで時間がかかる、それを盲目的に信じて日々続けていかなければいけない仕事なの。(レイチェル・マクアダムス

  

この映画は、安易にヒーローを作って陳腐なスクープ話や手柄話にすることはしていません。カトリック教徒でもある記者たちが新編集長の後押しで戸惑いながら困難で地道な教会告発に立ち上がる一方で、スポットライトのデスクがかつて事件を掘り下げないまま放置していたことも描くなど、彼らの至らない点も含めて人間的でとても現実的な描き方をしています。もともと、インターネットに押されて衰退しつつある新聞のジャーナリズムを題材に、登場人物をヒロイックに描かないとなると、物語としての面白さが欠ける危険性があります。しかしながら、本作がアカデミー賞を受賞するに至った背景には、

  • ボストン・グローブを単なる地方紙ではなく、タイムズ傘下の会社として捉える
  • 先にピューリッツァー賞を受賞した有名コラムニストのコラムがきっかけとなる
  • 染まらない見方をするアウトサイダーの新任編集長がドライヴ・フォースとなる
  • 個々の神父ではなく、カトリック教会の組織的な隠蔽に焦点を当てる
  • 戸惑いながらも、カトリック教徒の多い記者たちが立ち上がっていく
  • 9.11緊急報道体制の中、一旦、活動が停滞する

など、実際に社会や組織が動くメカニズムに添って事実を押さえた、卓越した脚本の存在があります。また、ドリームワークスが制作から撤退してからも、熱心に映画化を進めたプロデューサーの存在も忘れることができないでしょう。

 

スポットライトのスクープに対する読者の反応は映画の中に描かれていますが、カトリック教会はどうだったのでしょうか?トム・マッカーシー監督はあからさまな反発は予測しなかったものの、

カトリック教会はなかなか変化しない、何をするにも時間がかかるんだ。誰かが 「教会側からどんな反応がくると思う?」と言った。私は、「誓ってもいいが、カトリック教会からは何の反応もないだろう」 と答えた。(トム・マッカーシー監督)

と語っています。しかし、2015年2月初めにフランシス教皇が設立した、カトリック教会内での性的虐待を防ぐことを目的とした新しい委員会は、この映画のプライベート上映とともに始動します。さらにその後、アカデミー賞作品賞の挨拶でプロデューサーのマーク・シュガーは、

この映画は被害者に声を与えました。そして、その声をさらに大きくしてくれるのがアカデミー賞です。バチカンにまで、その声が届くことを期待しています。フランシスコ教皇も子供たちを守って、そして信頼を取り戻すときです。(マーク・シュガー、プロデューサー)

とメッセージを発しますが、驚いたことに、その翌日、教皇庁が所有する日刊紙オッセルバトーレ・ロマーノが、バチカン初のオフィシャルコメントとして、同作を賞賛しました。

説得力がある。カトリック教会と対立する立場を取るものではない。

弱い人間を食い物にする捕食者たちが、必ずしも聖職者の衣服を身に着けているわけではないし、小児性愛が必ずしも純潔の誓いから生じるわけでもない。だが、教会内のいかに多くの人間が、虐待行為の重大性よりも教会のイメージが重要だと考えていたかが明らかになった。

前向きなメッセージとして受け取るべきだ。教会の信用はまだあり、フランシス教皇は、以前の教皇たちによって始められたことの後始末を熱心に進めている。(日刊紙オッセルバトーレ・ロマーノ2016年2月29日社説)

 

改めて映画の持つ力を感じます。ピューリッツァー賞を受賞した実際のスポットライトの記者たちの努力は賞賛されて当然ですが、こうした教会の反応を見ると、監督・脚本家・プロデューサー・俳優など映画製作者たちの奇をてらわない、思慮深く真摯なアプローチも賞賛に値します。

 

マーク・ラファロ(マイク・レゼンデス、スポットライト記者)

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坊っちゃんがりのようなヘア・スタイルが若々しい。マイク・レゼンデス本人に近づけるためにアクを少し抜いた演技で現実感を出している。本作で第88回アカデミー助演男優賞にノミネートされた。

 

マイケル・キートン(ウォルター・"ロビー"・ロビンソン、スポットライトのデスク)

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ジョン・スラッテリーとともに現実感のある演技で、その辺にいそうな中間管理職の親父の雰囲気もよく出ている。

 

レイチェル・マクアダムス(サーシャ・ファイファー、スポットライト記者)

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レイチェル・マクアダムスは「消されたヘッドライン」(2009年)でも女性記者を演じているが、出番は少なかった。本作では出演時間も長く、被害者への優しさなど男性記者が出しにくい部分もカバーしている。本作で第88回アカデミー助演女優賞にノミネートされた。

 

リーヴ・シュレイバー(マーティ・バロン、グローブ紙編集長)

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出番は限られているが、作品を無駄なくピリリと引き締めている。彼は、出演時間が短い方が引き立つ俳優かもしれない。

 

ジョン・スラッテリー(ベン・ブラッドリー・ジュニア)

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マイケル・キートンとともに現実感のある演技で、その辺にいそうな中管理職の親父の雰囲気もよく出ている。

 

ブライアン・ダーシー・ジェームズ(マット・キャロル)

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デスクワーク中止の地味な役柄だが、聖職者の名簿から法則性を発見する。

 

スタンリー・トゥッチ(ミッチェル・ガラベディアン、弁護士)

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スタンリー・トゥッチというよりも、かつてのダスティン・ホフマンを彷彿とさせる役柄だが、芸の幅を感じさせる。

撮影地(グーグルマップ)

設定はボストンだが、セットを含めトロントでも撮影している。

 

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