かつてミュージカル映画は歌や踊りなどの個人芸を重視しましたが、やがてストーリーが重視されるようになり、さらにシネマスコープの導入に伴い大型化しました。それが花開いた60年代には、「サウンド・オブ・ミュージック」、「マイ・フェア・レディ」などの名作が誕生、ミュージカル映画は黄金期を迎えますが、やがて超大作の商業的失敗が相次ぎ、衰退します。その後、「サタデー・ナイト・フィーバー」のように若者向けの曲を満載し、ポップス市場と結びついたジュークボックス・ミュージカル的な映画の動きはあったものの、ミュージカル映画復活には至りませんでした。
1990年代に入り、「美女と野獣」などのアニメ・ミュージカル映画が大人にも受け入れられるようになり、さらに2000年代に入って「ムーラン・ルージュ」や「シカゴ」など、実写のミュージカル映画が再び大ヒットするようになりました。これらに共通するのは、プロットやテンポ、絵作り等を工夫、観客を飽きさせず、ミュージカル・ファンでなくても楽しめるようしていることです。
そこで、これまでに観た映画を中心に、専門家と一般、両方の意見を参考にしながら
を挙げてみました。（最終更新：2017年9月12日）
誰でも楽しめるミュージカル映画ベスト10
1. ザ・マペッツ |
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原題：The Muppets |
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ジェームズ・ボビン監督、ジェイソン・シーゲル、エイミー・アダムスら出演で、「セサミストリート」等で知られるカエルのカーミットやミス・ピギーなど引退した人気マペットが、かつて一世を風靡したマペット・ショーの殿堂「マペット・スタジオ」の危機を前に再結集、人間と一体となって救済に奔走する姿を、人間とマペットの兄弟の絆を軸に歌と踊りでユーモラスかつス感動的に描いています。第84回アカデミー賞で歌曲賞（Man or Muppet）を受賞した作品です。 関連記事：「ザ・マペッツ」：人・マペット混然一体のミュージカル・コメディで人形劇を復活させるディズニー・マジック - 夢は洋画をかけ廻る 2. ラ・ラ・ランド |
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原題：La La Land |
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デミアン・チャゼル監督・脚本、ライアン・ゴズリング、エマ・ストーンら出演で、ロサンゼルスを舞台にジャズ・バーのオーナーを夢見る男と、女優を夢見る女の恋を描いています。第89回アカデミー賞で「タイタニック」（1997年）、「イヴの総て」（1950年）に並ぶ史上最多の14ノミネートを受け、監督賞、主演女優賞（エマ・ストーン）、撮影賞、作曲賞 、歌曲賞（シティ・オブ・スターズ）、美術賞の6部門を受賞した作品です。 関連記事：「ラ・ラ・ランド」：ハリウッドでの夢と成功と切ない恋を溢れる思い、確かな演出、力強い演技で描く現代的で瑞々しいミュージカル映画 - 夢は洋画をかけ廻る 3. シカゴ |
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原題：Chicago |
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ミュージカルの神様と称されるブロードウェイの伝説的振付師・演出家、ボブ・フォッシーのトニー賞受賞作「シカゴ」を映画化、ロブ・マーシャル監督、レネー・ゼルウィガー、キャサリン・ゼタ＝ジョーンズ、リチャード・ギアら出演で、1920年代のシカゴを舞台にスターを夢見ながら刑務所に収容され争いに巻き込まれる主人公がスターダムへと上りつめる姿を、それぞれの思惑や野望を抱いた３人の男女を中心に歌と踊りで豪華絢爛に描いています。第75回アカデミー賞で、作品賞など６部門で受賞、ミュージカル映画の衰退を打破したと言われる作品です。 関連記事：「シカゴ」：ミュージカル好きでなくても楽しめるファースト・クラス・エンタメ - 夢は洋画をかけ廻る 4. ヘアスプレー |
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原題：Hairspray |
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1988年のジョン・ウォーターズ監督の同名オリジナル映画、2002年の同名ミュージカル舞台劇を元に、アダム・シャンクマン監督、ジョン・トラヴォルタ、ミシェル・ファイファー、クリストファー・ウォーケンら出演で、60年代のボルチモアを舞台に、外見を気にしない太めのヒロインの活躍を描いています。母親役として特殊メイクで登場するジョン・トラヴォルタを始め、豪華キャストの歌と踊り、60年代のレトロでキュートなファッションが見どころです。 5. スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 |
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原題：Sweeney Todd: The Demon Barber of Fleet Street |
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ミュージカル「スウィーニー・トッド」を元に、ティム・バートン監督、ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム＝カーター、アラン・リックマンら出演で、19世紀のロンドンを舞台に、無実の罪で投獄され妻子も奪われた男が、スウィーニー・トッドとしてフリート街へ戻り復讐する様を描いています。 6. ムーラン・ルージュ |
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原題：Moulin Rouge! |
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バズ・ラーマン監督、ニコール・キッドマン、ユアン・マクレガー出演で、パリのキャバレー「ムーラン・ルージュ」の華やかな世界を舞台に、運命に翻弄される踊り子と若き作家のラブストーリーを描いています。豪華なセット、衣装や鮮やかな映像と、ビートルズやエルトン・ジョン、マドンナ等のヒット曲を主演の二人が吹替なしで歌うなど、従来のミュージカル映画と一線を画する斬新さが話題になった作品です。 関連記事：「ムーラン・ルージュ」：ミュージカル映画に活を入れたバズ・ラーマン監督の大作 - 夢は洋画をかけ廻る 7. レ・ミゼラブル |
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原題：Les Miserables |
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ヴィクトル・ユゴーの同名小説を原作に1980年代にロンドンで上演されて以来、ブロードウェイほか世界各地でロングラン公演された同名のミュージカルを元に、トム・フーパー監督、ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、アン・ハサウェイ、エディ・レッドメインら豪華キャストで、貧しさからパンを盗み19年も投獄された男ジャン・バルジャンの波乱の生涯を圧倒的なスケールで描く、ミュージカル超大作です。 関連記事：「レ・ミゼラブル」：熱演が生々しく映し出される迫力のミュージカル映画 - 夢は洋画をかけ廻る 8. ドリームガールズ |
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原題：Dreamgirls |
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伝説的黒人女性グループ「スプリームス」のメンバーをモデルに、ビル・コンドン監督、ジェイミー・フォックス、ビヨンセ・ノウルズ、ジェニファー・ハドソンら出演で、女性コーラス・グループ「ドリームガールズ」の波乱の道のりを描いています。スプリームスのメアリー・ウィルソンのベストセラーの自伝を元に、歴史的なヒットとなった同名ブロードウェイ・ミュージカルを映画化した作品です。 関連記事：「ドリームガールズ」：スプリームスをモデルに描いた劇的なミュージカル映画 - 夢は洋画をかけ廻る 9. フットルース 夢に向かって |
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原題：Footloose
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1984年の映画「フットルース」のリメイクで、クレイグ・ブリュワー監督、ケニー・ウォーモールド、ジュリアン・ハフら出演で、母を白血病で亡くし、ジョージアの保守的な町でおじ、おばと暮らすことになった都会育ちの少年が、ダンスやロックに対する抑圧に反抗する姿を描いています。 10. RENT/レント |
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同名ブロードウェイ・ミュージカルを元に、クリス・コロンバス監督、ブロードウェイの主要キャストら出演で、プッチーニのオペラ「ラ・ボエーム」の甘く美しい世界（パリ）を現代の粗暴な喧噪の中（ニューヨーク）に置き換え、X 世代やMTV世代のロックと融合させながら、少数民族、性的少数派、麻薬中毒やHIVなど様々な若者の生き方を描いています。 |
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惜しくも、ベスト10から漏れた作品
1. 魔法にかけられて |
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原題：Enchanted |
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ケヴィン・リマ監督、エイミー・アダムスら出演のディズニー・ファンタジーで、魔法で現代のニューヨークに追放されたアニメのプリンセスが、ディズニーの「お約束」が通じない実写の世界で右往左往するドタバタ劇を、アニメと実写で夢いっぱいに描いています。「アナと雪の女王」の「Let It Go」で有名になったイディナ・メンゼルも出演しています。 2. マンマ・ミーア! |
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原題：Mamma Mia! |
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ミュージカル「マンマ・ミーア！」を元に、フィリダ・ロイド監督、メリル・ストリープ、ピアース・ブロスナン、コリン・ファース、アマンダ・サイフリッドら出演で、ギリシャの小島を舞台に20歳の花嫁ソフィの結婚式前日から当日までの物語を、世界中を魅せたスウェーデン出身のポップ音楽グループABBAのヒット曲に乗せて描いています。 |
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まだ見ていないが、ベスト10に入りそうな作品
1. ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ |
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原題：Hedwig and the Angry Inch |
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オフ・ブロードウェイの同名の大ヒット・ミュージカルを元に、舞台同様、ジョン・キャメロン・ミッチェル自ら脚本・監督・主演を務め、東西冷戦時代に性転換手術をして東ドイツからアメリカへ渡った主人公が、手術のミスで残された股間の「怒りの1インチ」に苦悩しながらロックシンガーとして活動をする姿を、派手な中にも感情豊かに温かく描いています。 2. ダンサー・イン・ザ・ダーク |
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原題：Dancer in the Dark |
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ラース・フォン・トリアー監督、アイスランドの人気女性歌手ビョークら出演で、遺伝性疾患のため衰えていく視力と闘いながら同じ病の息子の手術費用を工面する為に働き、ミュージカルの世界を空想することが唯一の楽しみという、チェコからの移民の運命を描いています。主人公の空想シーンを明るい色調のミュージカルに仕立てた構成の作品で、第53回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールと主演女優賞（ビョーク）を受賞した作品です。 3. 8人のおんなたち |
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原題：Huit Femme、英題：Eight Women |
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フランスの劇作家ロベール・トマの戯曲を元に、フランソワ・オゾン監督、カトリーヌ・ドヌーヴらフランスを代表する新旧８人の大女優出演で、主が殺されて互いに疑心暗鬼になり、詮索が始まり、一人ひとりの思惑や秘密が暴露されていく８人の女性を、ユーモアと毒気のある演出で描いた、豪華絢爛で楽しいミステリーです。2002年ベルリン国際映画祭で、競演した女優全員が銀熊賞を受賞し話題になった作品です。 4. ハッピーフィート |
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原題：Happy Feet |
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ジョージ・ミラー監督・共同脚本、イライジャ・ウッド、ロビン・ウィリアムズ、ヒュー・ジャックマン、ニコール・キッドマンら出演のCGアニメ映画で、南極を舞台に、歌で相手に求愛にしなくてはならないが音痴という致命的な欠点をもつ皇帝ペンギンの主人公を描いています。2006年アカデミー賞で長編アニメ映画賞の受賞した作品です。 5. ザ・マペッツ2／ワールド・ツアー |
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原題：Muppets Most Wanted |
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カエルのカーミットなど人気マペットの活躍を描いた「ザ・マペッツ」の続編で、カーミットに瓜二つの極悪カエルの犯罪計画に巻き込まれた「ザ・マペッツ」の仲間たちがヨーロッパを舞台に繰り広げる冒険を、ジェームズ・ボビン監督が描いています。トム・ヒドルストン、クロエ・グレース・モレッツ、レディー・ガガらがカメオ出演しています。 6. ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー |
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原題：High School Musical 3: Senior Year |
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大ヒットにより社会現象になった「ハイスクール・ミュージカル」シリーズの3作目めで、ケニー・オルテガ監督、ザック・エフロンら出演で、高校の最終学年になった主人公たちが大学進学を前に人生の岐路に立たされるなど、卒業をテーマに将来への不安を抱えながら成長する姿を描いています。 7. アクロス・ザ・ユニバース |
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原題：Across the Universe |
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ジュリー・テイモア監督、エヴァン・レイチェル・ウッド、ジム・スタージェスら出演で、全編にわたって33曲におよぶビートルズ・ナンバーと歌詞、独創的な映像を通して世界を1960年代のアメリカに生きる青年の波乱万丈な恋と青春を描いています。 8. イントゥ・ザ・ウッズ |
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原題：Into the Woods |
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1987年初演の同名ブロードウェイ・ミュージカルを元に、ロブ・マーシャル監督、メリル・ストリープ、ジョニー・デップら豪華キャストで、シンデレラ、ラプンツェル、赤ずきんなど、それぞれの物語ではハッピーエンドを迎えた主人公たちの驚くべき運命を描いています 9. ラスト5イヤーズ |
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原題：The Last 5 Years |
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ソングライター、ジェイソン・ロバート・ブラウンによる傑作ミュージカル元に、リチャード・ラグラヴェネーズ監督・脚本、アナ・ケンドリック、ジェレミー・ジョーダンら出演で、あるカップルの5年間の愛の軌跡とすれ違う思いを、妻は愛の終わりから二人の出会いまで、夫は恋した瞬間から彼女の元を去るまでという、逆行する時間軸で描いています。 |
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20世紀のミュージカル映画、名作20選
1. 雨に唄えば |
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原題：Singin' in The Rain |
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ジーン・ケリー/スタンリー・ドーネン監督、ジーン・ケリーら出演で、 サイレントからトーキー映画に移る時代を描いたバックステージ・ミュージカルです。ハリウッドを代表する名作のひとつで、特にジーン・ケリーが土砂降りの雨の中で、主題歌を歌いながらタップダンスを踊る場面は、映画史に残る名シーンと言われています。 2. オズの魔法使 |
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原題：The Wizard of Oz |
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ライマン・フランク・ボームの児童文学小説「オズの魔法使い」（1900年）を原作に、ヴィクター・フレミング監督、ジュディ・ガーランドら出演で、大竜巻に巻き上げられ、夢の国オズから魔女の住むエメラルド・シティを目指す少女を描いています。第12回アカデミー賞で作曲賞、歌曲賞（虹の彼方に）、特別賞（ジュディ・ガーランド）を受賞した作品です。 3. メリー・ポピンズ |
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原題：Mary Poppings |
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イギリスの作家パメラ・L・トラヴァースによる同名児童文学シリーズを原作に、ロバート・スティーヴンソン/ハミルトン・S・ラスク監督、ジュリー・アンドリュースら出演で、空から来たナニーのメリー・ポピンズがロンドンに滞在、人々を不思議な体験に巻き込む物語を、ミュージカルや実写とアニメの合成で幻想的に描いています。第37回アカデミー賞で、主演女優賞（ジュリー・アンドリュース）等５部門で受賞した作品です。 4. マイ・フェア・レディ |
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同名ミュージカルを元に、ジョージ・キューカー監督、オードリー・ヘプバーンら出演で、階級社会の文化が色濃く残るイギリスを舞台にロンドンの花売り娘が一流の淑女に変貌していく姿を描くロマンティック・コメディです。第37回アカデミー賞で、作品賞を始め主要8部門を独占した名作ミュージカルです。 5. ザッツ・エンターテインメント |
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原題：That's Entertainment! |
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MGMが、創立50周年を記念して製作したミュージカルのアンソロジー映画で、ジャック・ヘイリー・jr.監督・脚本・製作、ビング・クロスビー、フランク・シナトラ、エリザベス・テイラーなどの豪華な面々がプレゼンターとして出演、フレッド・アステア、ジーン・ケリー、ジュディ・ガーランド、エスター・ウィリアムズの出演作等が紹介されています。 6. シェルブールの雨傘 |
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原題：Les Parapluies de Cherbourg |
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ジャック・ドゥミ監督・脚本、ミシェル・ルグラン音楽、カトリーヌ・ドヌーヴ、ニーノ・カステルヌオーヴォら出演で、戦争によって引き裂かれる男女の運命をつづっています。ミシェル・ルグラによる音楽が大評判となり、特に主題曲は世界中で大ヒットしました。第17回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した作品です。 7. 美女と野獣 |
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原題：The Beauty and Beast |
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フランスの民話「美女と野獣」（J・L・ド・ボーモン夫人版）を元に、ゲーリー・トゥルースデイル/カーク・ワイズ監督で、美女と野獣のロマンティックなラヴ・ストーリーを描いたディズニーの長編アニメ映画です。第64回アカデミー賞ではアニメ映画史上で始めて作品賞にノミネート、作曲賞と歌曲賞を受賞した作品です。 8. フレンチ・カンカン |
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原題：French Cancan |
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ジャン・ルノワール監督・脚本、ジャン・ギャバン、フランソワーズ・アルヌールら出演で、1880年代のパリを舞台に、フレンチ・カンカンとムーラン・ルージュの誕生を描いています。エディット・ピアフをはじめ、多くの歌手も出演しています。 9. キャバレー |
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1966年のオリジナル舞台版を元に、ボブ・フォッシー監督、ライザ・ミネリら出演で、ドイツにナチズムが台頭、芸能の世界も退廃していく中で、ボードヴィリアンを夢みる少女の芸と恋の青春を描いています。第45回アカデミー賞では、主演女優（ライザ・ミネリ）、助演男優（ジョエル・グレイ）、監督（ボブ・フォッシー）など、8部門を受賞した作品です。 10. バンド・ワゴン |
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原題：The Band Wagon |
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ヴィンセント・ミネリ監督、フレッド・アステアら出演で、人気落ち目のスターが、ブロードウェイ時代の友人である脚本家夫婦と共に、舞台での大ヒットを目指す姿を描いています。 11. ビクター/ビクトリア |
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原題：Victor Victoria |
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ラインハルト・シュンツェル監督の1933年のドイツ映画「カルメン狂想曲」を基に、ブレイク・エドワーズ監督・脚本・共同制作、ジュリー・アンドリュースら出演で、売れないソプラノ歌手が男に化け女装の歌手としてスターになった為におきる騒動を描いています。第55回アカデミー賞で7部門にノミネートされ、作曲賞を受賞した作品です。 12. ロシュフォールの恋人たち |
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原題：Les Demoiselles de Rochefort |
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ジャック・ドゥミ監督、カトリーヌ・ドヌーヴら仏米の豪華キャストの出演で、南フランスの軍港の町ロシュフォールの祭りの季節、町中が沸き立つ週末の3日間に、美しい双子姉妹ら人々の出会いが交錯しては生まれる新たな恋、再燃する恋を描いています。 13. 紳士は金髪がお好き |
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原題：Gentlemen Prefer Blondes |
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アニタ・ルースによる1925年出版の同名小説と1949年初演の同名ブロードウェイ・ミュージカルを元に、ハワード・ホークス監督、マリリン・モンローら出演で、金を男を目当てにニューヨークからパリへと渡る二人のダンサーが、客船の中で紳士から髪飾りを貰い、パリで巻き込まれる騒動を描いたミュージカル・コメディです。 14. ブルース・ブラザーズ |
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原題：The Blues Brothers |
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アメリカNBCの人気番組「サタデー・ナイト・ライブ」の人気コーナーのキャストとバンドを基に、ジョン・ランディス監督、ジョン・ベルーシ、ダン・エイクロイドら出演で、刑期を終え出所する兄とそれを迎える弟の二人が、育った孤児院の危機を救う為にバンドを作り音楽で稼ごうとする、コメディ、アクション、ミュージカルの要素が混じった映画です。 15. ウエスト・サイド物語 |
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原題：West Side Story |
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シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」を原作にした同名ブロードウェイ・ミュージカルを元に、ロバート・ワイズ/ジェローム・ロビンス監督、ナタリー・ウッド、リチャード・ベイマー、ジョージ・チャキリス、リタ・モレノら出演で、ポーランド系とプエルトリコ系アメリカ人の2つのニューヨークの少年非行グループの抗争と、若い男女の恋と死を描いています。第34回アカデミー賞では、作品、監督、助演男優（ジョージ・チャキリス）、 助演女優（リタ・モレノ）、脚色、撮影、編集、美術、衣裳デザイン、録音の10賞を受賞、「トゥナイト」、「アメリカ」、「マンボ」、「クール」、「マリア」等の劇中歌がヒットし、サウンドトラック・アルバムも空前の売り上げを記録しました。 16. ヘアー |
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1968年の同名ブロードウェイ・ミュージカルを原作に、ミロス・フォアマン監督、ジョン・サヴェージら出演で、ベトナム戦争中の60年代を背景に、田舎からニューヨークにやって来た1人の若者とヒッピーたちの交流を描き、愛と平和と人間性の回復を謳いあげています。 17. サウンド・オブ・ミュージック |
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原題：The Sound of Music |
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1959年初演の同名ブロードウェイ・ミュージカルを原作に、ロバート・ワイズ監督、ジュリー・アンドリュースら出演で、ナチス支配を乗り越えて生きる一家の姿を美しい音楽とともに描いています。第38回アカデミー賞で作品賞、監督賞、編集、編曲賞、録音賞の5部門を受賞した作品です。 18. 屋根の上のヴァイオリン弾き |
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原題：Fiddler on the Roof |
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ショーレム・アレイヘムの短篇「牛乳屋テヴィエ」を原作とし、ノーマン・ジュイソン監督、トポルら出演で、テヴィエとその家族をはじめとして、帝政ロシア領となったシュテットルに暮らすユダヤ教徒の生活を描いています。第44回アカデミー賞で、撮影賞、音楽賞、録音賞を受賞した作品です。 19. 女は女である |
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原題：Une femme est une femme |
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女優のジュヌヴィエーヴ・クリュニーの話を元に、ジャン・リュック・ゴダールが脚本・監督、ジャン＝クロード・ブリアリ、アンナ・カリーナ、ジャン＝ポール・ベルモンドら出演で、子供を欲しがらない夫を慌てさせるためボーイフレンドと関係を持ったふりをする妻をコミカルに描いています。第11回ベルリン国際映画祭で、銀熊賞最優秀女優賞（アンナ・カリーナ）、同特別賞（ジャン・リュック・ゴダール）を受賞した作品です。 20. オール・ザット・ジャズ |
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伝説の振付師と言われたボブ・フォッシーの晩年の自伝的作品で、ボブ・フォッシー監督・共同脚本、ロイ・シャイダーら出演で、ショービジネスの世界を背景にステージに人生を賭けたミュージカル監督の喜びと悲しみを踊りを織りまぜて描いています。第52回アカデミー賞で、編曲・歌曲、美術、衣装・デザイン、編集の4賞を受賞した作品です。 |
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サウンド・オブ・ミュージック（字幕版） - ロバート・ワイズ
サウンド・オブ・ミュージック＜日本語吹替収録＞ 製作50周年記念版 - ロバート・ワイズ
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