夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

2018-04-15から1日間の記事一覧

「アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男」:ナチス戦犯を自国の法律で裁くことに執念を燃やした検事を描く、含蓄のある伝記ドラマ

「アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男」(原題:Der Staat gegen Fritz Bauer)は、2015年公開のドイツの伝記ドラマ映画です。ラース・クラウメ監督、ブルクハルト・クラウスナー、ロナルト・ツェアフェルトら出演で、1950年代後半のドイツ・フラン…