夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

2018-02-16から1日間の記事一覧

「未来よ こんにちは」:後戻りできない時間の中で数々の人生の困難に直面する一人の女性の姿を、日常を通して深く洞察する人間ドラマ

「未来よ こんにちは」(原題:L'Avenir、英題:Things to Come)は、2016年公開のフランス・ドイツ合作のヒューマン・ドラマ映画です。ミア・ハンセン=ラブ監督・脚本、イザベル・ユペールら出演で、パリの高校で哲学を教える50代後半の女性教師が、突然、…