夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

2018-01-31から1日間の記事一覧

「3時10分、決断のとき」:人物描写に深みを与える巧みな演出と二大オスカー俳優の卓越した演技で、西部劇の枠を超えるリメイク・ドラマ

「3時10分、決断のとき」(原題:3:10 to Yuma)は、2007年公開のアメリカの西部劇アクション&ドラマ映画です。エルモア・レナードの短編小説を原作とする「決断の3時10分」(1957年)のリメイクで、ジェームズ・マンゴールド監督、ラッセル・クロウ、クリ…