夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

2017-09-22から1日間の記事一覧

「お嬢さん」:抑圧された女性の闘いがドラマ性を醸し出す、ひねりの効いた豪華で美しく重厚感のあるエロティック・クライム・サスペンス

「お嬢さん」(原題:아가씨 、英題:Handmaiden)は、2016年公開の韓国のエロティック・クライム・サスペンス映画です。イギリスの作家サラ・ウォーターズの歴史犯罪小説「荊の城」を原作に、パク・チャヌク監督、キム・ミニ、キム・テリ、ハ・ジョンウ、チ…