夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

2017-09-16から1日間の記事一覧

「ギリシャに消えた嘘」:アテネ、クレタ島、イスタンブールと異国情緒溢れる舞台に個性派俳優が際立つ、ハイスミス原作のサスペンス映画

「ギリシャに消えた嘘」(原題:The Two Faces of January)は、2014年公開のアメリカ・イギリス・フランス合作のサスペンス映画です。パトリシア・ハイスミスの「殺意の迷宮」を原作に、ホセイン・アミニ監督・脚本、ヴィゴ・モーテンセン、キルスティン・…