夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

2017-05-10から1日間の記事一覧

「デリカテッセン」:ホラー/SF/ユーモアを融合、独特の美的感覚とユーモアで人心が荒廃したアパルトマンを描き出したダーク・コメディ

「デリカテッセン」(原題:Delicatessen)は、1991年公開のフランスのダーク・コメディ映画です。監督・脚本はこれが長篇デビューとなるジャン=ピエール・ジュネとマルク・キャロ、ジル・アドリアン共同脚本、ドミニク・ピノン、マリー・ロール・ドゥニャ…