夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「バルフィ!人生に唄えば」:時にコミカルに、時にドラマティックに、カラフルな映像でファンタジーばりの純粋な愛を描くインド映画

「バルフィ!人生に唄えば」は2012年公開のインドのロマンティック&ヒューマン・コメディ・ドラマ映画です。アヌラーグ・バス監督・脚本、ランビール・カプール、プリヤンカー・チョープラー、イリヤーナー・デクルーズラの出演で、生まれつき耳が聞こえず…

「誰よりも狙われた男」:元英諜報部員の小説を原作に、対テロ諜報戦をリアルに描くフィリップ・シーモア・ホフマン最後の主演作

「誰よりも狙われた男」(原題:A Most Wanted Man)は、2014年公開のイギリス・アメリカ・ドイツ合作のサスペンス映画です。ジョン・ル・カレによる同名小説を原作に、アントン・コルベイン監督、アンドリュー・ボーヴェル脚本、フィリップ・シーモア・ホフ…