夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

2016-06-20から1日間の記事一覧

「パリ警視庁:未成年保護部隊」:警察官たちの果てしない戦いを、時にシリアスに、時にユーモラスに、感情豊かに描く、フランス流群像劇

「パリ警視庁:未成年保護特別部隊」(原題:Polisse)は2011年のフランスの社会派ドラマ映画です。マイウェン監督、マイウェン/エマニュエル・ベルコ共同脚本、カリン・ヴィアールらの出演で、様々な犯罪から未成年を守るパリ警視庁未成年特別保護班の警官…