夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

2016-05-04から1日間の記事一覧

「名もなき塀の中の王」:元刑務所のセラピストの脚本を実際の刑務所で撮影した、不器用な受刑者親子の刺激的な監獄ドラマ

「名もなき塀の中の王」は、2013年公開のイギリスの監獄ドラマ映画です。刑務所でのセラピストの経験をもつジョナサン・アッセルの脚本、デイヴィッド・マッケンジー監督、ジャック・オコンネルらの出演で、少年院で深刻な暴力事件を起こし暴力に支配された…