夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

2016-01-11から1日間の記事一覧

「トゥー・ラバーズ」:ドストエフスキーの「白夜」をモチーフに、愛という本質的な感情をあるがままに描く

「トゥー・ラバーズ」(原題:Two Lovers)は、2008年のアメリカの恋愛ドラマ映画です。フョードル・ドストエフスキーの「白夜」をモチーフにし、ジェームズ・グレイ監督、ホアキン・フェニックス、グウィネス・パルトローらの出演で、三人の男女が織り成す…