夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

2015-12-15から1日間の記事一覧

「フィクサー」:思うに任せない人生を送る揉み消し屋が、大企業の不正に遭遇、悪戦苦闘する様を描く

「フィクサー」(原題:Michael Clayton)は、2007年公開のアメリカの社会派サスペンス映画です。トニー・ギルロイ監督・脚本、ジョージ・クルーニーらの出演で、社会の不正に直面した人間の姿を描いています。第80回アカデミー賞で作品賞を含む7部門にノミ…