夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

2015-11-27から1日間の記事一覧

「家族の庭」:ロンドン郊外で市民菜園を営む初老の夫婦と、訪れる人々の悲喜こもごもを四季の移ろいとともに描く

「家族の庭」(原題:Another Year)は、2010年公開のイギリスのドラマ映画です。マイク・リー監督・脚本、ジム・ブロードベント、レスリー・マンヴィル、ルース・シーンらの出演で、家庭菜園が趣味の満ち足りた初老の夫婦の日常と、彼らを訪ねてくる友人た…