夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

2015-09-15から1日間の記事一覧

「ミリオンダラー・ベイビー」:孤独な女子ボクサーと老トレーナーの絆、アメリカン・ドリームの光と陰

「ミリオンダラー・ベイビー」(原題:Million Dollar Baby)は、2004年公開のアメリカのドラマ映画です。F・X・トゥールの短編集を原案にポール・ハギスが脚本を担当、クリント・イーストウッド監督・製作・主演により、痛切なドラマの中に、孤独な女子ボク…