夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

2015-07-24から1日間の記事一覧

「ロスト・イン・トランスレーション」:渋いビル・マーレイと初々しいスカーレットの爽やかな絡み

「ロスト・イン・トランスレーション」(原題:Lost in Translation)は、2003年公開のアメリカの映画です。ソフィア・コッポラ監督・脚本の作品で、東京を舞台に倦怠期のハリウッド俳優と、孤独な若いアメリカ人妻の淡い出会いと別れを描いています。2004年…