夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

2015-06-26から1日間の記事一覧

「トゥモロー・ワールド」:希望の持てない世界から人々を救うものは?

「トゥモロー・ワールド」(原題: Children of Men)は、2006年公開のイギリス、アメリカ合作の近未来SFサスペンス映画です。英国の女流ミステリ作家P・D・ジェイムズの「人類の子供たち」を原作に、アルフォンソ・キュアロン監督、エマニュエル・ルベツ…