「アントマン&ワスプ」(原題:Ant-Man and the Wasp)は、2018年公開のアメリカのスーパー・ヒーロー映画です。マーベル・スタジオが製作、ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズが配給する、マーベル・コミックのアメリカン・コミック・ヒーロー「アントマン」の実写映画化作品で、「アントマン」(2015年)の続編となるシリーズ第2作です。ペイトン・リード監督、ポール・ラッド、エヴァンジェリン・リリーら出演で、身長1.5cmのヒーロー、アントマンが、体のサイズを自在に変えられるワスプをパートナーに、神出鬼没な謎の敵ゴーストや武器ディーラーを相手に奮闘する姿を描いています。
目次
スタッフ・キャスト
監督:ペイトン・リード
脚本:クリス・マッケナ/エリック・ソマーズ/ポール・ラッド/アンドリュー・バレル
/ガブリエル・フェラーリ
原作:スタン・リー/ラリー・リーバー/ジャック・カービー
出演:ポール・ラッド(スコット・ラング/アントマン、司法取引により自宅軟禁中)
エヴァンジェリン・リリー(ホープ・ヴァン・ダイン/ワスプ、父と共に潜伏中)
マデリーン・マックグロウ(幼年期のホープ・ヴァン・ダイン)
マイケル・ダグラス(ハンク・ピム / 初代アントマン、ホープの父)
ミシェル・ファイファー(ジャネット・ヴァン・ダイン/初代ワスプ、ピムの妻)
アビー・ライダー・フォートソン(キャシー・ラング、スコットの愛娘)
ジュディ・グリア(マギー・ラング、スコットの元妻、キャシーの母)
ボビー・カナヴェイル(ジム・パクストン、マギーの夫、キャシーの養父)
マイケル・ペーニャ(ルイス、スコットのかつての泥棒仲間、親友)
ランドール・パーク(ジミー・ウー、スコットを監視するFBI捜査官)
ウォルトン・ゴギンズ(ソニー・バーチ、メインヴィラン、武器ディーラー)
ハナ・ジョン=カーメン(エイヴァ・スター/ゴースト、研究所を狙う謎の女)
ローレンス・フィッシュバーン(ビル・フォスター、教授、昔のピムの仲間)
スタン・リー(カメオ、車道の老人、目の前で愛車を縮小されぼやく)
ほか
あらすじ
- 1987年。初代ワスプことジャネット・ヴァン・ダイン(ミシェル・ファイファー)は、ソ連の核ミサイルを停止させるために限界まで縮小し、量子世界に姿を消してしまいます。ジャネットの夫で初代アントマンのハンク・ピム(マイケル・ダグラス)と娘のホープ(エヴァンジェリン・リリー)は長い間、彼女の死を悼み続けますが、28年後、新たに仲間となった二代目アントマンのスコット・ラング(ポール・ラッド)が量子世界から帰還することに成功し、以後、ハンクとホープはジャネットを量子世界から取り戻す為の研究に没頭します。
- アベンジャーズを国連の管理下に置くソコヴィア協定に反発するキャプテン・アメリカに加担したスコットは、協定違反容疑で逮捕されますが、司法取引で帰国、自宅に軟禁され、FBIの監視下にあります。2年に及ぶ軟禁生活が終わる頃、量子世界の奇妙な夢を見たスコットは、絶縁状態だったハンクに連絡を取ります。彼が見た夢は、ハンクたちが作った量子トンネルの影響で流れ込んできたジャネットのメッセージでした。
- 2年前のスコットの失敗を機にFBIに追われ、潜伏していたハンクとホープは、ジャネット救出の為に再びスコットと手を結びます。彼らは量子トンネルに必要な部品を闇取引のディーラーであるソニー・バーチ(ウォルトン・ゴギンズ)から入手しようとしますが、FBIに内通するバーチはつけ込んで研究成果を要求、争いに発展します。ホープは縮小と飛行が可能なワスプのスーツを着てバーチらを圧倒しますが、物質をすり抜けるゴースト(ハナ・ジョン=カーメン)が現われ、ホープを妨害、キャリーバッグ大に縮小したラボを奪って姿を消します。
- ハンクはかつてパートナーであったビル・フォスター(ローレンス・フィッシュバーン)を訪ね、助言を得てラボの位置を割り出し、ゴーストから奪還を企てますが、全員が返り討ちに遭い、囚われてしまいます。エイヴァ・スターと名乗るゴーストは、かつてハンクの助手だった彼女の父が追放され、量子実験に失敗して妻と共にこの世を去ったこと、実験の失敗でゴースト自身の存在が不安定になったことを告白します。彼女は後見してくれたビルと協力し、ハンクの量子トンネルとジャネットの力を得て自身の問題の解決を企みますが、ジャネットの命に危険が及ぶ為、ハンクは彼女たちへの協力を拒否、芝居を打って脱出します。
- ゴーストから逃れ、量子トンネルを起動すると、スコットの意識を乗っ取る形でジャネットが現われ、自身の正確な位置を算出、救出のタイムリミットが2時間であることを知らせます。スコットの友人ルイス(マイケル・ペーニャ)に自白剤を打ち3人の居場所を聞き出したバーチがFBIに通報、スコットは自宅への帰宅を余儀なくされ、ハンクとホープはFBIに逮捕され、ラボはゴーストに奪取されてしまいます。自宅でFBIの監視を誤魔化したスコットは、2人をFBIから脱出させ、スコットとホープはエイヴァとバーチらの追跡をかわす間に、ハンクが量子トンネルを用いてジャネットの救出に向かいます・・・。
レビュー・解説
アントマンのパートナー、ワスプが新登場、父娘関係という第一作のテーマを引き継ぎながらも、よりコメディ色を強め、車やビルといったあらゆるものに縮小テクノロジーを使用することにより、刺激的にコミカルに軽く明るくMCUをリフレッシュする、「アントマン」シリーズ第二作のアクション・コメディです。
アントマンのパートナー、ワスプが新登場
【POP! 】「アントマン&ワスプ」アントマン |
「アントマン&ワスプ」ワスプ 1/10 Battle Diorama Art Scale Statue |
シリーズ第二作の方向性
シリーズ第一作の「アントマン」(2015年)に比べて格段に面白くなっています。第一作の「アントマン」には人間が小さくなるという面白みはあるものの、父娘関係の扱い方などにややステレオタイプ的なところがあり、独自の面白さがいまいち不足している印象でした。本作の最も大きな目玉はアントマンのパートナー、ワスプの登場ですが、ペイトン・リード監督は父娘関係という第一作のテーマを残しながら、本作に新たな方向性を打ち出しています。
「アントマン&ワスプ」の製作段階の初めに、僕たちは二つのことを話し合いました。一つは前作よりも愉快で面白い作品にすること。もう一つはアントマンたちの縮小テクノロジーを、最大限に生かしたいということです。そこで、一作目のように人に対してだけ使うのではなく、車やビルといったあらゆるものに使うようにしたんです。(ペイトン・リード監督)
父娘関係という基本テーマを残しながら、作品に大胆な方向付け
コメディ路線の強化
天才でもないし、お金持ちでもない、カリスマでもない、救いようのないミスを何度も犯して、妻には離婚されるわ、刑務所に入れられるわという、負け組ダメ男の主役スコットに、「俺たちニュースキャスター」(2004年)などコメディで名を成したポール・ラッドを起用した「アントマン」シリーズは、元よりコメディ要素がよく馴染む作品です。妻より稼ぎの少ない夫や、妻から離婚を言い渡されるなど、立場の弱い夫が少なくないアメリカでは、ある意味、アイアンマンやソーよりも強い共感を集めることができます。主演のポール・ラッドのみならず、友人を演じるマイケル・ペーニャ、FBI捜査官を演じるランドール・パークら助演俳優からもコミカルなパフォーマンスを引き出すなど、コメディ要素をより強めることによって、本作には他のマーベル作品に埋没することのない、しっかりとした個性が打ち出されています。
因みに、FBI捜査官を演じるランドール・パークは韓国系アメリカ人で、白人が要となる役を固める中、メキシコ系のマイケル・ペーニャ、アフリカ系のローレンス・フィッシュバーン、アフリカ系xノルウェイ系のハナ・ジョン=カーメンら並んで、非白人としてバランス良く配置された観がある脇役の一人です。彼は、朝鮮民主主義人民共和国の独裁政治を揶揄、第一書記に対する描写が侮辱的という理由で、北朝鮮から公開中止の要求を受け、サイバー攻撃やテロ予告の契機となったコメディ映画「ザ・インタビュー」(2014年)で朝鮮労働党第一書記金正恩を演じた骨のある俳優、コメディアンで、本作では生真面目な反面、スコットの手品に興味を持ったりする微妙な面白さを持ったFBI捜査官ジミー・ウーを演じています。終盤、言葉尻を捉えて絡むスコットを相手に大真面目で返しながら、微妙な面白さを醸し出すやりとりが最高です(間合いや表情が伝わないのが残念ですが)。
JIMMY: Well, you got away with it this time, Scott, but I'll be seeing you again.
ジミー:今回は事なきを得たが、スコット、また会うことになるよ。
SCOTT: Where?
JIMMY: Huh?
SCOTT: Where will you be seeing me again?
JIMMY: Like... in general, I'll see you. Like, the next time you do something bad. I'll be there. To catch you.
SCOTT: Ohh. You'll be watching me. I thought you were inviting me somewhere.
JIMMY: Why would I do that?
SCOTT: That's what I was wondering. Why would you do that either?
JIMMY: Like a party, or dinner or something?
SCOTT: I don't know. I thought you planned the evening.
JIMMY: No. I meant to, like, arrest you. Like, I'll arrest you later again.
SCOTT: Take it easy, Jimmy.
JIMMY: Okay. Did you wanna grab dinner? I mean, 'cause I'm free.
スコット:どこで?
ジミー:えっ?
スコット:どこで会う?
ジミー:一般的な意味で言ったんだ。今度、悪さをしたら、捕まえるという意味だ。
スコット:見張ってる?誘ってくれたのかと思った。
ジミー:なぜ私が誘う?
スコット:俺も変だなと思って。
ジミー:パーティ?ディーナーとか?
スコット:わからないけど、計画していたのかと。
ジミー:また捕まえるという意味だ。
スコット:気にしないで。
ジミー:オーケー。食事したかった?空いているよ。
あらゆるものに縮小テクノロジーを使用
人に対してのみならず、車やビルといったあらゆるものに縮小テクノロジーを使うようにしたのは、刺激的であるのみならず、笑いの面でも効果的です。すべての物に対して我々は無意識のうちに妥当な大きさを想定して行動しています。そうした想定が崩れることは我々に驚きをもたらしますが、それは同時に新鮮な笑いのネタにもなります。本作では、あらゆるものに縮小テクノロジーを使うことにより新たな笑いのネタが生まれ、作品の基本路線であるコメディ要素をさらに強めるという相乗効果を生み出しています。サイズが変わることによって生まれるネタは無尽蔵にありそうなので、是非とも豊富な笑いで「アントマン3」に繋がって欲しいところです。
サン・フランシスコを舞台にしたアクションと言うと、特有の段差のある坂道を利用した「ブリット」(1968年)のカー・チェイス(下記、動画クリップ(YouTube)の項を参照)が有名。最近ではラリー・ドライバーのケン・ブロックが、「ブリット」のスティーブ・マックイーンにオマージュを捧げるかのようにサン・フランシスコを舞台にしたバイラル・ビデオ「ジムカーナ5」を制作、実写ではこの上を望むことができないほどの華麗で高度なドライビング・テクニックを披露している(下記、動画クリップ(YouTube)の項を参照)。実際のところ、正面突破でこれら二作品を超えるようなカー・スタントはもはや不可能といっていいが、本作では縮小テクノロジーを駆使するにより、コミカルでスリリングなカー・チェイス&ファイト・シーンをユニークに実現している。
ラボを一瞬にうちに小型化し、キャリーバッグのように持ち運ぶ
研究施設がビルごとキャリーバッグ・サイズになり、取っ手を掴んで引いて歩くという発想は、画期的でかつユーモラス。このように、いろんなものが縮小できたら、楽しいに違いない。
小型化した車を鳩が覗き込む
縮小化した自動車を覗き込む鳩。突っつかれるのではないかと、怖い(笑)。
小型したアントマンにウィンドウ・ウォッシャーが降りかかる
縮小化して自動車のワイパーにしがみついたアントマンを、ゴーストがウィンドウ・ウォッシャーで攻める。アントマンならではの面白さが溢れるシーン。
トラックをスクーター代わりに使う大型化したアントマン
調整装置の不調で巨大化したアントマンが、トラックをスクーター代わりにする。大きさの関係が変わることにより可能となるネタ。
ビルの陰に隠れる大型化したアントマン
大型化すると目立つので、ビルの陰に隠れてもバレバレ。
スコットの留守中にドラムを叩く大型化した蟻
訓練された蟻が、人間のように振る舞うのも面白い。
スコットがマジックに使うカード (Amazon)
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ワスプが追手に投げつけるハローキティのPEZ(Amazon)
Pez Hello Kitty 0.87-Ounce(並行輸入品)
ポール・ラッド(左、スコット・ラング/アントマン、司法取引により自宅軟禁中)
ポール・ラッド(1969年〜)は、ニュージャージー出身のアメリカの俳優。1995年に映画デビュー。しばらくブロードウェイの舞台で活動した後、再び映画・テレビに出演するようになる。「俺たちニュースキャスター」(2004年)をきっかけにコメディ映画の出演が増え、その後、「40歳の童貞男」(2005年)、「無ケーカクの命中男/ノックトアップ」(2007年)、「寝取られ男のラブ バカンス」(2008年)、「40男のバージンロード」(2009年) 、「ウォールフラワー」(2012年)、「ディス・イズ・ジ・エンド 俺たちハリウッドスターの最凶最期の日」(2013年)、「セルフィッシュ・サマー」(2013年)、「アントマン」(2015年)、「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」(2016年)、「アベンジャーズ/エンドゲーム」(2019年)などに出演している。
エヴァンジェリン・リリー(左、ホープ・ヴァン・ダイン/ワスプ、父と共に潜伏中)
エヴァンジェリン・リリー(1979年〜)はカナダの女優。フランス語を流暢に話す。ブリティッシュ・コロンビア大学で国際関係論を学んでいる時にスカウトされ、学費の為にモデル・エージェンシーと契約、コマーシャルに出演、テレビ・シリーズにも出演するようなる。フィリピンで暮らしたり、フライト・アテンダントとして働いたこともある。アメリカのドラマ・シリーズ「LOST」(2004年〜2010年)の準主役ケイト役でブレイクする。「ハートロッカー」(2009年)、「アントマン」(2015年)、「アベンジャーズ/エンドゲーム」(2019年)などに出演している。
マイケル・ダグラス(ハンク・ピム / 初代アントマン、ジャネットの夫、ホープの父)
マイケル・ダグラス(1944年〜)はニュージャージー出身のアメリカの俳優・プロデューサー。俳優のカーク・ダグラスの息子。母も女優で、大学時代より演劇の訓練を受け、父のもとで映画製作を学ぶ。テレビシリーズ「サンフランシスコ捜査線」(1972年)でエミー賞の候補になるなど注目を集め、監督業にも進出。「カッコーの巣の上で」(1975年)を製作し、作品賞を含むアカデミー賞5部門を受賞、プロデューサーとしても脚光を浴びる。「ウォール街」(1987年)でアカデミー主演男優賞を受賞している。「ロマンシング・ストーン 秘宝の谷」(1984年)、「危険な情事」(1987年)、「ウォール街」(1987年)、「アメリカン・プレジデント」(1995年)、「ワンダー・ボーイズ」(2000年)、「トラフィック」(2000年)、「ソリタリー・マン」(2009年)、「エージェント・マロリー」(2012年)、「恋するリベラーチェ」(2013年)、「アントマン」(2015年)、「アベンジャーズ/エンドゲーム」(2019年)などに出演している。「トラフィック」で共演したキャサリン・ゼタ=ジョーンズと結婚、1男1女をもうけている。2010年に末期の喉頭癌を患うが、抗癌剤と放射線治療で克服し、現在に至る。
ミシェル・ファイファー(ジャネット・ヴァン・ダイン/初代ワスプ、ピムの妻)
ミシェル・マリー・ファイファー(1958年〜)は、カリフォルニア出身のアメリカの女優。ドイツ、オランダ、スウェーデンの血を引く。二人の妹も女優。高校卒業後、ミス・オレンジ・カウンティー・コンテストで優勝、スカウトの目に留まり、ロサンゼルスに移る。1980年に映画デビュー、「スカーフェイス」(1983年)などに出演、「危険な関係」(1988年)でアカデミー助演女優賞に、「恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」(1989年)、「ラブ・フィールド}(1992年)でアカデミー主演女優賞にノミネートされる。その後も、「バットマン リターンズ」(1992年)、「エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事」(1993年)などに出演するが、2000年以降は家族との時間を優先、「ヘアスプレー」で女優業に復帰、「アントマン」(2015年)、「アベンジャーズ/エンドゲーム」(2019年)などに出演している。
アビー・ライダー・フォートソン(左、キャシー・ラング、スコットの愛娘)
アビー・ライダー・フォートソン(2008年〜)は、カリフォルニア出身のアメリカの女優。テレビ・ドラマ・シリーズで良く知られている。「アントマン」(2015年)などに出演している。両親も俳優。
マイケル・ペーニャ(ルイス、スコットのかつての泥棒仲間、親友)
マイケル・ペーニャ(1976年〜)は、シカゴ出身のアメリカの俳優。両親共にメキシコからの移民。1994年からテレビやインデペンデント作品に出演、「クラッシュ」(2004年)、「ミリオンダラー・ベイビー」(2004年)以降、メジャーな作品に出るようになる。「リンカーン弁護士」(2011年)、「エンド・オブ・ウォッチ」(2012年)、「アメリカン・ハッスル」(2013年)、「オデッセイ」(2015年)、「アントマン」(2015年)などに出演している。
ランドール・パーク(ジミー・ウー、スコットを監視するFBI捜査官)
ランドール・パーク(1973年〜)は、ロス・アンジェルス出身のアメリカの俳優、コメディアン。大学在学中にアジア系の劇団へ参加したことから、役者の道を進み、2003年からプロとしてテレビドラマや短編映画などに出演する。以降、順調にキャリアを重ね、「エイミー、エイミー、エイミー! こじらせシングルライフの抜け出し方」(2015年)、「マダム・メドラー おせっかいは幸せの始まり」(2016年)などに出演している。朝鮮民主主義人民共和国の独裁政治を揶揄するコメディ映画「ザ・インタビュー」(2014年)で、朝鮮労働党第一書記金正恩を演じ、第一書記の描写が侮辱的という理由から、北朝鮮から公開中止を求める抗議を受け、サイバー攻撃やテロ予告の契機となった。
ウォルトン・ゴギンズ(ソニー・バーチ、メインヴィラン、武器ディーラー)
ウォルトン・ゴギンズ(1971年〜)は、アラバマ州出身のアメリカの俳優。「ボーン・アイデンティティー」(2002年)、「世界最速のインディアン」(2005年)、「リンカーン」(2012年)、「ジャンゴ 繋がれざる者」(2012年)などに出演している。
ハナ・ジョン=カーメン(エイヴァ・スター/ゴースト、研究所を狙う謎の女)
ハナ・ジョン=カーメン(1989年〜)は、ヨークシャー出身のイギリスの女優。父はナイジェリア人の法医学心理学者、母親はノルウェー人の元ファッションモデル。2011年にテレビゲームの声優でプロのキャリアめ、その後、テレビシリーズに出演する。「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」(2015年)などに出演している。
ローレンス・フィッシュバーン(ビル・フォスター、大学教授、昔のピムの仲間)
ローレンス・フィッシュバーン(1961年〜)はジョージア州出身のアメリカの俳優。12歳よりソープ・オペラに出演、オフ・ブロードウェイの舞台にも立つ。18歳の時、フランシス・フォード・コッポラの「地獄の黙示録」(1979年)に出演、「TINA ティナ」(1993年)でアカデミー主演男優賞にノミネートされる。「マトリックス」三部作(1999〜2003年)のモーフィアス役で広く知られる。「ボーイズ'ン・ザ・フッド」(1991年 )、「ボビー・フィッシャーを探して」(1993年)、「ミスティック・リバー」(2003年)、「コンテイジョン」(2011年)、「ジョン・ウィック:チャプター2」(2017年)などに出演している。
スタン・リー(カメオ、車道の老人、目の前で愛車を縮小されぼやく)
スタン・リー(1922〜 2018年)は、アメリカの漫画原作者。1960年代にマーベル・コミックで「スパイダーマン」、「X-メン」などのスーパーヒーロー・コミックの原作を手がけ、業界に変革をもたらす。マーベル・コミックの編集委員、マーベル・メディアの名誉会長、マーベル・コミックの実写映画版の製作総指揮などを歴任。
動画クリップ(YouTube)
撮影地(グーグルマップ)
- スコットの家
- ハンクの家
- ハンクとホープのラボがあった場所
- ホープがソニーと取引するラウンジ
- キャシーが通う学校
- スコットの元妻が住む家
- ホープが車を縮小させて追手から逃れるつづら折れの坂
- ソニーがフェリーに乗り込む埠頭
- スコットが拡大したスーツを置いて逃げるビル
- ハンクとジャネットが家を建てるビーチ
関連作品
「アントマン」(2015年)
ポール・ラッド x エヴァンジェリン・リリー x マイケル・ダグラスx ミッシェル・ファイファー共演作品のDVD(Amazon)
「アベンジャーズ/エンドゲーム」(2018年)
「40歳の童貞男」(2005年)
「寝取られ男のラブ バカンス」(2008年)
「ディス・イズ・ジ・エンド 俺たちハリウッドスターの最凶最期の日」(2013年)
「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」(2016年)
エヴァンジェリン・リリー出演作品のDVD(Amazon)
「ハート・ロッカー」(2009年)
「ロマンシング・ストーン 秘宝の谷」(1984年)
「ウォール街」(1987年)
「アメリカン・プレジデント」(1995年)
「ワンダー・ボーイズ」(2000年)
「トラフィック」(2000年)
「ソリタリー・マン」(2009年)
「エージェント・マロリー」(2012年)
ミシェル・ファイファー出演作品のDVD(Amazon)
「スカーフェイス」(1983年)
「バットマン リターンズ」(1992年)
「エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事」(1993年)
「ミリオンダラー・ベイビー」(2004年)
「リンカーン弁護士」(2011年)
「エンド・オブ・ウォッチ」(2012年)
「アメリカン・ハッスル」(2013年)
ランドール・パーク出演作品のDVD(Amazon)
「エイミー、エイミー、エイミー! こじらせシングルライフの抜け出し方」(2015年)
「マダム・メドラー おせっかいは幸せの始まり」(2016年)
ハナ・ジョン=カーメン出演作品のDVD(Amazon)
「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」(2015年)
ローレンス・フィッシュバーン出演作品のDVD(Amazon)
「地獄の黙示録」(1979年)
「ボビー・フィッシャーを探して」(1993年)
「マトリックス」(1999年)
「ミスティック・リバー」(2003年)
「コンテイジョン」(2011年)
「ジョン・ウィック:チャプター2」(2017年)
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