読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

「リンカーン弁護士」:マシュー・マコノヒー主演、個性派俳優が脇を固める、テンポ、ノリの良い、ちょいワル法廷クライム・サスペンス

リンカーン弁護士」(原題:The Lincoln Lawyer)は、2011年公開のアメリカの法廷サスペンス映画です。マイクル・コナリーの同名のベストセラー小説を原作とし、ブラッド・ファーマン監督、マシュー・マコノヒー主演で、ちょいワル弁護士の元に舞い込んだ依頼が思いもよらぬ出来事に発展する様が描かれています。

 

リンカーン弁護士」のDVD(Amazon

iTunesで観る*1 Amazonビデオで観る*2

 

目次

スタッフ・キャスト 

監督:ブラッド・ファーマン
脚本:ジョン・ロマーノ
原作:マイクル・コナリーリンカーン弁護士
出演:マシュー・マコノヒー(ミック・ハラー、弁護士、リンカーンが事務所代わり)
   マリサ・トメイ(マギー・マクファーソン、検事、ミックの元妻)
   ライアン・フィリップ(ルイス・ルーレ、容疑者、資産家の息子)
   ウィリアム・H・メイシー(フランク・レヴィン、私立探偵、ミックの親友)
   ジョシュ・ルーカス(テッド・ミントン、ルイスの事件の担当検事)
   ジョン・レグイザモ(ヴァル・ヴァレンツェラ、保証金立替業者)
   マイケル・ペーニャ(ヘスス・マルティネス、ミックが弁護、終身刑で服役中)
   フランシス・フィッシャー(メアリー・ウィンザー、ルイスの母、会社経営)
   ほか]

あらすじ

  • ミック・ハラー(マシュー・マコノヒー)はリンカーンの後部座席を事務所代わりに、ロスアンジェルスの裁判所を巡回、金になる仕事を探し歩く弁護士です。少々強引な手も使いつつ軽い刑でおさまるよう司法取引し、麻薬売人や娼婦といったアウトサイダーを助けています。元妻で検事のマギー(マリサ・トメイ)とは良い関係を維持しています。
  • ある日、保証金立替業者ヴァル(ジョン・レグイザモ)から、資産家の息子ルイス・ルーレ(ライアン・フィリップ)が暴行とレイプの容疑で逮捕されたと聞き、ミックはルイスと面会、100万ドルの保釈金で保釈させます。ミックがルーレの弁護を、ミントン(ジョシュ・ルーカス)検事が検察を担当します。
  • ミックは親友の私立探偵フランク(ウィリアム・H・メイシー)とルイスに再び会います。ルイスは当日夜、バーでレジーナという女性に誘われ、彼女の家を訪ねると、突然、背後から彼女に頭を殴られたと言い、賠償金狙いの罠だと主張します。しかし、フランクが入手した捜査資料では、レジーナが、ルイスに暴行され、必死で逆襲したと証言していました。ルイスの話に違和感を感じたミックは司法取引しようとしますが、ルイスは無罪を主張します。
  • 翌日、バーの監視カメラにルイスを誘惑するレジーナの映像が確認され、彼女が売春婦であることがわかり、これを証拠にミントンに起訴取り下げをもちかけますが、現場でルイスのナイフが発見されており、彼の犯行に間違いないと拒否されます。負傷したレジーナの写真を見たルイスは、女性がレイプ後に惨殺された4年前の事件を思い出します。無罪を主張する容疑者マルティネス(マイケル・ペーニャ)を説得、ミックが司法取引で終身刑にした事件でした・・・。

レビュー・解説 

マシュー・マコノヒーが主演、マリサ・トメイ、ルイス・ルーレ、ウィリアム・H・メイシージョシュ・ルーカスジョン・レグイザモマイケル・ペーニャフランシス・フィッシャーといった個性派俳優がしっかりと脇を固め、テンポとノリの良い魅力的なクライム・サスペンスに仕上がっています。

 

原作者のマイクル・コナリーは、原作の「リンカーン弁護士」を含め、アメリカ探偵作家クラブエドガー賞を三度も受賞しているベストセラー作家で、「リンカーン弁護士」シリーズも5作が刊行されています。

 

リンカーンの後部座席を事務所代わりにアウトサイダーを助けるちょいワル弁護士での主人公は、抜け穴を見つけて司法取引を持ちかけるのが得意です。アメリカでは裁判でも最後まで争わず、司法取引に持ち込むケースが9割にのぼり、また、トラックなど車を事務所代わりする弁護士も実際にいるそうです。マシュー・マコノヒーがそんなちょいワル弁護士をかっこ良く演じています。

 

マリサ・トメイは、弁護士の主人公と恋愛の末、結婚、娘も儲けたが離婚した元妻の検察官を演じています。2人の関係は続いており、夜遅く会うとなぜ別れたのかとお互いに思うが、朝、目覚めると現実に戻され後悔します。お互いを束縛せず、完全にヨリを戻すこともありませんが、元夫が窮地に立たされると、元妻は心情を察します。アメリカでは、別れた後も仕事でつながり、お互いを思いやる元夫婦が少なくないそうです。

 

容疑者を演じるルイス・ルーレとマシュー・マコノヒー初顔合わせでしたが、役柄上も初対面という設定だったことから、敢えて打ち合せなしで演技、緊迫感を出しています。また、ウィリアム・H・メイシージョン・レグイザモマイケル・ペーニャといった個性派俳優がいい味を出しています。

 

マシュー・マコノヒー(ミック・ハラー、左)と
ライアン・フィリップ(ルイス・ルーレ、右)

f:id:DaysLikeMosaic:20151229044410j:plain

 

マリサ・トメイ(マギー・マクファーソン、右)

f:id:DaysLikeMosaic:20151229044420j:plain

 

ウィリアム・H・メイシー(フランク・レヴィン) 

f:id:DaysLikeMosaic:20151229044429j:plain

 

ジョン・レグイザモ(ヴァル・ヴァレンツェラ、右)

f:id:DaysLikeMosaic:20151229044437j:plain

 

マイケル・ペーニャ(ヘスス・マルティネス)

f:id:DaysLikeMosaic:20151229044445j:plain

撮影地(グーグルマップ) 

関連作品

リンカーン弁護士」の原作本Amazon

  マイクル・コナリー 著「リンカーン弁護士」(上)

  マイクル・コナリー 著「リンカーン弁護士」(下)

 

マシュー・マコノヒー出演作品のDVD(Amazon

  「バッド・チューニング」(1993年)

 字幕版VHS 「ローンスター 真実の囁き」(1996年)

  「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」(2008年)

  「バーニー/みんなが愛した殺人者」(2011年)

  「MUD -マッドー」(2012年)

  「マジック・マイク」(2012年)

ダラス・バイヤーズクラブ」(2013年)

  「インターステラー」(2014年)

 

マリサ・トメイ出演作品

dayslikemosaic.hateblo.jp

関連記事

dayslikemosaic.hateblo.jp

dayslikemosaic.hateblo.jp

dayslikemosaic.hateblo.jp 

dayslikemosaic.hateblo.jp

dayslikemosaic.hateblo.jp

dayslikemosaic.hateblo.jp

 

*1:本文に戻る 

*2:本文に戻る

リンカーン弁護士 (字幕版)

リンカーン弁護士 (字幕版)