夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

「ムーラン・ルージュ」:ミュージカル映画に活を入れたバズ・ラーマン監督の大作

ムーラン・ルージュ」(原題:Moulin Rouge!)は、2001年公開のアメリカのミュージカル映画です。バズ・ラーマン監督、ニコール・キッドマンユアン・マクレガー主演で、パリのキャバレー「ムーラン・ルージュ」の華やかなショーの世界を舞台に、運命に翻弄される踊り子と若き作家のラブストーリーを描くこの映画は、豪華なセット・衣装、目まぐるしい映像と、ビートルズエルトン・ジョン、マドンナなどの有名な楽曲など、従来のミュージカル映画のイメージを払拭する斬新なものとして話題になりました。

 

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目次

スタッフ・キャスト 

監督:バズ・ラーマン
脚本:クレイグ・ピアース/バズ・ラーマン
監督:ニコール・キッドマン(サティーン)
   ユアン・マクレガー(クリスチャン)
   ジョン・レグイザモ(アンリ・ド・トゥールーズロートレック
   ほか

あらすじ

英国の上流階級出身のクリスチャン(ユアン・マグレガー)は作家志望で、父親に反対されながらも、ボヘミアンな世界に憧れパリに出て来ました。モンマルトルの安宿で自由と愛の物語を書こうとしますが、恋愛経験もなく途方に暮れていたところ、天井を突き破りアルゼンチン人が落ちてきます。驚いて天井に開いた穴を見上げると、キャバレー「ムーラン・ルージュ」の作家のオードリーや、新進の画家アンリ・ド・トゥールーズロートレック達がクリスチャンの部屋を覗き込んでいました。彼らはアルゼンチン人の様子はどうだ、明日までの原稿は完成するのかと大騒ぎします。彼らは、経営が傾いた「ムーラン・ルージュ」の新たな投資者を見つける為に新しい舞台を考えていましたが、歌の歌詞が決まらず、喧々諤々の状態でした。彼らのやり取りを見ていたクリスチャンは、はからずも彼らのショーにふさわしい歌を披露します。彼らはこれほどの歌を書ける人間はいないと絶賛、オードリーに彼と一緒に歌を書いてくれと頼みますが、オードリーは見ず知らずの新人と一緒に書くことを拒否し、出て行ってしまいます。クリスチャンを仲間に入れる障害がなくなったトゥールーズロートレック達は、クリスチャンに最高のスーツを着せ、ムーラン・ルージュの高級娼婦サティーンを巻き込んで、経営者のジドラー(ジム・ブロードベント)にクリスチャンを認めさせる計画を立てます。トゥールーズロートレック達と共に歌を書く事になったクリスチャンは、生まれて初めてアブサンを飲み、酩酊状態でムーラン・ルージュの芝居に潜り込みます。ムーラン・ルージュでは多くの着飾ったカンカンダンサーが芝居を盛り上げ、高級娼婦サティーン(ニコール・キッドマン)がトリをつとめていました。サティーンは自分を女優すると約束した公爵と会うことを心待ちにしていましたが、クリスチャンを公爵だと勘違い、クリスチャンはサティーンに自作の詩を朗読し、二人は恋に落ちてしまいます。クリスチャンが貧乏作家だと知っても、もはや恋の炎は消えません。作家と女優の関係を装いつつ愛し合う二人は、オーナーのジドラーにキスの現場を見られてしまい、サティーンは資産家の公爵(リチャード・ロクスボロウ)のもとへ行くように命じられます。公爵がはクリスチャンに激怒、さらに結核で自分の死期が近いことを知ったサティーンは、クリスチャンと別れることを決意しますが、ムーラン・ルージュの舞台で芝居と現実がシンクロしていく中、二人の愛は再び燃え上がります。まもなくサティーンは亡くなり、クリスチャンは心から愛した女の物語を書きはじめます。

レビュー・解説 

初めてこの映画を観た時に、華やかなセットや衣装、思い切りの良い画面構成、効果、大胆な選曲に、ミュージカル映画を敬遠していた私も、思わず引き込まれてしまいました。それまでのミュージカル映画の常識を覆す、バズ・ラーマン監督ならではの演出です。米国では長い間、ミュージカル映画が不振でしたが、「ムーラン・ルージュ」は、1991年に公開されたディズニーのアニメ映画「美女と野獣」以来、初めてアカデミー作品賞にノミネートされたミュージカル映画となりました。ノミネートは、作品賞、主演女優賞 、編集賞、撮影賞、衣装デザイン賞、美術賞、ヘアメイク賞、歌曲賞の8部門に渡り、衣装デザインと美術の二賞を受賞しました。その斬新さ故に、嫌う人もいましたが、その後のミュージカル映画に与えた影響は大きく、

といった、ミュージカル映画ファンに限らず、幅広い層が楽しめる作品が続出、ミュージカル映画のイメージを書き換えました。

 

ニコール・キッドマンユアン・マクレガーのパフォーマンスが魅力的です。ニコール・キッドマンは撮影中に肋骨を二本折り、膝にも怪我をしてしまったのですが、彼女は車いすで撮影に臨みました。彼女が車椅子に座ったまま、バストアップで撮影されたシーンも含まれているようです。ニコール・キッドマンが演じたサティーン役には、キャサリン・ゼタ・ジョーンズレニー・ゼルウィガー、ケイト・ウィンズレット、ヒラリー・スワンクほかが、考えられて、もしくはオーディションを受けていました。ユアン・マクレガーが演じるクリスチャン役には、ヒース・レジャーヒュー・ジャックマン、ジェイク・ジレンホールほかが、考えられて、もしくはオーディションを受けていました。

サウンドトラック 

見どころ、聞きどころ、たくさんありますが、エレファント・ラブ・メドレーは「ロミオとジュリエット」のバルコニー・シーンに匹敵する名場面ではないかと思います。ユア・ソングはエルトン・ジョン の名曲ですね。 エル・タンゴ・ド・ロクサーヌは迫力満点です。この映画は、サウンド・トラックも聞き応えがあると思います。

 

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動画クリップ(YouTube

撮影地(グーグルマップ)

パリのムーラン・ルージュ(実物)

撮影はセットで行われています。

 

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関連作品

バズ・ラーマン監督作品のDVD(Amazon

  「ロミオ+ジュリエット」(1996年)

  「華麗なるギャツビー」(2013年)

 

  ニコール・キッドマン出演作品のDVD(Amazon

「誘う女」(1995年)

  「めぐりあう時間たち」(2002年)

  「ラビット・ホール」(2010年)

 

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  「オール・ザット・ジャズ」(1979年)

  「ムーラン・ルージュ」(2001年)

  「シカゴ」(2002年)

  「ドリーム・ガールズ」(2006年)

  「ザ・マペッツ」(2011年)

  「レ・ミゼラブル」(2012年)

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