夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

オーストラリア映画

「LION/ライオン 〜25年目のただいま〜」:実話の映画化をワインスタインが目利き、豪華俳優陣と劇的構成で実現された感涙必至の感動作

「LION/ライオン 〜25年目のただいま〜」(原題:Lion)は、2016年公開のオーストラリア・アメリカ・イギリス合作のドラマ映画です。サルー・ブライアリーのノンフィクション「25年目の『ただいま』 5歳で迷子になった僕と家族の物語」を原作に、ガース・デ…

「15歳のダイアリー」:性に目覚め、大人になりかけたアンバランスな少女の厳しい経験を、リリカルに透明感のあるパフォーマンスで描く

「15歳のダイアリー」(原題:Somersault)は2004年公開のオーストラリアのドラマ映画です。ケイト・ショートランド監督、アビー・コーニッシュ、サム・ワーシントンら出演で、愛を渇望する孤独な少女の心と性の彷徨いと成長を、繊細なタッチで描いたロード…

「奇跡の2000マイル」:駱駝と犬とともに砂漠を徒歩で縦断する女性をミア・ワシコウスカが好演、人間と厳しい自然の関わりを感じる作品

「奇跡の2000マイル」(原題:Tracks)は2013年公開のオーストラリアのドラマ映画です。オーストラリア西部に広がる砂漠2000マイル(約3000キロ)を横断した女性ロビン・デヴィッドソンの回顧録「Tracks」を原作に、ジョン・カラン監督、ミア・ワシコウスカ…

「マッドマックス 怒りのデス・ロード」:ウーマン・パワーはシリーズ復活の隠れた起爆剤?

「マッドマックス 怒りのデス・ロード」(原題:Mad Max: Fury Road)は、2015年公開のオーストラリアの映画です。終末的な世界で繰り広げられる壮絶なサバイバル・バトルを描いたメル・ギブソン主演のアクション「マッドマックス」シリーズの第4作で、前作…

「プリデスティネーション」:男女二役のサラ・スヌークが光るタイムトラベル・サスペンス・ムービー

「プリデスティネーション」(原題:Predestination)は、2014年公開のオーストラリアのSFサスペンス映画です。マイケル&ピーター・スピエリッグ兄弟が監督、イーサン・ホーク主演で、携帯型タイムマシンにより過去や未来を行き来する時空警察のエージェント…

「さよなら、アドルフ」:ナチス高官の14歳の娘の凄惨な逃避行を生々しく描いた異色作

「さよなら、アドルフ」(原題:Lore)は、2012年公開のオーストラリア、ドイツ、イギリス合作のドラマ映画です。レイチェル・シーファーの小説「暗闇のなかで」の中の「ローレ」を原作に、ケイト・ショートランド監督、サスキア・ローゼンダールら出演で、…