夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

2017-10-25から1日間の記事一覧

「グリーンルーム」:ネオナチ集団に楽屋を包囲されたパンクバンドの恐怖を、揺るぎない構想・構成、一流俳優で描く、見応えあるスリラー

「グリーンルーム」(原題:Green Room)は、2015年公開のアメリカのバイオレンス・スリラー映画です。ジェレミー・ソルニエ監督・脚本、アントン・イェルチン、イモージェン・プーツら出演で、ネオナチ集団の巣窟でライブに出演した売れないパンクバンドが…