夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

2017-05-03から1日間の記事一覧

「グッバイ、サマー」:現実と夢の記憶を再構成、少年のファンタジックな冒険と友情をノスタルジックにほろ苦く描き出した自伝的青春映画

「グッバイ、サマー」( 原題:Microbe et Gasoil、英題:Microbe and Gasoline)は、2015年公開のフランスの自伝的青春コメディ映画です。「自らが体験したことを元に冒険したかった」というミシェル・ゴンドリーの監督・脚本、アンジュ・ダルジャン、テオ…