夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

2017-04-04から1日間の記事一覧

「オマールの壁」:テロを仕掛けた為に、イスラエルの諜報活動に翻弄される若者たちをリアルに描く、パレスチナ製クライム・サスペンス

「オマールの壁」(原題:عمر、英題:Omar)は、2013年公開のパレスチナのクライム・サスペンス&ドラマ映画です。ハニ・アブ・アサド監督・脚本、アダム・バクリら出演で、分離壁を越えて恋人と会うパレスチナの青年がテロ容疑でイスラエルの秘密警察に捕ま…