夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

2016-10-28から1日間の記事一覧

「ウェイバック -脱出6500km-」:酷寒のシベリアからインドまで、装備も食料も持たずに過酷な大自然を歩く、壮大な叙事詩的スペクタクル

「ウェイバック -脱出6500km-」(原題: The Way Back)は、2010年公開のアメリカのドラマ映画です。元ポーランド兵士スラヴォミール・ラウイッツが1956年に発表した書籍「The Long Walk」(邦題:脱出記 シベリアからインドまで歩いた男たち)を原作に、ピー…