夢は洋画をかけ廻る

洋画のレビューや解釈、解説、感想、撮影地、関連作品などを掲載しています。タイトルは、松尾芭蕉最後の句と言われる「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」由来です。病に伏してなお、夢が枯野をかけ廻るとは根っからの旅人だったのですね。映画はちょっとだけ他人の人生を生きてみる、いわば人生の旅のようなもの。願わくば、芭蕉のような旅の達人になりたいものです。

2016-08-26から1日間の記事一覧

「ウェンディ&ルーシー」:女性監督が描くアメリカの底辺の崖っぷちを彷徨う若い女性の孤独な戦いを、ミシェル・ウィリアムズが演ずる

「ウェンディ&ルーシー」(原題:Wendy and Lucy)は、2008年公開のアメリカのドラマ映画です。ケリー・ライヒャルト監督・脚本、ミシェル・ウィリアムズ主演で、仕事を求め、愛犬ルーシーと車でアラスカへ向かう途中、ドッグフードも底を尽き、車も故障して…